INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

北海道で躍進する注目のテレマーケティング企業の流儀
もっとも大事なのは「ヒトの成長」。その先にこそ会社の成長が描ける
株式会社one net 代表取締役社長 星 祐貴
Sponsored 株式会社one net
「ヒトがヒトを育む企業づくり」をビジョンに掲げ、北海道を拠点にBtoCのコールセンター事業を展開するone net。コロナ禍をものともせず、大手通信キャリアの回線販売件数で全国1位(※)を獲得するなど売上、人員ともに、いま急成長を遂げている注目のベンチャー企業である。その成長の原動力について、同社代表の星氏は、「起業の原点に立ち返り、経営方針をより明確化したことが要因」だと語る。それはどういったことなのか。人づくりにかける想いや、今後の会社の成長ビジョンなども含めて、同氏に聞いた。
※当該通信キャリア調べ
※下記はベンチャー通信83号(2021年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
「ヒトの成長」が第一、そんな会社があってもいい
―まずは事業内容を教えてください。
コールセンターからお客さまへコンタクトをとるテレマーケティング事業をメインに、全国のパートナーの営業支援を行うパートナー事業、Webサイトの運営や集客を行うWebマーケティング事業、イベントブースの開催支援といったセールスプロモーション事業などを展開しています。さらに最近では、これまで築いてきた営業力と販売チャネルを活かし、当社開発の商品を直接販売する、いわゆるDtoC事業も手がけています。こうした業容の拡大に合わせて、従業員数はこの2年で50名前後から約300名へと増えました。売上高も前期は約8億円だったものが、今期は約18億円へと伸びています。
―その大きな成長の要因はなんですか。
当社ではこの1~2年、経営方針をめぐり大きな意志決定を行っています。具体的には、起業時の原点である理念に立ち返り、事業の優先順位を「ヒトの成長にコミットすること」に大きく振り切ったのです。
当社のようにテレマーケティング事業を主力とする企業の多くは、良くも悪くも実力主義の傾向が強く、数字を残せばそれだけ報われるのが魅力です。得られる報酬も上がり、早くから多くの部下をもてることは醍醐味とも言えます。実際、私が学生時代にコールセンターでアルバイトを経験した際は、年齢や経歴もバラバラの50~100名もの部下をマネジメントしていました。そこでの得難い経験や成長実感によって、当時教員を目指していた私は、この業界に就職する道を選びました。社会に出てからでも多くを学べるし、「ヒトの成長」にもかかわれる仕事があるというのは、当時の私にとって大きな発見だったのです。
当社のようにテレマーケティング事業を主力とする企業の多くは、良くも悪くも実力主義の傾向が強く、数字を残せばそれだけ報われるのが魅力です。得られる報酬も上がり、早くから多くの部下をもてることは醍醐味とも言えます。実際、私が学生時代にコールセンターでアルバイトを経験した際は、年齢や経歴もバラバラの50~100名もの部下をマネジメントしていました。そこでの得難い経験や成長実感によって、当時教員を目指していた私は、この業界に就職する道を選びました。社会に出てからでも多くを学べるし、「ヒトの成長」にもかかわれる仕事があるというのは、当時の私にとって大きな発見だったのです。
―教員以上のやりがいがありそうだと。
ええ。しかし、一方でこの業界は「結果がすべて」という価値観が根強いのも事実で、ともすれば、「ヒトの成長」を数字だけで判断する風潮もありました。業界経験を重ねるなかで、いつしか「数字を達成したから、君は成長している」という思考に違和感を抱くように。「ヒトの成長」は、数字だけで測れるものではないはず。そんな想いが起業という決断につながりました。「ヒトの成長にコミットする」ことを第一に掲げる会社があってもいいし、ないならば自分がつくろうと考えたのです。
とはいえ当社も、正直に言えば、一時期は数字を重視する経営にブレそうになった局面もありました。しかし、数字を追い求めた末に、社内がギスギスとした雰囲気になっていくのを感じ、これではなんのために起業したのかと疑問を感じたのです。もう一度、「ヒトの成長」に全力投球で向き合おうと。その成果がカタチとなって表れたのが、最近の業績だと思っています。
とはいえ当社も、正直に言えば、一時期は数字を重視する経営にブレそうになった局面もありました。しかし、数字を追い求めた末に、社内がギスギスとした雰囲気になっていくのを感じ、これではなんのために起業したのかと疑問を感じたのです。もう一度、「ヒトの成長」に全力投球で向き合おうと。その成果がカタチとなって表れたのが、最近の業績だと思っています。
従業員数1,000名が目標 新卒採用も開始
―one netがこだわる「ヒトの成長」とは、どのようなものですか。
当社を辞めたとしても、社会に通用する人材に育てることを目標にしています。営業人材として社会で生き抜いていけるよう、ビジネススキルや社会人としての考え方を身につけていくことです。単なる営業テクニックを身につけるだけではなく、ましてや会社の色に染めていくことでもありません。それが、逆に社会で生きていく力を奪ってしまうのでは意味がない。
そのために、当社では月数回ペースでメンバーとの面談を重ねています。それが、社内の風通しを良くし、不安やストレスなく、仕事の意味を考えながら主体的に業務に向き合える環境をつくっているのだと思います。最近では、アルバイトのメンバーから「社員が楽しそう」という声が上がってくるようになりましたね。
そのために、当社では月数回ペースでメンバーとの面談を重ねています。それが、社内の風通しを良くし、不安やストレスなく、仕事の意味を考えながら主体的に業務に向き合える環境をつくっているのだと思います。最近では、アルバイトのメンバーから「社員が楽しそう」という声が上がってくるようになりましたね。
―今後のビジョンを聞かせてください。
従業員数1,000名というのが、ひとつの目標です。人材育成の環境も整ってきましたので、2022年度からはいよいよ新卒採用を本格的にスタートすることも決めました。当社では現在、DtoC事業の新規商材の開発にも力を入れており、事業の幅が大きく広がり、成長の次なるステージに突入しようとしています。新メンバーには、このチャレンジを一緒に手がけ、未来のone netを担う人材に成長してもらいたいと期待しています。我々も、「ヒトの成長にコミットする」ことに、ゴールはないと思っています。ヒトを育てることができる土壌をいま以上に充実させていきながら、新たなメンバーの加入を心待ちにしています。
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