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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社IMT 代表取締役社長 福品 悟

独自のコアコンピタンスを確立し飛躍するIT企業トップの想い

いま注目の技術「Laravel」を操り、顧客が発想する価値を形にする

株式会社IMT 代表取締役社長 福品 悟

各種Webサービスの受託開発を手がけるIMT。同社は「Laravel」という世界でも主流となっているWeb開発用フレームワークに精通するエンジニアを多く抱える強みを前面に打ち出し、システム開発業界のなかで突出した存在感を示している。顧客からの評価も高く、2022年8月期の売上高は前期比2倍の高成長を遂げた。「独自のコアコンピタンスを確立できたことが、会社の成長に直結している」と語る代表の福品氏に、事業に込める想いについて聞いた。
※下記はベンチャー通信87号(2023年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

会社の成長をけん引する、2つのコアコンピタンス

―事業内容を教えてください。

 Webシステムやアプリの受託開発を手がけています。スタートアップから東証プライム市場上場企業まで、事業規模や業界を問わずさまざまな顧客を抱え、モバイル決済サービスやポイントサービス、ECサイトなどの開発を支援してきました。創業3年目にコア事業を現在の受託開発に転換して以降、売上は大きく伸び続け、2022年8月期には約3億円と前期比2倍に増加しました。高い成長率を維持できている要因には、当社のコアコンピタンスでもある、2つの大きな特徴があると考えています。その1つが、「Laravel」というフレームワーク(※)を使った開発に強みをもっていることです。
※フレームワーク : プログラミングにおいて、アプリ開発に必要な機能をまとめた枠組みのこと

―Laravelとはどのような技術ですか。

 PHPで書かれたフレームワークのひとつで、コードがシンプルで習得が容易な点や、拡張性・保守性を担保しやすい点などが特徴です。エンジニアの作業効率を高められることから、いま世界的に主流のフレームワークと言えます。その拡張性や保守性を評価し、「新たなサービスをLaravelで開発してほしい」「老朽化したシステムをLaravelにリプレースしたい」と要望する顧客も増えています。IMTには、国内でもいち早くLaravelを習得して加わった執行役員の田口や、Web開発の知見が豊富なCTOの平井を筆頭に、Laravelに精通したエンジニアが多数在籍し、今後も高まるニーズに応えられる体制が整っています。

 当社が強みとして掲げるもうひとつの特徴は、「ラボ型」と呼ばれる開発支援体制を提供できることです。

―詳しく聞かせてください。

 ラボ型とは、中長期にわたってエンジニアのチームを提供する開発形態です。一般的な「請負型」は、プロジェクト単位で顧客と契約し、あらかじめ定められた仕様に沿って開発を進めます。これに対してラボ型では、1年間といった期間単位で契約し、仕様策定や要件定義を含む企画段階から顧客に伴走するのが特徴です。開発工程に入ってからの仕様や定義の変更にも柔軟に対応できるので、サービスを素早くリリースし、ユーザーの反応を見て短いサイクルでブラッシュアップを重ねることも可能です。そのため、ゼロから新しいサービスを立ち上げ、試行錯誤を重ねながら完成度を高めていきたい企業に適した開発形態と言えるでしょう。

 国内ではまだ比較的新しい開発形態と言えますが、当社ではすでに5年以上、ラボ型の開発で数々の企業を支援した実績を積み重ねています。

開発リソース不足が招きうる、大きな機会損失

―IMTがそうした新しい技術や開発形態にこだわるのはなぜですか。

 より多くの企業に対して、「お客様の創造をカタチにする」という当社のミッションを果たしていくためです。エンジニア不足が深刻化するなか、十分な開発リソースを確保できず、すばらしい価値を秘めたアイデアを形にできないでいる企業は数多く存在します。開発スピードの遅れが、企業やそのステークホルダーに大きな機会損失を招いてしまうケースも少なくないでしょう。システム開発の世界には、数え切れないほど多くの技術があります。そのなかで、顧客のアイデアをスピーディかつ確実に形にしていくには、単に新しい技術を採用するだけでなく、それを活かす優れた開発手法も見極めて導入していくことが、受託開発企業には求められるのです。あらゆる業界が直面するエンジニア不足という根深い問題を解決していくため、当社ではLaravelに限らず、洗練された技術と開発手法をつねにキャッチアップしていく考えです。

―今後のビジョンを聞かせてください。

 当社のミッションをより大きな規模で達成していくには、我々もより一層の成長を遂げていかなければなりません。そのためにまず、今後3年間でエンジニア100人月体制、売上高10億円まで会社の規模を拡大させていきます。その後は、開発部門を必要とする顧客との間で合弁会社を設立するなど、人材や資金の提供を通じてより大きなスケールで顧客のビジネスを前進させるような事業モデルも展開していく考えです。そうした事業の提供を通じ、すばらしいサービスがどんどんあふれる世の中をつくっていきたいですね。
PROFILE プロフィール
福品 悟(ふくしな さとる)プロフィール
1983年、東京都生まれ。2006年に大学を卒業後、化学メーカーの営業職を1ヵ月務めて退職し、IT系ベンチャー企業に入社。2010年、IPOを目指すスタートアップの株式会社イデアシステムに入社し、新規事業のシステム開発の責任者を担当。2014年、フリーランスとして独立。同年、株式会社イデアシステムのCTOに就任。2016年、株式会社IMTを設立し、代表取締役社長に就任。
企業情報
設立 2016年10月
資本金 1,000万円
売上高 3億円(2022年8月期)
従業員数 30名
事業内容 Webシステム・アプリの受託開発
URL https://imt-mirai.co.jp/
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