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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社ビズリンク 代表取締役社長 兼 CEO 姜 大成

人材ビジネスを端緒にベンチャー代表が描く壮大なビジョン

「日本株式会社」の人事制度を、新時代に合わせて刷新してみせる

株式会社ビズリンク 代表取締役社長 兼 CEO 姜 大成

2015年に創業し、フリーランス人材の業務委託紹介サービスを主力に展開しているビズリンク。人材と企業のマッチング実績を着実に伸ばし、特にここ数年で事業規模は急速に拡大している。しかし、同社代表の姜氏は「当社のビジョンを実現するには、人材ビジネスにとどまらず、さまざまな新規事業を立ち上げていかなければならない」と語る。ビズリンクが目指すビジョンとはいったいどのようなものか、同氏に聞いた。
※下記はベンチャー通信84号(2022年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

会社の看板に頼らない働き方、模索すべき時代は確実に到来

―事業内容を教えてください。

 フリーランス人材と企業をマッチングする2つのサービスをおもに提供しています。1つ目は、エンジニアやWebデザイナーなどの人材を業務委託のかたちで企業に紹介する『ビズリンクフリーランス』。2つ目は、DXの専門知識をもつ人材を「顧問」や「コンサルタント」として企業に紹介する『ビズリンクプロシェアリング』です。いずれも、日本では比較的新しい人材活用を企業に提案するサービスですが、事業戦略の方針転換や営業プロセスの仕組み化を繰り返すなかで、3年ほど前から事業規模が拡大。従業員数や売上は前年比で2倍へと増えるペースで伸びています。

―フリーランス人材を軸に事業を始めたのはなぜですか。

 会社の看板に頼らない働き方を模索すべき時代が日本にも必ず訪れると確信したからです。私は前職で、上場企業を退職した元役員たちを「顧問」として企業に紹介する事業に携わりました。しかし、残念ながら委託先が決まる人はほんの一握りでした。上場企業の元役員ですらそうした状況ならば、今後「人生100年時代」を迎えるなか、中小・中堅企業で働く多くの人は退職後、活躍の場を失ってしまうのではないか。そんな危機感を覚えたのです。そして、フリーランス先進国と言われるアメリカのように、「日本も個人でお金を稼げる社会の仕組みを整えていくことが求められる」と考え、フリーランス人材を軸とした事業でビズリンクを創業したのです。

 ただし、当社が目指すのは、たんに新しい働き方を広めることではありません。

誰もが平等に機会を得られる、社会をつくっていく

―どういうことでしょう。

 我々が描いているビジョンは「誰もが機会を平等に与えられる社会」です。現在においては、資金力のある企業に優秀な人材が集まります。また、裕福な家庭に生まれた個人も、「いい学校」に進学でき、「いい会社」に入りやすい。しかし、「フリーランス人材への業務委託」のように雇用形態が柔軟になれば、資金力のない企業でも優秀な人材から知見を得ることができますし、裕福でない家庭に生まれた個人でもスキルを身につけて努力すれば、大きなビジネスにかかわる機会を得られる。このように、資金のあるなしに関係なく、個人も法人も機会を平等に与えられる世の中を我々はつくっていきたいのです。そのためには、言わば「日本株式会社」という会社の人事制度を新たな時代に合わせて刷新する必要があります。また、そのように社会の仕組みを刷新するには、人材ビジネスを提供するだけでは十分でないと考え、さまざまな新規事業の展開を模索しているところです。

新規事業に挑戦していきたい。将来は金融や不動産も

―具体的にはどういった事業を展開していきますか。

 たとえば昨年にはすでに、フリーランス人材を支える社会保障制度を民間で整備していこうと、「ITフリーランス協会」という一般社団法人を設立しました。フリーランス人材は一般的に、各種ローンの申請が通りにくく、住宅の賃貸・売買のハードルが高いという現状があります。そのために、理想とするライフスタイルを実現できない人や、独立に踏み切れない人は数多くいるのです。当社では、こうした人たちがより理想的なライフスタイルや働き方を追求できるよう、信用保証サービスといった金融や、不動産などの事業にも参入していきたいとも考えています。

―今後のビジョンを聞かせてください。

 1960年に創業したリクルート社が日本の人材市場を大きく切り拓き、新たな事業を創出し続けているように、当社も人材市場を新時代に向けてアップデートできるような、「現代版リクルート」を目指します。ただしそのためには、会社の成長と挑戦を後押ししてくれる新たな仲間の存在が不可欠です。「フリーランス市場をとりまく社会の仕組みを変える」という大きなミッションに向けてチャレンジしたい人は、ぜひ当社の仲間にくわわってほしいですね。
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