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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

フェンリルデザイン株式会社 代表取締役/クリエイティブディレクター 西尾 祐樹

差別化されたデザイン力でいま注目されるクリエイター集団

ひと味違うデザインの発想力。源泉は「遊び」への探究心

フェンリルデザイン株式会社 代表取締役/クリエイティブディレクター 西尾 祐樹

2014年に設立された、フェンリルデザイン。大手メーカーや自治体といったさまざまな顧客を抱え、広告や動画のデザイン制作で実績を伸ばしている。会社の強みについて、同社代表の西尾氏は「他社とはひと味違う、デザインの発想力にある」と話す。独創的なデザインを生み出す秘訣について、同氏に聞いた。

「悪の組織」が登場する、光回線の広告プロモーション

―事業内容を教えてください。

 企業やその商品・サービスのブランディングを目的としたコンテンツ制作を手がけています。アウトプットとなる媒体は、Webサイトや動画、紙の広告、店頭の販促物などさまざまです。顧客の業界も幅広く、大手を含むメーカーを中心に、医療関係や自治体などの領域で事業を展開しています。最近では、総合スポーツ用品メーカーの広告デザインで新聞社の広告賞を受賞するといった実績もあり、会社の認知度も高まってきました。ここ数年は、営業活動を行わなくとも、自ら手がけた広告作品が言わば「営業ツール」となり、引き合いをいただけるようになっています。

―どういった点が顧客から高い評価を得ているのでしょう。

 当社が掲げている「ひと味違った魅せ方で。」というコンセプトの通り、他社とは異なる独自性のある企画デザインが、高い評価をいただいています。そのいい例が、大手光回線企業から受託した、ある動画プロモーションです。これは、インターネット回線の通信速度の遅さに手を焼く「悪の組織」が、光回線の導入を検討するというストーリーの、シリーズ企画です。サービスの広告に「悪の組織」を登場させるという奇抜なアイデアが、顧客から高い評価を得て、採用されました。

 当社ではこのように、デザインや動画の制作だけでなく、広告の企画段階から入り込み、ブランディングを支援できる点も強みのひとつです。最近では、ARといった先端技術も活用し、「ひと味違った魅せ方」を追求しています。

デザインとは、まだ存在しない世界を真剣に考えること

―さまざまなアイデアを生み出すためのコツはあるのでしょうか。

 ええ。アイデアを生み出すために私がこだわっているポイントは2つあります。

 1つは、顧客やそのサービスについて徹底的に調べあげることです。その会社について一晩中話せるくらいまで「クライアントオタク」になることにこだわっていますね。ただし、発注を受けてから収集する情報のみから独創的なアイデアを捻り出すのは、簡単なことではありません。

 そこで我々がこだわる2つ目のポイントは、常日頃から「しっかりと遊ぶ」ことです。私自身、遊ぶことが大好きで、キャンプや音楽、サーフィン、ロードバイク、プラモデルなど幅広い趣味をもっています。

―「遊び」がアイデアの発想につながるのですか。

 他者にない独創的なアイデアは、個々人が普段の「遊び」を通じて蓄積してきた感性と、仕事として調べあげて得られた情報が融合することで、新たに生み出されるものと私は考えています。デザインは、いま現実に存在しないビジュアルや世界について深く想像し、それをカタチにする作業です。ほかとひと味違う、独自性のあるアイデアを生み出すとなれば、誰もが得られる情報を集めるだけでブレイクスルーを起こすのは難しい。仕事以外のさまざまな知識や教養、体験が豊富にあってこそ、ユニークな発想が生まれるのです。そのため、当社では、遊びを通じて「1つでも多くのことを体験してみる」ことを大事にしています。

多様性のあるメンバーが、また新たな発想を生み出す

―そうした考えを社内に浸透させるために、なにか工夫をしていますか。

 特別な制度があるわけではありませんが、「遊び」に対する探究心を促すような、社員とのコミュニケーションを心がけていますね。私自身、「最近こんなことにハマっていて」と社員に話しかけたり、趣味に関する面白い動画をつくって見せたり。これによって、各人がいまハマっていることや面白いと感じていることを、積極的に共有できる雰囲気が社内で醸成されています。

 デザインをめぐっては、「生まれもってのセンスが大事である」と考える人が一般には多いようです。しかし私は、センスとは、「情報や経験の蓄積」であると思っているんです。さまざまなことに関心をもち、夢中になる経験を増やしていくことで、センスは後天的に磨かれていく。だからこそ私は従業員に対して、「有給休暇は積極的に取得して、たくさん遊びなさい」と伝えています。

―今後のビジョンを聞かせてください。

 「フェンリルデザインさんじゃないと、この仕事は任せられない」と言ってもらえるようなデザイン会社になるべく、引き続き、「ひと味違うデザイン」の実績を増やしていきたいですね。そのためには、多くのデザイナーやスタッフに、当社の仲間としてくわわってほしいと考えています。メンバーの多様性が高まるほど、周囲から刺激を受けて引き起こされる化学反応も多様化し、いままでにない新たな発想が次々に生まれてくるからです。実務経験や技術は問いません。好奇心旺盛で、新しいことにチャレンジするのが好きな人にはぜひ、当社の仲間にくわわってほしいですね。
PROFILE プロフィール
西尾 祐樹(にしお ゆうき)プロフィール
1980年、大阪府堺市生まれ。2003年、宝塚造形芸術大学(現 : 宝塚大学)を卒業後、デザイン会社に就職。おもにアパレル関連のチラシやカタログの制作、インターネット普及期のWEB制作に携わる。2014年にフェンリルデザイン株式会社を設立し、代表取締役に就任。
フェンリルデザイン株式会社 企業情報
設立 2014年4月
資本金 300万円
従業員数 7名
事業内容 広告やWebデザインの企画・制作
URL https://fenrir-design.co.jp/
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