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大学・書店・証券会社・銀行・経営者向けに約10,000部を発行(2022年6月末時点)している、ベンチャー情報雑誌『ベンチャー通信』。
「ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを取材」をコンセプトに編集している、1999年創刊のベンチャー情報雑誌です。

ベンチャー通信 Vol.33 (2008年7号)
ベンチャー通信Vol.33(2008年7月号)

ベンチャー支援のプロフェッショナルたち

本物のベンチャー企業が出てくるには、ベンチャー支援の環境整備は欠かせない。もちろん本物の創業経営者というのは幾多の困難にもめげず、ピンチはチャンスとばかりに、まさに裸一貫で会社を立ち上げてきた場合が多い。しかし、たった一人で大企業にまで成長させることなど誰にもできない。あのソニーも創業期を見ると、元文部大臣などの錚そうそう々たる支援者が顔を並べていた。
昔から日本にも、志を持った青年に資金面などの支援をする“篤と くしか志家”と呼ばれる人たちがいた。幕末期に草そうもう莽の志士を支援した豪商の白石正一郎などはその典型だろう。志を持った起業家と志を持った支援者、この両輪があって初めて本物のベンチャーは生まれる。そして近年、日本にも志の高いベンチャー支援者が徐々に現れ始めた。その代表者として、日本テクノロジーベ
ンチャーパートナーズ代表の村口和孝氏がいる。村口氏は日本を代表するベンチャーキャピタリストであり、日本初の個人で運営するファンドをスタートさせた人物だ。氏の投資スタイルは創業支援型で、創業時に投資先を先行評価し、投資先の成長をハンズオン(手をかける)で徹底的に支援する。ちなみに、現在「モバゲー」などのモバイル事業で好調な高収益企業ディー・エヌ・エーも村
口氏が創業時から支援しているベンチャー企業のひとつである。

巻頭インタビュー

起業したいなら、すぐにしたらいい

株式会社USEN 代表取締役社長 宇野 康秀

焦らなくていい。10年かけて一流になれ。

株式会社ワイキューブ 代表取締役 安田 佳生