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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社アークス 代表取締役社長 平井健太

ネットワーク・通信インフラ工事を母体とする会社が目指す組織の在り方

「事業多角化×挑戦」でさらに飛躍し、メンバーが誇れる会社を創る

株式会社アークス 代表取締役社長 平井健太

第二創業期を迎え、さらなる成長を目指しているアークス。ここでは代表の平井健太氏(以下、平井健)、エンジニアリング事業を率いる平井大樹氏(以下、平井大)、管理本部とクリエイション事業を担う松田氏の幹部3名による座談会を企画した。共に企業理念を策定した3人に、経営理念に対する想いや求める人材像などを聞いた。
株式会社アークス
代表取締役社長
平井 健太ひらい けんた
1988年、大阪府生まれ。2010年に京都産業大学を卒業後、流通大手のコンビニエンスストア本部でストアマネジメントを担当。その後、不動産業界に特化した人材紹介会社、医療業界に特化した人材紹介会社を経て、2017年、株式会社アークスに入社。2024年、代表取締役社長に就任する。
株式会社アークス
取締役 エンジニアリング事業部 部長
平井 大樹ひらい だいき
1989年、大阪府生まれ。2010年に経営の専門学校を卒業後、社外経験を経て株式会社アークスに入社。ネットワーク・通信インフラ工事に携わり、2024年、取締役に就任する。
株式会社アークス
管理本部 部長 クリエイション事業部 ディレクター
松田 淳まつだ じゅん
1990年、徳島県生まれ。2012年に愛媛大学を卒業後、大手SIerに入社し、公共向けシステムの開発・導入・保守運用を担当。2019年、株式会社アークスに入社し、現在は管理本部部長兼クリエイション事業部ディレクターを担当している。

アークスの成長に欠かせない、幹部2名の役割

―平井大樹さんと松田さんは、アークスでどのような業務を担っているのですか。

平井大:当社の祖業であるエンジニアリング事業部の部長として、チームのマネジメントを担っています。なかでも意識しているのは、営業職のように顧客に寄り添った話し方や立ち居振る舞いを徹底させることです。この業界は職人気質の人が多いため、顧客対応において差別化を図ることが重要だと考えています。その結果、こうしたスタンスはお客さまにも好評で、リピート獲得にもつながっています。

 施工に関しては、顧客の要望をヒアリングしたうえで「この部屋を執務室にするならここに無線LANを設置したほうがいいですよ」という具合に提案から行っています。当社では顧客と直接取引する案件が増えており、提案から施工完了まで一気通貫にサポートできているのです。これは、自社のHPなどWeb制作物をリニューアルして新規顧客を獲得しているからこそですね。

松田:私は管理本部において、人事・労務、経理、総務、情報管理に加え、契約・コンプライアンス対応など管理部門全般を幅広く担当しています。また、社内DXの推進にも力を入れており、顧客データベースの一元管理やチャットツールの導入、対外的には電子契約の導入などを進めています。さらに、クリエイション事業部のディレクターとして、WebサイトやLPの制作から納品、保守・運用まで一貫して手がけています。近年は、エンジニアリング事業とのクロスセルによる案件も増えていますね。

平井健:二人とも、第二創業期を迎えた当社の成長を支える幹部として、欠かせない存在ですね。

企業理念に込められた、それぞれの想い

―3名で決定した企業理念に対してどのように受け止めているかを、それぞれ聞かせてください。

平井健:これまでうまく言語化していなかったものを改めて共有できたという点で意義深いですし、「アークスらしさ」を社内外に発信できるようになったのは会社として大きな価値だと思います。策定にあたっては一人ひとりが真剣に考えた結果、共通のキーワードが自然と浮かび上がり、「やはりみんな同じ想いを持っていたんだな」と実感しました。

平井大:私の性格上、相手から言われたことを100点で返すより120点で返したいという意識は、この仕事を始めたときからずっと持っていました。そのため、企業理念が決まった後も「さあ、『一歩踏み込んだ感動レベルの価値提供』をしていこう」と、改めて意気込むことは特になかったですね(笑)。でも、共通認識として企業理念を言語化できたのは、お客さまに当社の想いを理解してもらい、他社との差別化につなげるうえでも良かったと思います。

松田:ただ言われたことをやるより、もっと踏み込んだ仕事をしたほうが、顧客満足度を高めるのはもちろん、会社の売上や自己成長にも跳ね返ってきますからね。やらされていては成長も望めないし、なにより楽しくありません。その意味ではこの企業理念を持って仕事に取り組むのは、やりがいにもつながると思いますね。

平井健:ちなみに、全員がつねに目にできるよう、社用携帯電話の待ち受け画面に企業理念の文言を取り入れています。

「仕事で暴れ足りない」。そんな人材を求む

―今後は採用を強化していくにあたり、どのようなメンバーと働きたいですか。

平井大:やはり指示を待つより、自己研鑽を通じて自走できる人であれば成長も早いですし、そうした人材を応援する環境が当社には整っていると言えます。たとえば、質問や相談に対しては、私たちを含め丁寧に指導しサポートできるメンバーがそろっています。

松田:自己研鑽について補足すると、「自己研鑽費」を出す仕組みも以前から話題に出ています。たとえば、デザイナーが休日に美術館へ行く費用など、成長につながる取り組みを会社が支援できればいいのでは、という考えです。

平井健:せっかくの休みをただ漫然と過ごすより、そうした学びや経験に投資できるのは有意義だと思います。まだ制度として正式導入には至っていませんが、メンバーの成長を支える仕組みは今後も検討していきたいですね。

松田:一緒に働きたい人物像に戻すと、やはり企業理念に共感し、熱い想いを持って取り組んでくれる人がいいですね。仕事とプライベートを完全に切り離すのではなく、自己実現と会社の成長を目指し、理念や考えを共有し合える仲間を歓迎します。

平井健:「新しいことにどんどんチャレンジしたい」という意欲のある人がいいですね。当社は16期を迎え、財務面や組織面では安定している一方、さらに事業を拡大していくための伸びしろがあります。挑戦したい人には大きな舞台を、じっくりスキルを磨きたい人には安心して取り組める環境を用意しています。そのうえで、特に「仕事で暴れ足りない」と感じている方々には、思い切り力を発揮できる最適な場所だと思います(笑)。
PROFILE プロフィール
平井 健太(ひらい けんた)プロフィール
1988年、大阪府生まれ。2010年に京都産業大学を卒業後、流通大手のコンビニエンスストア本部でストアマネジメントを担当。その後、不動産業界に特化した人材紹介会社、医療業界に特化した人材紹介会社を経て、2017年、株式会社アークスに入社。2024年、代表取締役社長に就任する。
企業情報
設立 2010年10月
資本金 800万円
事業内容 エンジニアリング事業、クリエイション事業、マーケティング事業、人材紹介事業
URL https://arcuss.jp/
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