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IT業界の起業家インタビュー

株式会社フィーリスト 代表取締役 吉野 俊文

IT「すべてはお客さまの満足のために」を理念に、目指すは「最強の技術者集団」

株式会社フィーリスト 代表取締役 吉野 俊文

いま、ニアショア開発の分野において、技術力に対する高い信頼性と柔軟な対応力が評価され、設立4年ながら急速な勢いで全国に顧客基盤を広げている企業がある。札幌市(北海道)に本拠を置くフィーリストだ。同社ではいま、開発ニーズを抱える全国の企業を支援すべく、各地に拠点網を拡大中だ。「ニアショア開発の分野で日本を代表する企業になる」と語る同社代表の吉野氏に、成長の要因や将来ビジョンなどについて聞いた。

※下記はベンチャー通信78号(2020年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

「業界最速」を目指した、スピード感を武器に成長

―事業内容を教えてください。

 Webシステム開発全般の受託開発事業と、人材派遣を通じて技術力を提供するSES(※)事業のふたつを事業の柱に、一部でアプリ開発なども手がけています。

 札幌市に本社を構える当社ですが、いわゆる「ニアショア開発」の受け皿として多くの引き合いを受けており、最近では北海道のみならず、システム開発ニーズを抱える全国の企業と付き合いが広がっています。

※SES:System Engineering Serviceの略。ソフトウェアやシステムの開発・保守・運用において、エンジニアの労働力を提供する契約形態のこと

―競争が激しい業界において、成長している理由はなんですか。

 ひとつは、「業界最速」を目指したスピード感です。開発自体のスピードはもちろんですが、変化の激しい市場環境のなかで、お客さまが開発への意思決定を迅速にできることも非常に重要です。そのため当社では、提案や見積り、さらにはプロジェクトの立ち上げ時間といった、あらゆる場面でのスピードに強くこだわっています。

 もうひとつは、そのスピードを支える若くて優秀なエンジニアたちの存在です。当社には、平均年齢が30歳以下と若いながらも、ニアショア開発で多くの経験を積んだ優秀なエンジニアが各拠点に多数在籍しています。若さゆえに最新技術の吸収力に優れ、柔軟な発想力も備えています。こうした人材が、「すべてはお客さまの満足のために」という理念のもと、お客さまの課題解決に真摯に向き合う姿勢が支持されているのだと思います。

顧客満足度向上の起点は、エンジニアの働きがい

―エンジニア不足が深刻ななか、なぜ若くて優秀な人材を集められるのでしょう。

 エンジニアに「働きがいのある環境」を提供することは、つねに心がけています。それがとりもなおさず、「お客さまの満足」につながるからです。そうした環境が提供できれば、エンジニアは長く当社で多様な経験を積むことができ、それがエンジニアとしてのスキルの向上、ひいては会社としての競争力の強化にもつながります。

 当社が新しい技術やサービスに積極的に挑戦しているのもそのためです。さらに東京での大手IT企業による大規模な開発案件や、最先端の技術を駆使したプロジェクトに携わることで、エンジニアの成長意欲に応えることもできます。最新技術に触れられることは、成長意欲のあるエンジニアにとってこれ以上ない刺激になりますから。

 また、優秀なエンジニアの必須要件となるコミュニケーション能力の育成に力を入れているのも、同じ背景です。定期的に研修の機会を設け、技術だけではなく、総合的な視点でエンジニアとしての成長や働きがいを手にしてもらい、「お客さまの満足」につなげてもらいたいのです。

―フィーリストのエンジニアは、そうした体験を地方にいながらできると。

 そのとおりです。当社が積極的に地方での拠点展開を進めている理由のひとつも、そこにあります。「なにができるか」と同様、「どこで働くか」も若手人材にとっては仕事選びの大切な条件だからです。地方には若くて優秀な人材が多くいますが、活躍の場があまりに少ない。そうした人材の受け皿になれれば、東京で行うよりもスピードや品質、コストなどさまざまな面で競争力の高い開発が可能になる。そうした価値を北海道から発信したいのです。

夢は47都道府県に拠点を設け、最強の技術者集団をつくること

―今後の成長戦略を聞かせてください。

 現在の札幌、東京、仙台にくわえ、いま準備が進んでいる京都、福岡、沖縄も含めた6拠点展開はすでに見えており、さらに近くベトナムでの拠点構築も視野に入れています。人材の確保も進んでおり、2~3年以内には200名体制へと拡充し、強固で柔軟なエンジニア・ネットワークを構築する計画です。ゆくゆくは、47都道府県すべてに拠点展開を果たし、「自由転勤制度」によってエンジニアが働く場所や、携わる技術テーマを自由に選べるような環境をつくりたいのです。その先に、地方の優秀な人材が集う「最強の技術者集団」をつくりあげるのが夢ですね。そこでもこだわりたいのは、あくまでも「お客さまの満足」。技術を求めるお客さまにとって、つねに心強いパートナーであり続けたいのです。

吉野 俊文(きの としふみ)プロフィール

1981年、北海道生まれ。高校卒業後、公務員に。その後、飲食店勤務などを経たのち、IT企業でエンジニア経験などを積み、2015年に株式会社フィーリストを設立し、代表取締役に就任。

企業情報

設立 2015年8月
資本金 1,000万円
売上高 6億3,000万円(2020年2月期見込み)
従業員数 71名(2019年10月1日現在)
事業内容 ニアショア開発、受託開発、ホームページ制作、SES、建築土木
URL https://feelist.co.jp/

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