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ベンチャー通信編集部注目の起業家インタビュー

株式会社インフィニティエージェント 代表取締役 岡田 裕平

注目「伝える力」と「伝える仕組み」で、顧客の「無限の可能性」を引き出す

株式会社インフィニティエージェント 代表取締役 岡田 裕平

設立5年目ながら、競争激しいインターネット広告の世界で急成長を遂げ、周囲の注目を集めている会社がある。インフィニティエージェントだ。「業界の課題を解決し、健全な成長に貢献したい」。同社代表、岡田氏のそんな強い想いが原動力になった挑戦は、契約継続率97%という顧客からの高い支持をもたらしている。今後IPOも視野に入れるという同社の成長要因や今後のビジョンについて、岡田氏に話を聞いた。

※下記はベンチャー通信79号(2020年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

起業を決意させた「苦い経験」

―事業内容を教えてください。

 当社の主力事業は、デジタルマーケティング事業です。おもにインターネット広告を駆使し、顧客の課題解決に貢献する事業で、これが売上の8割を占めています。この事業を中心に、そのノウハウを活用したフィンテック事業やインターネットメディア事業という3つの主力事業を展開しています。デジタルマーケティングは、言わずと知れた「レッドオーシャン」ですが、ありがたいことに設立5期目の若い当社にもかかわらず多くのお客さまから支持をいただき、毎年150%以上の成長を続けています。昨年度の売上高は8億4,000万円でしたが、今年度は15億円以上を見込んでいます。

―なぜ、レッドオーシャンであるデジタルマーケティング市場に挑んだのですか。

 私の過去の経験が大きく影響しています。じつは私は、前々職で新規事業の立ち上げに関わった際、インターネット広告による集客を担当しました。つまり、私のキャリアは広告主側から始まっています。そこで、広告代理店に数千万円の予算を預け、事業の命運をかけました。しかし、当時の私はインターネット広告の理解が足りず、成果があがらない現状を打開できないまま、あっという間に予算が消化された結果、事業部をつぶしてしまった苦い経験をしました。その悔しさが、この業界に挑戦する原動力になったことは間違いありません。

 そこで、インターネット広告代理店大手のトランスコスモスに転職を決意し、私のような悔しい想いをする広告主をひとりでも減らそうと努めてきました。しかし、その過程で業界にはなかなか解消されない大きな問題があることが見えてきました。

―それはどのような問題でしょう。

 広告運用の成果が「属人化」しており、どの担当者が運用するかで、成果に大きな差が生まれてしまうことです。この問題は今も変わらず、企業規模の大小を問わず業界全体に横たわっています。しかも、優れたスキルを持つマーケターでも、運用の秘訣を聞くと「感覚ですね」と答える人が多くいます。属人化された知見が共有されることもない。この問題を解消することが自分の役目だと使命感を抱いたのと同時に、そこに大きなチャンスがあると感じ、レッドオーシャンでの起業を決意したんです。

「言語化」「仕組み化」を徹底し、運用成果の属人化を排除

―起業後は急成長を遂げていますね。要因はなんですか。

 「属人化」を排し、高いレベルでサービス品質を均質化できたことが要因でしょう。当社では、「言語化」「仕組み化」を徹底しており、業務に個人の感覚が入り込む余地を極力なくしています。指示を出す際にも、決して抽象的な表現を使わず具体的な言語を使い、場合に応じた行動を明確に規定する標準化を追求しています。それらのマニュアルは動画やテキストにまとめ、社内で共有しています。

 こうした教育を重視する理由は、当社が平均年齢25歳の若い会社であるためです。ただし、経験は浅くとも、このメソッドを徹底できれば、サービス品質は必ず維持できます。ですから当社では、経験よりも育成に重点を置いた人材戦略をとっています。

―今後のビジョンを聞かせてください。

 まず、主力のデジタルマーケティング事業において、業界の課題である「属人化」をテクノロジーの力で変えていきたいですね。当社が徹底している「言語化」「仕組み化」にも限界点はあります。この点をテクノロジーに磨きをかけ、乗り越えていきたいのです。すでに、当社の英知を結集したマーケティングツールの開発に着手しており、完成が楽しみでもあります。

 また、会社の売上成長は今後もどん欲に追い求めたいですね。売上は、当社に関わる人々の「ありがとう」の総和だと思っています。だから、売上成長を追う姿勢はなくしたくないし、スピーディに実現していくことに意味がある。そのためには、IPOも重要な選択肢だと考えています。社員に成長を求めている以上、会社自体や経営者自身が成長しなければ、社員への責任を果たしたことにはなりませんから。

 技術の進展が目まぐるしい業界ですが、我々が大切にしている、セールス&マーケティングの強みを通じて磨き上げてきた「伝える力」や「伝える仕組みづくり」の重要性は、これからもきっと変わることはありません。ですから、我々が掲げている「セールスとデジタルを駆使し、無限の可能性を引き起こす」というビジョンの実現は、今後も成長の原動力になり続けます。

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