ベンチャー通信Online > 起業家インタビュー > 環境・エネルギー > 株式会社マプリィ 代表取締役 山口 圭司

INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社マプリィ 代表取締役 山口 圭司

高度な測量技術を有するIT集団の高い志

自然の価値を「可視化」できる技術で、社会課題を解決する

株式会社マプリィ 代表取締役 山口 圭司

「見えない価値を可視化する」というビジョンを掲げるマプリィ。そうしたビジョンを掲げられる背景には、高度な測量技術の存在があるのは言うまでもない。ここでは、その技術開発に携わる3名のエンジニアと営業担当役員の合計4名を取材。それぞれが感じる仕事の魅力などを聞いた。
※下記はベンチャー通信88号(2023年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―業務内容を教えてください。

 提携するドローンメーカーとともに、ドローン操作を簡易化するアプリの開発を進めています。当社の『mapry』が高い評価を受けている理由は、誰でも簡単に使いこなせるからです。空中から対象物を測量するにはドローンと一緒に『mapry』を運用することが有効ですが、ドローンの操作が難しいままだと、『mapry』の技術を有効活用できません。私がいま行っている開発は、どんな対象物でも簡単に測量できる世の中に向け、重要な業務だと認識しています。

―この仕事の魅力はなんですか。

 自分が成長するための知識を、どんどん身につけられるところですね。私の大学時代の専攻は数学で、入社当初に『mapry』の測量計算をプログラミングした際には、専門知識を活かせたと同時に、新しい学びも得ることができました。いまは、「ドローン操作の簡易化」という未知の領域で学びを積み重ねています。新たな知識を身につけて課題を一つクリアできたときは、目標達成に向かって一歩前進した喜びを感じます。同時に、この学びで、社会課題を解決するエンジニアとしての能力が高まっているとの手応えも感じています。

 じつは私はこれから産休に入ります。復帰後はまた全力でアプリ開発に取り組んでいくつもりです。

―マプリィに入社した経緯を教えてください。

 私は大学入学後、大学の座学に対する楽しさを見出せず、半年後に中退を決めました。昔からパソコン操作には興味があり、時間ができたので自作でホームページを作成したところ、とても面白くて。その楽しさをもっと味わいたいと、「React」という開発フレームワークを独学で習得したりしました。マプリィに入社した一つの理由は、個人の仕事の裁量が大きいと聞き、開発の楽しさをより味わえるのではないかと思ったからです。

―実際に入社していかがですか。

 これまでに、測量データなどを一元管理できる新たなプラットフォームの開発に携わることができ、毎日がとても充実しています。そのなかで一つ驚いたのは、エンジニア仲間の「人柄の好さ」です。新たなプラットフォームの開発にあたっては、正直、わからないことが多かったなか、周りのエンジニアがアドバイスをくれたり、相談できる環境が組織風土としてあるため、仕事についての不安はありませんでした。私はその「人柄の好さ」は、困っている人を助けること、すなわち、社会の課題解決に全力で向き合う姿勢につながっているのだと思います。マプリィのエンジニアは、技術力だけでなく、「人柄の好さ」でも高いレベルにありますね。

―辻さんは京都府庁の職員だったそうですね。

 はい。大学を卒業してから15年間、森林整備に携わる専門職に従事してきました。府庁でも「林業のDX推進」という課題に取り組んでいたなか、2年ほど前に、代表の山口から『mapry』の話を聞いたのです。少し大げさかもしれませんが、「森林データを整備できるツールに、ようやく出合えた」と思いましたね。長年、森林整備に携わってきたからこそ、DX推進の土台となるこのアプリの重要性を理解できました。一刻も早く普及させるべきだと。しかし行政の立場では、「公平性」の問題から、特定商品を普及させる取り組みを行うことは難しいです。それならいっそのことマプリィに参画し、私自身の手で『mapry』を普及させていく道を選んだのです。

―今後、どのように普及させていきますか。

 官公庁で15年間、森林整備に携わってきた知識と経験をフルに活かし、林業でDXを推進するうえで、いかに『mapry』が優れたアプリであるかを発信していきます。さらには、林業だけでなく、これまでDXをなかなか推進できなかった業界の方々にも『mapry』の価値を伝えていき、日本全体の産業の発展に貢献していきたいと考えています。

―入社したきっかけを教えてください。

 私は前職で業務システムなどの受託開発に携わっていました。開発を通じて顧客の課題を解決できることにやりがいを感じていたのですが、自分の考えを形にできない物足りなさを感じていたのも事実です。そうしたときに、自社開発ができるマプリィのことを知り、興味を持ったのが入社のきっかけです。

 現在私は、3Dデータを解析するためのプログラミングを担当しています。アルゴリズムを考える際に、どうすればムダなコードを書かなくて済むのか試行錯誤を重ねています。考えに考えた結果、最適なアルゴリズムが浮かんだときは、技術的な知見が一つ積み重なった喜びを感じますね。

―岡崎さんが感じる会社の魅力とはなんでしょう。

 挑戦できる環境ですね。代表の山口は、「失敗を恐れずに、必要なら新しい技術はどんどん取り入れてほしい」と言ってくれます。だから、私たちエンジニアは、どうすれば自分たちが思い描く開発ができるようになるか、思い切って考えられます。私のいまの目標は、『mapry』をもっと多くの人に使ってもらうことです。そのためにはどうすればいいのか。これからも試行錯誤を楽しみます。
PROFILE プロフィール
山口 圭司(やまぐち けいじ)プロフィール
1981年生まれ、奈良県出身。IT企業でCFOを務めた後、農業法人を設立。農業に携わるなかで「森林」への課題を認識したことから、その課題解決を目的として、2019年に株式会社マプリィを設立。代表取締役に就任。
企業情報
設立 2019年1月
事業内容 GISアプリケーションの開発、LiDAR製品の開発
URL https://mapry.jp/
※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。