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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社Actrelation 代表取締役 金子 裕斗

営業代行から葬祭業まで多様な事業を展開する起業家の熱き思い

顧客と社員の「人生のインフラ」を創り、長く豊かな暮らしを提供する

株式会社Actrelation 代表取締役 金子 裕斗

17歳で居酒屋のキャッチ業で荒稼ぎしたものの、コロナ禍で一転、無職に——。そんな逆境をはねのけ、訪問販売で「月100件の成約」という驚異的な結果を叩き出したのが、Actrelationの取締役を務める牛尾氏だ。学歴も経験もなかった彼が武器にしたのは「売れる人を普段の暮らしぶりから真似る」という徹底したマインドだった。「『俺、最強』という自信がなによりも大事だ」と語る同氏に、経験ゼロからでも勝てる哲学を聞いた。
株式会社Actrelation
取締役
牛尾 拓哉うしお たくや
1997年、大阪府生まれ。大阪高等学校卒業。2020年に上京後、株式会社Actrelationに入社。現在は取締役としてプレーヤーとマネージャーを兼務する。

無職の状態で代表と出会い、訪問営業として大きく成長

―担当している事業領域を教えてください。

 営業関連業務のマネジメントがおもな業務です。人材の育成や管理だけでなく、私もまだプレーヤーも兼務しています。代表の金子以外で取締役に就いているのは私だけですので、自分で言うのも気恥ずかしいですが、いわゆる「右腕」のような役割です。その期待度の高さと責任の重さを同時に感じており、毎日毎日が勝負だと思いながら業務に臨んでいます。営業という屋台骨を支えることで、会社の成長に貢献することを自身の使命とし、その一つひとつのプロセスに喜びとやりがいを感じています。金子との出会いがなければ、この貴重な経験もなかったと思います。

―どのような出会いだったのでしょう。

 私は17歳から22歳まで、大阪で居酒屋のキャッチをしていました。その後、もっと大きな仕事がしたいと考え、一念発起して上京したのですが、折しもコロナ禍が直撃し、ほとんど仕事のない状況が続きました。飲んだくれてばっかりいたとき、知り合いのリモート飲み会に参加したところ、金子も同席していて、会社を経営していると聞いたのです。金子は社交辞令で「うちに来る?」と言ってくれたそうですが、私は本気でした。翌日にはオフィスを訪れ、「ここで働かせてほしい」とお願いすると、二つ返事でOKをもらいました。多くの仕事をともにするなかで知ったのは、金子は非常に懐が深く、どんな人間でも決して見捨てないということです。正直、ほかの会社ならクビを切られてもおかしくない人材でも根気よく接し、成長させてきました。無職の私を拾い、すぐに仕事を任せてくれたのも、金子という人間だからこそだと思います。おかげさまで私は、この会社で大きく成長できました。

―どのような成長を感じていますか。

 入社当初に任されたのは、訪問販売の営業代行でした。訪問販売は未経験で、最初は試行錯誤の日々でした。まだコロナ禍が収束しきっていないなか、クライアント企業の担当者とともに営業に回り、クライアント企業の担当者の技を模倣しながら、目の前の仕事に全力を尽くしました。その結果、入社1年目にして、1ヵ月で100件以上の成約を達成できました。もちろん自分のために「稼ぎたい」という思いもありましたが、結果を出すことで、会社に貢献したいという思いが私を突き動かす原動力になったのは間違いないですね。

最強だと信じ込む自信こそ、成長を加速させる力になる

―代表と二人三脚で会社を成長させてきたのですね。

 それが、じつは私たちは性格が真逆なんです(笑)。金子は、私が知る限り一度も人を怒ったことがありません。つねに社員の立場を理解して話を聞き、どんなに実力不足だと思われるような人材でも、「どうすればその人材が活躍できるのか」という視点で仕事をつくってきたのが金子の強みです。一方の私は、社員には厳しいタイプで、実力が不足しているならば、率直に指摘し、気づきと学びを促します。ここでいう「実力」とは、先天的な「能力」を指しているわけではありません。いわば「学ぼうとする姿勢」のことです。営業というのは、特別な素質や学力などに左右されません。事実、私も高卒ですが、目標以上の成果をあげてきました。要するに「自発的に学ぼうとする人材」こそ、真の「実力」を身につけられると考えており、そうした思いがある人なら、私は未経験者であろうとも成長を促せる自信があります。

―具体的には、どうやって「実力」を伸ばしていけばいいのでしょうか。

 私は、自身の経験から、まずは先輩たちの「模倣」から入ることが重要だと考えています。特に、テクニックよりも「マインド」を模倣することです。たとえば、ある人の営業力を身につけたいと思ったら、生活スタイルを聞き出し、それを真似するぐらいのレベルで完全に入れ込むのです。そうすると、成功している営業のマインドがだんだんと見えてきます。私はこれを繰り返すことによって、一定の法則のようなものに気づきました。

―それはなんですか。

 じつは成功するほとんどの人は、「成功するイメージしか抱いていない」ということです。もっと言えば、「俺が最強だ」という強い自信を抱いています。いわば、この「最強マインド」を心底で理解することが成長を加速させます。自社の製品を紹介するのに自信がなさそうな営業の話なんて、誰が耳を傾けるでしょうか。商品に魅力はあっても、人に魅力がなければ、購買意欲を駆り立てることなんてできません。「自分は最強である」という意識は、困難が生じても前に突き進める究極のポジティブシンキングであり、それこそが営業としての実力を身につけるマインドなのだと、私は信じています。

―そのようなマインドを身につけたい若い世代にメッセージをお願いします。

 少し尖った表現ですが、あえて言います。「稼ぎたい」人だけ来てください。当社は歩合も充実しており、成果を出すほど稼げます。そのモチベーションさえあれば、経験や学歴はいっさい問いません。私とともに「最強マインド」で突き進んでいきましょう。
PROFILE プロフィール
金子 裕斗(かねこ ひろと)プロフィール
1995年、東京都生まれ。東京理科大学卒業。その後、2020年に株式会社Actrelationを設立。代表取締役を務め、現在は多くの領域で多角的な事業を展開する。
企業情報
設立 2020年1月
資本金 2,000万円
売上高 4億円(グループ連結:10億円)
事業内容 テレマーケティング、ダイレクトセールス(訪販)、催事プロモーション、生命保険・損害保険販売、葬祭業、賃貸・売買不動産仲介業、ホテル・民泊施設清掃、人材派遣、有料職業紹介、SNSコンサルティング、飲食、パーソナルジム運営
URL https://www.actrelation.com/
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