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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社HUMAN LIFE 代表取締役社長 板垣 瑞樹

「通信業界のLCC」となり「顧客ファースト」をとことん追求する企業に

株式会社HUMAN LIFE 代表取締役社長 板垣 瑞樹

通信サービス事業を展開するHUMAN LIFE代表の板垣氏は、2010年に業界未経験者5名で会社を立ち上げた。それから10年で、会社は「年商87億円企業」に。2020年には、独自の通信サービスをリリースした。「『通信業界のLCC(ローコストキャリア)』と認められるよう、まずはしっかりとサービスを成長させる」と意気込む板垣氏。熾烈な競争が繰り広げられている業界のなかで、会社を成長に導いた秘訣とはどのようなものか。今後のビジョンなどを含めて、同氏に聞いた。

「成功するための基本」に、徹底してこだわり続けた

―事業内容を教えてください。

 大手キャリアの通信サービスを販売する事業がメインです。現在は1次代理店として、150社以上の代理店パートナーと連携して販売に取り組んでいます。私を含め、業界未経験の5名で2010年に創業した当社ですが、この10年で社員数は130名に増え、2020年1月期の売上高は87億円に達しました。2020年3月からは、当社独自の通信サービスをリリースし、この独自サービスの提供は、会社がさらに発展するための起爆剤になると考えています。

―成長の要因はなんでしょう。

 「顧客に最適なサービスを提供する」という、いわばビジネスで成功するための基本に徹底してこだわってきたからだと考えています。いまもそうですが、創業当時も市場にはさまざまな通信サービスがあふれており、それゆえに、「どのサービスが自分に最適なのかわからない」と悩むユーザーがとても多くいました。ですから、当社がユーザーのコンサルタントのような存在になり、最適な商品を紹介できる立場になれれば、業界未経験の私たちにも勝機はあるだろうと。さらに、ほかの代理店パートナーと一緒にそれぞれの商品の理解を深める勉強会を開催し、提案力に磨きをかける努力を持続的に行ってきました。この勉強会は、取り扱う商材数が格段に増えたいまでも継続しています。提案のバリエーションを増やせば増やすだけ、顧客に最適な商品を提案できる可能性がグンと高まりますから。

独自サービスの提供で、提案の幅がさらに広がる

―さまざまな知識を身につけなければならないので、大変ではありませんか。

 確かに大変な部分はあります。社員からは当初、「あまりにも覚えるべき商品知識が多い」といった嘆きの声が聞かれましたが、ユーザーからの評価は高く、利用状況に応じてさまざまなサービスを提案できることで、契約数はどんどん増えていきました。その結果、「提案する喜び」を多くの社員が感じるようになり、逆に「取り扱いの種類をもっと増やしてほしい」といった積極的な意見が出るまでに。「顧客に最適なサービスを提供する」という姿勢が社員の間で高まったからこそ、「自分たちにしかできないサービスを届けたい」という想いが強くなり、事業化に向けた構想から1年後の2020年3月。情報通信サービスに10年携わってきた経験を元に、自信を持ってお客様に喜んでいただける独自サービスをスタートしました。

―独自サービスの詳細を聞かせてください。

 クラウドSIMテクノロジーを活用し、大手キャリア3社(Softbank、Docomo、au)の回線が使用できるため、安定感のある通信環境と、国内外でもそのままご利用いただけることが特徴で、自社のオリジナル端末を使用しています。また、サービス設計から運営体制まで自社で構築しており、回線が混み合った場合、ユーザーに通信障害が起きないようトラフィック管理も自社で行っています。月間100GB利用できる大容量プラン以外に、40GB、20GBのプランについて、契約期間の縛りあり、なし、のタイプを用意。そのほか追加オプションとして、月額制プランのデータ残量が0GBになっても、使いたい分だけチャージすることのできる「おかわりGIGA(データチャージ )」サービスも用意しています。これまでの10年間で培ったノウハウを元に、この6種類のプランが多くのニーズに応えられると分析したのです。これまでの販売活動のなかで、「いいプランだが、料金が高い」「料金は納得できるが、プランとして物足りない」という声があったのも事実。それらの多様化する利用方法に合わせて、業界最安水準で快適に利用していただけるさまざまなプランを展開できるサービスとして提供したのが『ZEUS WiFi』です。

顧客にしっかりと向き合い「社会課題の解決企業」に

―反響はいかがでしょう。

 お陰様で、大好評です。今後も通信環境を整え、マーケティングを強化して契約数を伸ばし、「通信業界のLCC」と認められるくらいまで成長していきたいですね。ただし、『ZEUS WiFi』は数ある通信サービスのひとつに過ぎず、今後も大手キャリアの通信サービスは継続して販売していきます。これからも「顧客に最適なサービスを提供する」という「顧客ファースト」をとことん追求することが、当社にとってもっとも重要な価値基準であることに変わりはありません。

―今後のビジョンを聞かせてください。

 当面の間は、通信業界に軸足を置いた事業を推進して会社を成長させます。しかし、将来的には「さまざまな社会課題を解決する企業」を目指したいと考えています。具体的にどういったサービスを展開していくかについてはこれからじっくりと考えていきますが、顧客にしっかりと向き合ったサービスを提供してきた実績とノウハウを変わらず大事にできれば、どのような領域の事業でも必ず成功できると信じています。「自分の可能性を試したい」「いろんなことに積極的に取り組みたい」と考えている、意欲的でチャレンジ精神にあふれた人はぜひ当社の仲間にくわわっていただき、私たちと一緒に会社を成長させてほしいですね。
PROFILE プロフィール
板垣 瑞樹(いたがき みずき)プロフィール
1984年、茨城県生まれ。飲料販売営業、リフォーム訪問販売営業を経て、2010年、株式会社Human Investmentを創業。2018年、ホールディングス経営に移行し、株式会社HUMAN LIFEを創業。
企業情報
設立 2018年12月
資本金 1億円
売上高 87億円(2020年1月期)
従業員数 130名(グループ全体)
事業内容 情報通信サービスを基盤としたテレコム事業およびサービス、ソリューション事業
URL https://humanlife.co.jp/
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