INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

「SNS投稿動画が約500万回再生」の経験をもつITベンチャートップの挑戦
誠心誠意クライアントと向き合い、Webマーケティングで成果をあげる
株式会社ALAWAY 代表取締役 中村 洋司
Sponsored 株式会社ALAWAY
SNSなどを用いた「Webマーケティング」の活用が企業で広がっている。そうしたなか、Webマーケティング支援で業態を問わず多くの企業からの支持を集め、急成長しているベンチャー企業がある。インフルエンサーマーケティングやSNSアカウント運用などを展開するALAWAYだ。同社代表の中村氏は「市場拡大に向け、業界の健全性を高めたい」と語る。そこには、どのような想いが込められているのか。同氏に、事業内容の詳細や起業した理由なども含めて聞いた。
担当者を「勝たせる」ため、愚直かつ泥臭く取り組む
―事業内容を教えてください。
インフルエンサーマーケティング、SNSアカウント運用、デジタルマーケティングと3つの事業をメインに手がけています。インフルエンサーマーケティング事業では、世間に対して影響力のあるインフルエンサーを介し、YouTubeやTikTok、Instagramといった媒体でクライアントの商品やサービスを訴求しています。SNSアカウント運用事業では、クライアント自体がSNSのアカウントをもち、クライアントが視聴者に伝えたい情報を発信する支援を行っています。どちらの事業でも当社が企画段階から支援し、特にSNSアカウント運用では、当社が動画編集、投稿作業まで幅広く担います。デジタルマーケティング事業では、SNS広告やリスティング広告などの運用を支援しています。2024年に会社を設立したばかりですが、クライアント数は順調に増加しています。中小企業のほか、年商100億円を超えるナショナルクライアントを直接担当するケースも増えています。
―クライアントから支持されている理由はなんでしょう。
私自身が起業前の約10年で培ってきた、業界経験やネットワークが前提としてありつつ、「誠心誠意、クライアントの担当者と向き合うこと」だと考えています。クライアントの担当者は、再生回数やROI(※1)、指名検索数(※2)、コメント数など明確な目標がある場合もあれば、上層部から「とりあえずやってみよう」と指示を受けているケースもあります。目標が明確な場合はその詳細をヒアリングした後に計画を立て、目標がない場合は担当者と話し合ったうえで目標を明確化し、それにコミットしたSNSの企画・制作・運用を行うことを重視しているのです。結果、担当者を社内で「勝たせる」ことができれば、上層部の評価も上がり、ひいては会社の業績も向上することで、継続的な運用や予算のアップにつながりますから。Webマーケティング業界は華やかなイメージをもたれがちですが、まったく逆で、当社は成果を出すため、愚直かつ泥臭く業務に取り組んでいるのです。
※1 ROI : Return On Investmentの略。投資した金額に対してどれだけの利益が出たかを示す指標
※2 指名検索数 : ユーザーが企業名、ブランド名、商品名などを名指しで検索する回数
※2 指名検索数 : ユーザーが企業名、ブランド名、商品名などを名指しで検索する回数
―実際に、クライアントから評価された事例を教えてください。
たとえば、ガス管や水道管の工事を扱う小規模会社のSNS運用を支援したケースがあります。その会社は採用に苦労しており、初めて「SNSを使ってみよう」となったのです。一般の方から敬遠されがちな工事の仕事ですが、そのイメージを逆手に取り、「工事の仕事は車や歩行者の邪魔になると嫌がられるが、人々の生活を守る大事な仕事なんだ」という感動的なストーリーで動画を作成しました。結果、5名の応募者が来たのです。SNS運用を始めたばかりで面接はこれからですが、これまで大手求人サイトに掲載しても応募者ゼロだった小さな会社のSNSが、全国約20万人に閲覧され、5名の応募があったのは大きな成果であり、先方も驚いていました。
また、タイアップが難しいインフルエンサーのアテンドに成功した事例もあります。
また、タイアップが難しいインフルエンサーのアテンドに成功した事例もあります。
―具体的に聞かせてください。
ある会社の動画企画で、チャンネル登録者数40万人超のYouTuberとタイアップする話がもちあがったのです。そのYouTuberは、企業タイアップ案件にほとんど応じない人物でしたが、クライアントから強い希望もあり、担当者を「勝たせる」ために粘り強く交渉しました。何度交渉しても返事がもらえないなか、アポなしで交渉したり、熱意を込めて作成した企画書をメッセージでプレゼンしたりするなど、できると思えることはすべてやりました。すると本人から「本気なのがわかったのでやりましょう」と承諾をいただきました。そのときは正直震えましたね。クライアントの担当者からも、今までいただいたことのないほどの喜びの声をいただきました。一生、忘れられない経験です。
「逃げも隠れもしない」姿勢で、業界の信頼性を高めたい
―中村さんが起業した理由はなんでしょう。
じつは、新卒で入社したインターネット広告会社の社長から、自分自身の目標達成のための施策や課題を整理する「マンダラート」や、人生の成功のために自分に課す行動規範「ミッション・ステートメント」、年齢ごとに到達すべき自身の姿を描く「人生の時刻表」などの作成を勧められ、そのなかで「30歳で社長になる」と記入していたのです。結果としては、1年遅れたんですけどね。思えば私自身、高校まで野球に打ち込んでいたのですが、挫折ばかりで、ずっと「自分は何者にもなれていない」と感じていました。そして、大学3年生のとき何気なくSNSに投稿した動画が約500万回再生とバズり、日本だけでなく世界中からメッセージが届きました。そこで初めて自分自身に可能性を感じ、希望をもつことができ、インターネット業界に飛び込んだ経緯があったのです。そして、改めて人生の目標を考えたとき、「この業界で社長になろう」と決めました。
―経営で重視していることを教えてください。
一緒に働くメンバーを大切にすることです。当社は、「大切な仲間と笑い合い、社会へ幸せの連鎖を生み出す」というビジョンを掲げています。これは、学生時代に私がチームスポーツである野球に熱中していた経験が根底にあります。そこでは、「試合に勝つ」ための泥臭い努力を、仲間と励まし合い、協力しながら重ねていったのです。いま私たちが展開している事業でも同じで、クライアントの担当者を「勝たせる」ことは、簡単ではありません。ときには苦しく、辛いこともあります。そんなときこそ、チームで励まし合い、協力しながら成果につなげる。そして、成果を全員で喜ぶのです。この連鎖によって、社内外で成果以上の価値を生み出していけると考えています。当社は現在、事業を拡大中のため、新しいメンバーを募集中です。事業やビジョンに共感してくれる人は、ぜひ私たちのチームに加わってほしいですね。
―今後のビジョンを聞かせてください。
10年後をめどに、年商400億円を目指します。また、インフルエンサーマーケティング業界の健全性を向上したいとも考えています。残念ながら、現状では一部に、「過大」で「不透明」ともいえる利益を発注金額に上乗せして請求する事業者も存在すると耳にします。これに対し、当社では、クライアントから求められれば、原価をオープンにして金額の妥当性を説明するくらいの姿勢で取引をしています。私たちは、逃げも隠れもしません。こうした、「公明正大」の姿勢を当社が明確に示すことで、業界に対する信頼性を高めることが、市場のさらなる拡大につながると信じています。まずは、インフルエンサーマーケティングで成果につながらなかったり、不信感をもっていたりする企業の担当者の方々こそ、ぜひ当社に一度相談してほしいですね。必ず、誠心誠意向き合います。押し売りなんて絶対にしません。
PROFILE
プロフィール
中村 洋司(なかむら ようじ)プロフィール
1992年、埼玉県生まれ。2015年に日本体育大学卒業後、株式会社ネットフロンティア(現:株式会社アイトリガー)に入社し、デジタルマーケティング全般に従事。2019年、株式会社VAZに入社し、インフルエンサー・SNSマーケティングを経験。2024年、株式会社ALAWAYを設立し、代表取締役に就任。
企業情報
設立 | 2024年6月 |
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従業員数 | 5名(業務委託含む) |
事業内容 | インフルエンサーマーケティング事業、SNSアカウント運用事業、デジタルマーケティング関連事業 |
URL | https://www.alaway.jp/ |
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