INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

「温かい想い」を糧に急成長する理念重視型ベンチャー
「自分以外の誰かを大切にする」その願いを叶える事業を創りたい
株式会社このめ 代表取締役 根岸 賢伍
Sponsored 株式会社このめ
「誰かが自分以外の誰かを大切にしたいと願った時、そこに介在するサービスを創る。」という理念を掲げ、2021年4月に創業した「このめ」。創業1期目にして業界大手のライバー事務所と有力な営業代理店の2つの顔をもつまでに成長した同社だが、今後はさまざまな事業の展開を計画しているという。同社のビジネスには、どんな想いが込められているのか。代表の根岸氏に詳細を聞いた。
※下記はベンチャー通信86号(2022年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
ライバー事業と営業代行は、創業1年でトップクラスに
―事業内容を教えてください。
おもに「ライバー事業」と「法人営業事業」の2つを手がけています。ライバー事業では、『Pococha』や『TikTok LIVE』といった配信プラットフォームを使ってライブ配信を行う人、いわゆる「ライバー」のマネジメントをしています。具体的には、配信プラットフォームへのライバーの登録、配信に関するノウハウの提供、企業案件の調整などです。法人営業事業では、インターネット経由でソフトウェアを提供する「SaaS(※)」の法人向け販売代行などを行っています。
ライバー事業については、わずか1年ほどで1,000人を超えるライバーが所属する、業界大手の事務所へと成長。法人営業事業は、営業代理店数百社のなかでトップクラスの商品売上に貢献するなどの実績をあげています。会社全体としては、1期目の締めとなる2022年3月時点で月商2,000万円まで成長しており、今期は年商を5億円と見込んでいます。
ライバー事業については、わずか1年ほどで1,000人を超えるライバーが所属する、業界大手の事務所へと成長。法人営業事業は、営業代理店数百社のなかでトップクラスの商品売上に貢献するなどの実績をあげています。会社全体としては、1期目の締めとなる2022年3月時点で月商2,000万円まで成長しており、今期は年商を5億円と見込んでいます。
※SaaS : Software as a Service の略で、クラウドサーバにあるソフトウェアをインターネット経由で利用できるサービス
―どうして、これら2つの事業に注目したのでしょう。
ライバー事業に関しては、共同創業者が、人気ライバーとして活動していたことがきっかけです。ライブ配信は、配信者と視聴者が家族のように非常に温かくつながっていて、立場を越えて元気を与えあう関係ができます。そんな関係に支えられていた彼には、ライバー業界を盛り立てて、「より多くの人たちが想いあえる場所を広げていきたい」という気持ちが根底にありました。また、市場規模が創業当初すでに100億円を超えており、ユーザーも増加傾向にあって将来性が高い点も魅力でした。
法人営業事業に着目した理由は、私と共同創業者が大手メーカーのキーエンスの社員時代に培ったビジネスノウハウを活かせば、十分な業績をあげて、会社の安定成長に寄与できると考えたからです。いずれは営業の拠点展開を進め、「自分の大切な人のために、社員が働く場所を自由に選べるようにしたい」という想いもありました。
法人営業事業に着目した理由は、私と共同創業者が大手メーカーのキーエンスの社員時代に培ったビジネスノウハウを活かせば、十分な業績をあげて、会社の安定成長に寄与できると考えたからです。いずれは営業の拠点展開を進め、「自分の大切な人のために、社員が働く場所を自由に選べるようにしたい」という想いもありました。
家族に対する感謝の想いが、会社を立ち上げるきっかけに
―事業に対して、そのような想いをもっている理由はなんでしょうか。
私が起業する際、「ビジネスを通じて、家族に恩返しがしたい」と考えたからです。私は学生時代に日本最大級のサークルの代表を務めていて、あまりの忙しさで心身ともに疲れ果ててしまった時期があったのですが、そんなときに私を支えてくれたのが家族でした。そうした経験から、いつか私が起業して、家族に誇れるような事業を創りたいと考えたのです。そのため、起業の際に「誰かが自分以外の誰かを大切にしたいと願った時、そこに介在するサービスを創る。」という理念を掲げました。2つの事業も、この理念に紐づいているのです。
思いやりと結果への執念が、互いを高める競争を生み出す
―その理念が、「このめ」に集う人材の特色にも表れているのでしょうか。
理念に共感した人たちが集まっているので、みなが周りの人を思いやる気持ちと、結果を出すことへの執念を持ち合わせています。理念にある「自分以外の誰かを大切にする」というのは、社内でも同様。たとえば、誰かが成果をあげた際にはみんなで拍手して褒めあうというような風土が自然にできあがっています。くわえて、スタッフたちは「自分自身が一番会社の成長に貢献したい」という想いが強いので、馴れあいにならず、一人ひとりが努力を惜しまない。そういった、互いに高めあう健全な競争が社内に生まれているのです。さらに、そんな社風に惹かれた学生20人がインターンとして活躍するなど、若い力が会社の成長の原動力となっています。
―今後のビジョンを教えてください。
全社員が、「自分以外の誰かを大切にしたい」と願った際、心から打ち込めるような事業を増やしていきたいと考えています。たとえば、私が保育園を経営していれば、私も将来の奥さんも子育ての際の選択肢が広がる。さらに、保育園を多店舗展開すれば、待機児童問題の解消に貢献できる。そうやって、誰かを想う気持ちが社会問題の解決につながっていけば、「このめ」はものすごく豊かな集団になると思うんです。今は準備段階ですが、来期からは理念に沿った事業をどんどん手がけていきます。
PROFILE
プロフィール
根岸 賢伍(ねぎし けんご)プロフィール
1994年生まれ。早稲田大学卒。学生時代は日本最大級サークル早稲田大学放送研究会(会員約600名)第69代代表や、上場企業3社への事業アイデア販売などを経験。新卒で株式会社キーエンス入社。独立後はシンガポールにてメタバース領域で起業した後、株式会社このめ創業。現在、複数社の顧問としても活躍している。
企業情報
設立 | 2021年4月 |
---|---|
資本金 | 200万円 |
売上高 | 5億円 (2023年3月期見込み) |
従業員数 | 30名 (学生インターン含む) |
事業内容 | ライバー事業、法人営業事業、人材紹介事業 |
URL | ■コーポレートサイト https://konome.co.jp/ ■採用ページ https://hikoma.jp/konome |
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