INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

不動産業界の「変革」に挑み続ける2人の開拓者からのメッセージ
「顧客ファースト」を貫ける現場で、味わってほしい不動産営業の醍醐味
一心エステート株式会社 代表取締役 高田 一洋
Sponsored 一心エステート株式会社
長時間労働やデジタル化の遅れなど、依然として改善すべき点が多い業界の1つとされている不動産業界。そうした業界にあって、「顧客ファースト」の姿勢を貫き、変革に挑み続けている2人の経営者がいる。一心エステート代表の高田氏と、WAKUWAKU代表の鎌田氏だ。両氏が貫くその姿勢は、業界の変革にどうつながるのか。また、「顧客ファースト」の現場で味わえる、不動産営業の醍醐味とは。前職で上司・部下の関係でもあった両氏に、詳しく聞いた。
※下記はベンチャー通信93号(2025年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

一心エステート株式会社
代表取締役
高田 一洋たかだ かずひろ
1983年、福井県生まれ。2006年に金沢大学工学部を卒業後、大手コンサルティング会社に入社。新規事業の立ち上げや不動産会社のコンサルティング業務に従事する。その後、WAKUWAKU代表の鎌田氏と同じ神奈川県の総合不動産会社に入社。不動産売買仲介営業・営業管理職・支店長を経て、2021年1月に一心エステート株式会社を設立、代表取締役に就任。「顧客に生涯寄り添うサービスの提供」を標榜し、事業を展開している。

株式会社WAKUWAKU
代表取締役 CEO
鎌田 友和かまた ともかず
1978年、静岡県生まれ。2000年に東洋大学工学部を卒業後、神奈川県の総合不動産会社に入社。不動産売買仲介を担当し、全社トップの営業成績を達成し、3店舗の支店長を歴任した後の2012年に流通事業本部長となる。5,000件以上の不動産取引実績をもつ。2013年に株式会社和久環組(現:株式会社WAKUWAKU)を設立、代表取締役に就任。「中古購入+リノベーション」をワンストップで提供するブランド「リノベ不動産」を全国展開する。
人生が好転するような住宅を提供する責務がある
―それぞれの事業内容について教えてください。
高田:不動産の売買、賃貸・売買仲介事業のほか、顧客がもつ不動産資産の収益最大化に向けたコンサルティング事業を行っています。2021年1月に会社を立ち上げ、創業以来、「顧客への生涯にわたる不動産サービスの提供」という事業方針を貫いており、社員には、「顧客の生涯担当」であることを意識して仕事をするように伝えています。
鎌田:私は2013年に会社を設立し、顧客が「リノベーション住宅」を購入する際に必要な「中古住宅仲介」「リノベーション設計」「施工」といったサービスを、ワンストップで提供する事業を全国で展開しています。いわば「『不動産』と『建築』の融合」を図った事業として業界内で注目され、流通取引総額(GMV)の拡大とともに、市場からも大きな反響をいただいています。
鎌田:私は2013年に会社を設立し、顧客が「リノベーション住宅」を購入する際に必要な「中古住宅仲介」「リノベーション設計」「施工」といったサービスを、ワンストップで提供する事業を全国で展開しています。いわば「『不動産』と『建築』の融合」を図った事業として業界内で注目され、流通取引総額(GMV)の拡大とともに、市場からも大きな反響をいただいています。
―それぞれ「顧客志向」がベースにあると思いますが、それをどう実現していますか。
鎌田:「自分らしい暮らしを設計できる住宅」を手に入れるために、あらゆる住宅購入の選択肢のなかで注文住宅に限られてしまっては、物件価格や建築価格の高騰により一部の富裕層しか希望は叶えられません。自分らしい暮らしを多くの顧客に実現してもらうには、「求めやすい価格の中古住宅を購入し、リノベーションする」という方法が最適だと私は思いますが、そこには、不動産業界と建築業界の縦割構造の分断という「構造悪」があるため、連携がスムーズに進まない現実もあります。その解消のために、当社では「リノベ不動産」というブランドのプラットフォームを構築しました。全国の工務店、リフォーム会社、不動産仲介会社を独自にネットワーク化し、「中古購入+リノベーション」をワンストップで行えるようにしたのです。「自分らしく暮らしてもらえる住宅を、顧客に提供する」という「当たり前」のサービスを、形にできる仕組みです。
高田:私はこれまで、「住まいを変えたことで人生が好転した」と喜ぶ顧客の姿を、何度も目にしてきました。よく言われることではありますが、住宅は人生でもっとも高額な買い物の1つです。だからこそ顧客には、そうした喜びを感じてもらえる住宅を提供してしかるべきだと思うんです。不動産業界に携わる私たちには、鎌田さんが言う「当たり前」のこと、すなわち、顧客に本当に喜んでもらえる住宅を提供する責務があることを、改めて自覚しなければならないと感じています。当社では事業方針にある通り、生涯にわたって顧客にそうした喜びを感じてもらいたいと考えていますし、そのためにも、従来とは異なる考え方の組織体制にしています。
高田:私はこれまで、「住まいを変えたことで人生が好転した」と喜ぶ顧客の姿を、何度も目にしてきました。よく言われることではありますが、住宅は人生でもっとも高額な買い物の1つです。だからこそ顧客には、そうした喜びを感じてもらえる住宅を提供してしかるべきだと思うんです。不動産業界に携わる私たちには、鎌田さんが言う「当たり前」のこと、すなわち、顧客に本当に喜んでもらえる住宅を提供する責務があることを、改めて自覚しなければならないと感じています。当社では事業方針にある通り、生涯にわたって顧客にそうした喜びを感じてもらいたいと考えていますし、そのためにも、従来とは異なる考え方の組織体制にしています。
「構造悪」から脱却した体制で「顧客ファースト」を貫く
―どのような体制でしょう。
高田:鎌田さんが「構造悪」という言い方で不動産業界と建築業界の分断を表現されましたが、それは不動産業界内でも同様に、「賃貸仲介は賃貸の業務しかしない」「売買仲介は売買の業務しかしない」といった形で存在していると私は考えています。当社は、この「構造悪」から完全に脱却した組織体制にしています。「賃貸」「売買」と区別するのではなく、「住宅・不動産」という1つの窓口で、お客さまにさまざまなサービスを提供する体制です。そこでは、たとえば将来購入を考えている既存の賃貸顧客に対して、満足してもらえる住宅を早い段階から探すお手伝いができます。また、海外転勤をする顧客に対しては、「賃貸」「売却」の両面から、持家の最適な運用をサポートできます。こうした体制にすることで、「いつでも、いつまでも」顧客と接する機会が生まれ、最適なサービスを迅速に提供できるようになるのです。
鎌田:高田さんの考えは、まさに「顧客ファースト」の視点に立つものだと思います。顧客にベストな提案を行う際に、業界や事業者の都合でしかない「構造悪」などナンセンスです。当社もそうした「構造悪」から脱却を目指すなかで、「顧客ファースト」な視点で事業を再設計したサービスを展開できているわけですが、働く社員も、「仕事に喜びと誇りを感じる」と言ってくれます。一心エステートの社員のみなさんも、同じだと思いますよ。
高田:確かに、そう言ってくれる社員は多いです。もちろん、ベストな提案を行うには、「不動産のプロ」としての知識とノウハウが必要で、その習得に向けた研修カリキュラムはしっかり用意しています。社員にはこれからも、顧客に最適な提案ができるだけの知識をどんどん蓄え、「顧客ファースト」を貫ける環境で、「顧客の生涯担当」として、「顧客から頼られ愛され、感謝される」不動産営業の醍醐味を味わってほしいです。
鎌田:高田さんの考えは、まさに「顧客ファースト」の視点に立つものだと思います。顧客にベストな提案を行う際に、業界や事業者の都合でしかない「構造悪」などナンセンスです。当社もそうした「構造悪」から脱却を目指すなかで、「顧客ファースト」な視点で事業を再設計したサービスを展開できているわけですが、働く社員も、「仕事に喜びと誇りを感じる」と言ってくれます。一心エステートの社員のみなさんも、同じだと思いますよ。
高田:確かに、そう言ってくれる社員は多いです。もちろん、ベストな提案を行うには、「不動産のプロ」としての知識とノウハウが必要で、その習得に向けた研修カリキュラムはしっかり用意しています。社員にはこれからも、顧客に最適な提案ができるだけの知識をどんどん蓄え、「顧客ファースト」を貫ける環境で、「顧客の生涯担当」として、「顧客から頼られ愛され、感謝される」不動産営業の醍醐味を味わってほしいです。
「業界変革」の同志として頼もしい存在
―今後の方針を教えてください。
鎌田:当社では、「プラットフォームの垂直統合型の強化」や「AI活用」を進め、顧客が住宅を手にして体験できる価値が一段と高まる取り組みを進めたいと考えています。その過程では、業界のさらなる変革につながる取り組みが必要になるでしょうし、「業界変革」の同志の一人として、高田さんはとても頼もしい存在です。じつは高田さんは前職で私の部下でしたが、当時からブレない精神をもち、有言実行してきた彼に一目置いていました。高田さんなら、「顧客ファースト」を貫くための変革を、今後もブレずに持続させるでしょうね。
高田:尊敬する鎌田さんから高く評価され、大変恐縮しています(笑)。私は、レガシー産業の象徴のように評価されてきた不動産業界の転換点が、今まさに来ていると考えています。不動産業界は、今後さらなる変革が必要になるでしょうし、次々と新たなサービスも生み出されていくと思います。私はゲームチェンジャーとして、業界の変革をリードする存在になりたいと考えています。そして、その先に当社は、「顧客ファースト」を推進する会社として大きく飛躍していくと思います。そうなれば、働く社員の幸せにも必ずつながると確信しています。
高田:尊敬する鎌田さんから高く評価され、大変恐縮しています(笑)。私は、レガシー産業の象徴のように評価されてきた不動産業界の転換点が、今まさに来ていると考えています。不動産業界は、今後さらなる変革が必要になるでしょうし、次々と新たなサービスも生み出されていくと思います。私はゲームチェンジャーとして、業界の変革をリードする存在になりたいと考えています。そして、その先に当社は、「顧客ファースト」を推進する会社として大きく飛躍していくと思います。そうなれば、働く社員の幸せにも必ずつながると確信しています。
PROFILE
プロフィール
高田 一洋(たかだ かずひろ)プロフィール
1983年、福井県生まれ。2006年に金沢大学工学部を卒業後、大手コンサルティング会社に入社。新規事業の立ち上げや不動産会社のコンサルティング業務に従事する。その後、WAKUWAKU代表の鎌田氏と同じ神奈川県の総合不動産会社に入社。不動産売買仲介営業・営業管理職・支店長を経て、2021年1月に一心エステート株式会社を設立、代表取締役に就任。「顧客に生涯寄り添うサービスの提供」を標榜し、事業を展開している。
株式会社WAKUWAKU 代表取締役 CEO 鎌田 友和(かまた ともかず)プロフィール
1978年、静岡県生まれ。2000年に東洋大学工学部を卒業後、神奈川県の総合不動産会社に入社。不動産売買仲介を担当し、全社トップの営業成績を達成し、3店舗の支店長を歴任した後の2012年に流通事業本部長となる。5,000件以上の不動産取引実績をもつ。2013年に株式会社和久環組(現:株式会社WAKUWAKU)を設立、代表取締役に就任。「中古購入+リノベーション」をワンストップで提供するブランド「リノベ不動産」を全国展開する。
一心エステート株式会社 企業情報
設立 | 2021年1月 |
---|---|
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 約25名 |
事業内容 | 不動産の売買・賃貸の仲介、不動産賃貸管理、不動産の運用、資産コンサルティング、損害保険代理店 |
URL | https://issin-estate.co.jp/ |
株式会社WAKUWAKU 企業情報
設立 | 2013年6月 |
---|---|
資本金 | 5,000万円 |
従業員数 | 約70名 |
事業内容 | リノベーションプラットフォーム「リノベ不動産」運営 |
URL | https://wakuwaku0909.co.jp/ |
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