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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社フィーリスト 代表取締役 吉野 俊文

ニアショア開発で躍進を続ける注目の北海道発ITベンチャー

理念で結ばれたエンジニアたちが、幸福を追求できる環境でありたい

株式会社フィーリスト 代表取締役 吉野 俊文

全国に拠点を広げながら成長を続けているフィーリスト。その成長の原動力は、各地から集まる若くて優秀なエンジニアたちの活躍だ。社員数100名を超え、拠点数が増えるなかでも、会社が掲げる経営理念への共感が、メンバーたちの結束を生み出している。ここでは、各拠点をけん引する4名のメンバーに、フィーリストの魅力などについて聞いた。
※下記はベンチャー通信84号(2022年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

社員同士のつながりを、大事にしている会社

―みなさんの仕事内容を教えてください。

池田:札幌本社で、あるBtoCサービスのWebアプリケーションのシステム開発を担当しています。入社3年目になりますが、リーダーとして案件の進捗管理やメンバーのマネジメントも任せてもらっています。

森:私も同じく札幌本社で、請求書の管理システムの開発に従事しています。入社3年目になりますが、複数のメンバーをマネジメントするリーダー職を務めています。

玉井:私は京都オフィスに勤務し、大阪のお客様の現場で開発を担うSESに従事しています。リーダーとして札幌と京都をつなぐ窓口も務めており、全国展開を目指すフィーリストの関西における拠点づくりという役割も意識しています。

万木:私も京都オフィスでSESに携わり、スマホのメンバーズアプリを開発しています。

―みなさんにとってフィーリストとはどのような会社ですか。

池田:年齢層は20代が多く、若いエンジニアたちがけん引している会社です。お互い切磋琢磨しながら個人や組織のスキルを高め合っていることが、フィーリストの強みになっています。一方で、経歴や個性がバラバラな人が集まっている会社でもあり、ある意味「共通点が無い」ことが共通点と言えるほど多様性があるのも特徴です。

万木:京都オフィスもまさにその通りで、さまざまなバックグラウンドをもった若手エンジニアが多く活躍しています。京都の場合、拠点自体が若いため、まだ体制が整っていない部分も多い反面、物事が決まるスピードがとても速いです。それには、現場の声を積極的に吸い上げてくれる会社の考え方が影響しており、若手が働きやすい環境を生み出している一因だと感じます。

森:私は、社員同士のつながりをとても大事にしている会社だと感じています。拠点や社員が徐々に増えているため、最近では直接顔を合わせることができないメンバーも増えてきました。すると会社は、通常のオンラインミーティングでの意思疎通では不十分と考え、仮想空間を利用したバーチャルオフィスを構築してくれたのです。社員間や拠点間の連携ができるようになったため、とても働きやすい環境ができました。

玉井:ですから、じつは札幌のみなさんと直接お会いするのは今日が初めてなのですが、初めて会った気がしないんですよね(笑)。人と人がつながり、社内でお互いを支え合える環境というのは、お客様に対しても誠実に対応する社風や文化も育てていると思います。

社員も拠点も増えるいま、「経営理念」が拠り所に

―そうした文化は、社内でどのように共有されているのでしょう。

玉井:「経営理念」は、社員が文化や価値観を共有する際の拠り所になっています。社員が100名を超え、拠点も増えるいまも、社員がまとまっている背景には、理念の共有があります。自分自身も仕事を通じて理念を振り返ることも多く、特に「最先端、最高の技術で、最高の価値を提供します」という宣言には強く共感しています。仕事の目的はお客様にとっての「最高の価値」であり、その方法は時々に変わりうる。そうしたお客様視点や思考の柔軟性は、理念を通じて社内に浸透しています。

池田:「お客様と社員の幸福を追求します。」という宣言に共感する社員も多いですね。最近も本社で社員食堂や社宅が整備されたことで、理念を重んじる会社の姿勢が社員間で再確認される場面もありました。

森:会議や規程なども現場目線で柔軟に変更してくれるところにも、社員本位で会社が運営されていることを実感します。

万木:フィーリストでは、社員の幸福を追求する姿勢が採用面接の段階でも徹底されているんです。幼い子どもを抱えての勤務に不安を感じていた私に、採用担当者は「正社員で働いてみて、難しければ別の働き方を探そう」と親身に寄り添ってくれました。掲げてきた理念が、会社の隅々に浸透していることを強く実感した体験でした。

―みなさんの今後の目標はなんですか。

万木:私はシンプルにこの会社が好きなので、そう思える環境を守っていくためにも、京都から会社の成長に貢献していきたいです。

玉井:私も京都拠点の成長が目標です。今後、会社が目指す全国展開の際のモデルケースになれれば、うれしいですね。

森:私のように「仕事が楽しい」と思えるいまの環境を、これから続く後輩たちにも残していきたいですね。

池田:会社が掲げる高い成長目標に合わせて、これからも仲間はどんどん増えてくると思います。彼ら彼女らに技術も理念も継承して、エンジニアの楽しさを実感してもらうことが私たちの役割だと思っています。

PROFILE プロフィール
吉野 俊文(きの としふみ)プロフィール
1981年、北海道生まれ。高校卒業後、公務員に。その後、飲食店勤務などを経たのち、IT企業でエンジニア経験などを積み、2015年に株式会社フィーリストを設立。代表取締役に就任。
企業情報
設立 2015年8月
資本金 1,000万円
売上高 11億円(2022年2月期)
従業員数 106名(2022年1月1日現在)
事業内容 ニアショア開発、受託開発、ホームページ制作、SES、建築土木
URL https://feelist.co.jp/
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