INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

「超低価格」な連結決算・会計システムを提供する公認会計士兼社長の挑戦
「高コスト」な連結決算の常識を覆し、中小企業のM&A・海外戦略を盤石に
エールアカウンティング株式会社 代表取締役 / 公認会計士・税理士 鯨井 久敬
Sponsored エールアカウンティング株式会社
昨今、中小・ベンチャー企業によるM&Aや海外進出が活発化する一方、傘下企業や海外拠点などを対象とした「連結決算」で、専門知識のある人材の不足や高額なシステム導入費用といった課題に直面し、表計算ソフトによる煩雑な会計作業に追われる例が後を絶たない。この壁を打破すべく開発されたのが、クラウド連結会計システム『Consoleasy(コンソリイージー)』だ。開発元のエールアカウンティング代表の鯨井氏は、「連結決算のハードルを下げ、企業が本業に集中できる環境を整えたい」と語る。その画期的なシステムと事業にかける思いを聞いた。
価格を抑えた月額制で、必要十分な機能を提供
―事業内容を教えてください。
当社は「連結を、カンタンに」というミッションを掲げ、クラウド連結会計システム『Consoleasy』の開発・提供と、それに付随するコンサルティングやアウトソーシングを手掛けています。この事業は、中小・ベンチャー企業間のM&Aや海外進出で生じる連結決算・会計の課題を解決するために立ち上げました。
―どのような課題を解決できるのでしょう。
昨今、成長戦略の一環でM&Aをしたり、海外進出のため現地法人を設立したりする中小・ベンチャー企業が急増していますが、こうした企業には連結決算の専門知識をもつ人材が不足している例が多く見受けられます。そのうえ、市場にあるほとんどの連結決算・会計システムは、大企業向けに開発されているため、ライセンス料だけでも数百万円にのぼるなど非常に高額です。そのため、多くの場合は地道に表計算ソフトで対応していますが、子会社の増加や事業拡大に伴って計算式も複雑に絡み合い、いずれ担当者以外は誰も触れない「ブラックボックス」となり、極端な属人化を招きます。この状態は、監査への対応を困難にするだけでなく、担当者の異動や退職が事業継続リスクに直結する、成長企業の足かせと言えるでしょう。この課題を解決するのが、まさに『Consoleasy』なのです。
―その特徴を教えてください。
連結決算の専門知識が十分でない人材でも、正確に業務を遂行できるシンプルな設計が特徴です。その代表例が、豊富な「自動仕訳機能」です。連結決算には、「非支配株主持分」のような、単体決算にはない抽象的な概念に基づく複雑な計算や仕訳が数多く発生します。そうした複雑な連結仕訳も必要最低限のデータを入力するだけで自動作成できます。
さらに、当社独自のAIによる「異常検知機能」も大きな特徴です。これはボタン1つで、作成中のデータと過去のデータを比較分析し、「前期と比べて金額が著しく変動している」といった異常をAIが検知し、その理由まで提示する機能です。これにより、入力ミスといった深刻なヒューマンエラーを未然に防ぎます。特にIPO準備企業にとって決算報告書のミスは、管理体制の不備と見なされ、上場計画そのものに影響を及ぼす致命的な問題です。当社の『Consoleasy』は、こうした事態を防ぎ、決算の信頼性を高めることができます。そして、最大の特徴はこうした必要十分な機能を、月額1万5,000円からのサブスクリプションで、導入・運用できる点にあります。
さらに、当社独自のAIによる「異常検知機能」も大きな特徴です。これはボタン1つで、作成中のデータと過去のデータを比較分析し、「前期と比べて金額が著しく変動している」といった異常をAIが検知し、その理由まで提示する機能です。これにより、入力ミスといった深刻なヒューマンエラーを未然に防ぎます。特にIPO準備企業にとって決算報告書のミスは、管理体制の不備と見なされ、上場計画そのものに影響を及ぼす致命的な問題です。当社の『Consoleasy』は、こうした事態を防ぎ、決算の信頼性を高めることができます。そして、最大の特徴はこうした必要十分な機能を、月額1万5,000円からのサブスクリプションで、導入・運用できる点にあります。
専門家のサポートを加え、連結決算の枠組みも構築
―なぜ、このような低価格を設定したのでしょうか。
私自身の公認会計士としての原体験があります。私はこれまで約18年間、監査法人やコンサルティング会社に所属して、会社が数社から1,000社を超える大企業グループまで、数えきれないほどの連結決算業務に携わってきました。その現場でつねに感じていたのが、「多くの企業が高機能なシステムを導入しても、その半分も使いこなせていない」という実情でした。そこで、本当に必要な機能に絞り込み、誰でも直感的に使え、かつ価格を抑えたシステムがあれば、連結決算・会計のハードルを下げられると確信していました。このシステムと同時に、連結決算に造詣の深い私が直接サポートすれば、中小・ベンチャー企業の経営力を高め、長く低迷した日本経済を元気づける良薬になるはずです。
―システムのほかに、どのようなサポートを提供しているのでしょう。
たとえば、表計算ソフトで連結決算に対応している場合は、私が過去のデータを預かり、それを『Consoleasy』で利用できるように再現します。属人的で複雑なデータでも、あらゆる連結決算のパターンを知る私なら、ほぼ100%対応が可能です。以前支援したIPO準備企業では、いったん私が『Consoleasy』を使って連結決算を代行し、体制を安定させたうえで、マニュアル整備などを通じて自社運用へとスムーズに移行できました。このように当社は「システムを提供して終わり」ではなく、コンサルティングも含めた伴走型支援を提供しています。
―最後に、連結決算・会計に悩む企業の経営者に向けてメッセージをお願いします。
連結決算は、企業にとって直接収益を生まないコスト部門の業務です。だからこそ、できるだけ手間もお金もかけずに済ませるべきだと、私は考えています。私たちのサービスを通じて連結決算の多くのハードルを下げ、経営者や従業員のみなさまが、本来注力すべき自社の付加価値を高める活動に専念できる環境を整えること。それが「連結を、カンタンに」というミッションに込めた私の願いです。
中小・ベンチャー企業の経営者のみなさまにお伝えしたいのは、バックオフィスの体制を固める「守り」こそ、事業拡大や子会社の増加といった「攻め」のスピードを加速させるということです。攻守一体の戦略的なM&Aや事業拡大を実現させるためにも、ぜひ当社にお声がけください。
中小・ベンチャー企業の経営者のみなさまにお伝えしたいのは、バックオフィスの体制を固める「守り」こそ、事業拡大や子会社の増加といった「攻め」のスピードを加速させるということです。攻守一体の戦略的なM&Aや事業拡大を実現させるためにも、ぜひ当社にお声がけください。
PROFILE
プロフィール
鯨井 久敬(くじらい ひさのり)プロフィール
1980年、埼玉県生まれ。2003年、慶應義塾大学法学部を卒業後、埼玉県庁に入庁。行政サービスに従事する傍ら、公認会計士試験を受験・合格し、有限責任監査法人トーマツに入所。その後、複数の企業で、多数の上場企業・IPO準備企業の決算・経理に関するコンサルティング業務、アウトソーシング業務に従事した。特に連結決算においては、グループ会社数百社の連結グループの決算を責任者として長年取りまとめるなど、数多くの実績がある。2023年にエールアカウンティング株式会社を設立、代表取締役に就任。
企業情報
設立 | 2023年9月 |
---|---|
事業内容 | 連結会計システムの開発・提供、また連結決算や財務会計全般に関するアウトソーシングやコンサルティング、教育研修など |
URL | https://aile-accounting.co.jp/ |
※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。