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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社Grow Real 代表取締役 田中 建

若きFPが確立した「顧客に寄り添えるサービス」の価値

「人生の最適解」を導くサービスは、充実した「今」を生きる手助けになる

株式会社Grow Real 代表取締役 田中 建

昨今の急激な物価上昇や将来に対する不安感から、これまで以上に「支出の見直し」や「将来に備えた資金管理」などを検討する消費者が増えている。そうした要望に応えるファイナンシャルプランナー(FP)のなかで、「顧客の真のニーズ」を掘り起こし、それに対する最適解を導くために、独自のサービスを展開している人物がいる。この1月に設立2年目を迎えたGrow Real代表の田中氏だ。このサービスの確立には、同氏の過去の教訓も活かされているという。「顧客の人生に寄り添う伴走者でいたい」と語る同氏に、具体的なサービス内容などを聞いた。

人生設計を見直す豊富なメニューを提供

―事業内容を教えてください。

 個人のお客さま向けに、「インフラ最適化」「資産形成」「不動産」「財務コンサルティング」といったサービスを、ワンストップで提供しています。「インフラ最適化」は、光熱費や通信費、保険料など日々の家計に直結する「固定費削減」のサポートです。「資産形成」は、債券や投資信託といった金融商品のご案内。「不動産」では、居住用から投資用までさまざまな種類の物件を紹介しています。「財務コンサルティング」は、いわゆる節税のご提案です。

 事業の強化に向けて、今年4月には「保険募集人資格」を取りました。また、「有料職業紹介」の免許も間もなく取得する予定で、転職支援を中心とした「人材事業」をサービスメニューに追加します。世の中には、これらのサービスを個別に提供する会社は多くありますが、当社では、お客さまの「人生の最適解」を導くために、多様なサービスをワンストップで提供することにこだわっています。

―多様なサービスをワンストップで提供している理由はなんですか。

 私は大学卒業後に地元福岡のテレビ局に就職したのですが、同社が運営する住宅展示場で販促担当として働いていたときの経験がきっかけです。そこで目にしたのが、住宅の営業担当者と保険の営業担当者が連携して行う営業手法でした。住宅購入希望者に対して保険の見直し提案を行い、抑えられた保険料分を住宅購入資金に充ててもらうといった内容です。住宅購入の後押しにはなりますが、結局は、それぞれが自社の利益を追求した提案のため、「顧客に本当に寄り添えているのだろうか」と疑問を感じるケースも少なくありませんでした。それ以降、「顧客に本当に寄り添えるサービスとはなんだろう」といったことを思案し、たどり着いた答えが、「多様なサービスをワンストップで提供すること」でした。

―具体的に教えてください。

 たとえば住宅購入をめぐって、顧客によっては保険を見直さずとも希望の住宅を購入できる方法はありますし、保険ではなくインフラ料金を見直したほうがいいケースもあるでしょう。また、転職希望の顧客でも、インフラの最適化で家計を改善・安定化させたほうが、抱える問題を解決できるケースもあります。そのほか資産運用では、債券や株式を購入したほうがいいのか、不動産投資がいいのかは、その時々の経済状況によって異なります。多様なサービスをワンストップで提供するからこそ、顧客の「真のニーズ」を掘り起こし、そこに最適解を提示できるのです。

―不動産投資もサービスの1つにあるのですね。

 はい。インフレが進行している今の日本経済においては、たとえばNISAよりも不動産投資のほうが有利なことが多いです。いまのインフレ率を基準にした場合、詳細は省きますが、当社の試算による一例では、両者の収益の差は15年間で約1,500万円になります。「物の価値」と「貨幣の価値」なら、インフレの状況下では「物の価値」のほうが有利に働きます。だから、不動産投資も重要な提案メニューに加えているのです。

―サービスを提供するうえで、心がけていることはありますか。

 私が以前働いていた住宅展示場には、将来に夢を描く若い人たちがたくさん来場していました。そうした若い方々には本当に成功してほしいと思いますが、若い人のなかには、早くから意外に可能性をつぶしている人もいます。私はその可能性の芽を育てたいという想いでサービスを提供しており、その根底には、「万全の準備をすれば、万全の結果が出る」という考えがあります。

結果を出すために必要なのは、「戦略的で適切なアプローチ」

―その考えはどこから来たのですか。

 私は大学時代に、駅伝の強豪校に在籍していた過去があるのですが、そこで学んだ教訓は、「がむしゃらにがんばるだけではダメ」ということでした。強くなりたかったですし、誰よりも練習を重ねたつもりでしたが、いざ本番になると力を発揮できないまま4年間が終わりました。いま考えると、そのとき必要なのは「戦略的で適切なアプローチ」だったと思います。自分自身の課題を一つずつ洗い出し、その解決に向けた適切なアプローチの繰り返しで万全の準備を進めていれば、競技の結果は違ったものになったかもしれません。

 こうした教訓をもとに、私はいま、「多様なサービスをワンストップで提供する」という事業を行っているわけですが、このサービスこそが、お客さまにとって「万全の結果」をもたらすための「万全の準備」になると信じています。社名の「Grow Real」には、「お客さまの成功」を願う想いを込めたと同時に、一人でも多くのお客さまを成功に導くことで、競技では挫折した私ですが、「仕事で必ず成功する」という私自身の決意も込めています。

―今後の方針を聞かせてください。

 それぞれのサービスの商品力をあげ、その種類も広げることで、情報をキャッチできずに機会損失をしている多くの潜在的なお客さまに、成功を手にしてもらいたいと考えています。私は事業を通じて、お客さまに充実した「今」を生きてもらいたいと強く願っています。将来に不安があれば、それは不可能でしょう。お客さまに寄り添い、伴走しながら「人生の最適解」を導く当社のサービスであれば、充実した「今」を生きるお手伝いができると自負しています。
PROFILE プロフィール
田中 建(たなか たける)プロフィール
1996年、福岡県生まれ。大学時代は箱根駅伝の強豪校・東洋大学の陸上競技部に所属。大学卒業後は、福岡の民放放送局であるRKB毎日放送株式会社に入社。同社が運営する住宅展示場で販促業務を担当する。その後、株式会社タイミーに入社し、東海支社の立ち上げなどに従事。2025年1月に株式会社Grow Realを設立、代表取締役に就任。
企業情報
設立 2025年1月
資本金 300万円
売上高 9,041万9,606円 (2025年12月期)
事業内容 インフラ最適化、資産形成・財務コンサルティング、不動産事業など
URL https://grow-real.com/
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