INTERVIEW 業界別起業家インタビュー
学生インターン・若手社員が活躍するIT業界のニューカマー
新規事業も新規拠点もまずはまかせる。その後に成長がある
株式会社デジタルトレンズ 代表取締役 姫野 慎太郎
Sponsored 株式会社デジタルトレンズ
Web広告の運用やポータルサイトの運営などWebマーケティング支援の領域は、競争の激しいIT業界でも、とりわけ激戦区だ。そのなかで売上高が前年比200%増と、躍進中の企業がある。それがデジタルトレンズ。学生インターンも含め、平均年齢が20代という若手の能力を最大限に引き出すことで、クライアントの高い満足を獲得している。「お客さまのためにどれだけ努力できるか。それがWebマーケティング領域における競争優位性のポイントなんです」と語る同社代表の姫野氏に、独自の人材育成術や新規事業の展望などを聞いた。
Webマーケ領域の競争優位は技術よりもヒトにある
―2012年の設立から6年で、大企業を含む100社近くのWebマーケティング支援を手がけ、売上高は前年比200%増という急成長です。競争の激しい業界において、どうして躍進を遂げることができたのですか。
高い人材力があるからです。SEO対策やアクセス解析などの専門的なノウハウと技術がしっかりあることはもちろんですが、じつはWebマーケティング支援は、ヒトのチカラが大きくモノを言う世界なんです。
たとえば、Web広告を運用するとき、ターゲットとなるユーザーが訪れるページと、出稿する広告の内容とをフィットさせるために、広告文の細部にまでしっかり気を配り、効果が高まるように改善していく。その「ひと工夫」があるかどうかで、広告の効果はまったく違ってくるんです。
Web広告の運用と並ぶ、当社の事業の2本柱のひとつである、メディア事業でも同じ。たとえば、ユーザーがサイトに訪れるきっかけになった検索ワードから、ユーザーがどのようなコンテンツを求めているのかを読み解く。理論的な分析だけでなく、そこから一歩進んだ仮説を立案し、それにもとづくコンテンツの提供ができるかどうかで大きく数字は変わります。
たとえば、Web広告を運用するとき、ターゲットとなるユーザーが訪れるページと、出稿する広告の内容とをフィットさせるために、広告文の細部にまでしっかり気を配り、効果が高まるように改善していく。その「ひと工夫」があるかどうかで、広告の効果はまったく違ってくるんです。
Web広告の運用と並ぶ、当社の事業の2本柱のひとつである、メディア事業でも同じ。たとえば、ユーザーがサイトに訪れるきっかけになった検索ワードから、ユーザーがどのようなコンテンツを求めているのかを読み解く。理論的な分析だけでなく、そこから一歩進んだ仮説を立案し、それにもとづくコンテンツの提供ができるかどうかで大きく数字は変わります。
―なるほど。IT業界はノウハウや技術をどれだけもっているかが競争優位の決め手だと思っていました。
ノウハウや技術も重要です。これまでの運用経験が会社としての強みとなっているのも事実です。ただ、それだけじゃダメなんです。要は、担当者がお客さま、ユーザーのためにどれだけ一生懸命になれるか。その点、当社は、学生インターンも含めて、ときに時間を忘れるほど仕事に打ち込んでくれる人材が集まってきてくれているのが大きいですね。
採用では知識や学力より「熱い想い」を重視する
―しかし、学生インターンは学校に通いながら仕事を学んでいる存在ですよね。経験もないし、業務時間も制限されると思いますが、戦力になるのでしょうか。
ええ、大いに戦力になってくれていますよ。メディア事業ではWebサイトの運営責任者を務めている人がいます。人材採用の業務を担当してくれている人も。学生インターンが学生インターンを採用しているわけです。
―採用までまかせられるとは、よほど優秀な学生が来てくれているんですね。
もとから優秀な人材かといえば、そうとばかりはいえません。パソコンスキルもほとんどなかったような学生が中心です。いわゆる一流大学の学生もいますが、それは結果論。学生インターンを採用する際は、学校名はまったく意識しません。むしろ、「大学入試で思うような結果が残せなかった」という学生のほうが、挫折を経験しているぶん、「巻き返してやるぞ!」という想いから活躍してくれるケースが多いぐらいです。
それに、コミュニケーション能力やチームで動く能力など、社会人として必要な能力についても、採用段階では重視していません。最初は、人づきあいがうまくなくてもいいし、口ベタでもいい。それより将来についての熱い気持ちがあるかどうか。興味のあることに必死になれるか。たとえば、「絶対に起業したい」「Webマーケティングについてとことん学びたい」といった一途な想いをもっている人のほうが伸びるからです。
それに、コミュニケーション能力やチームで動く能力など、社会人として必要な能力についても、採用段階では重視していません。最初は、人づきあいがうまくなくてもいいし、口ベタでもいい。それより将来についての熱い気持ちがあるかどうか。興味のあることに必死になれるか。たとえば、「絶対に起業したい」「Webマーケティングについてとことん学びたい」といった一途な想いをもっている人のほうが伸びるからです。
いちばん努力した凡人が努力しない天才に最後は勝つ
―活躍している学生インターンの例を紹介してください。
たとえば、ある大学3年生の女性。「卒業後、出版社に就職するためにメディア事業の経験を積みたい」ということでウチに来た。「なんか、ペラッペラな動機だなあ」という印象でした(笑)。ところがいまでは担当メディアの事業拡大に楽しさを感じてくれ、1ヵ月で100万円近くも売上を伸ばし、事業部に欠かせない存在になっています。
ほかにも大学1年からインターンを続けてくれている男性。テレアポをしても最初は1,000件かけて1件も成果が上がらないような状況でした。ところが彼はそれでもくじけずに試行錯誤し、今では100件電話をすれば5件近くアポを獲得できるまでに成長してくれました。
ほかにも大学1年からインターンを続けてくれている男性。テレアポをしても最初は1,000件かけて1件も成果が上がらないような状況でした。ところが彼はそれでもくじけずに試行錯誤し、今では100件電話をすれば5件近くアポを獲得できるまでに成長してくれました。
―知識も経験もない学生を育て、戦力にしていくのはなかなかマネできないことだと思います。人材育成の秘訣はなんでしょう。
「まかせる」ということに尽きます。人は経験を通じてたくさんのことを学び、成長していきます。それは私の実体験でもあるんです。
私は大学を卒業後、IT系の企業で働き、入社1年目から海外での仕事をまかされました。学生時代の私は、文化や生活習慣の違う海外で働くなんて想像すらしていなかった。でも、試行錯誤しながら全力で取り組んでいくうち、経験値が上がっていったんです。
だから、社員やインターンのみんなにも、苦手意識にとらわれず、さまざまなことに果敢にチャレンジしてもらいたい。そして、失敗の悔しさも、成功の喜びもたくさん味わってほしい。とことん仕事に熱中してほしい。人には、もって生まれた才能があります。でも、その差は努力のチカラによって乗り越えられるもの。「いちばん努力した凡人が、努力をしない天才に最後は勝つ」。そう私は信じていますから。
ですので当社では、インターンが事業責任者として抜擢されたり、入社2年目の社員が大阪支社の立ち上げを行ったり。あるいは、新規事業である人材紹介事業も若手の社員が責任者として準備を進めています。まずは「まかせる」。「その先に成長と喜びがついてくるのかな」。そう思っています。
私は大学を卒業後、IT系の企業で働き、入社1年目から海外での仕事をまかされました。学生時代の私は、文化や生活習慣の違う海外で働くなんて想像すらしていなかった。でも、試行錯誤しながら全力で取り組んでいくうち、経験値が上がっていったんです。
だから、社員やインターンのみんなにも、苦手意識にとらわれず、さまざまなことに果敢にチャレンジしてもらいたい。そして、失敗の悔しさも、成功の喜びもたくさん味わってほしい。とことん仕事に熱中してほしい。人には、もって生まれた才能があります。でも、その差は努力のチカラによって乗り越えられるもの。「いちばん努力した凡人が、努力をしない天才に最後は勝つ」。そう私は信じていますから。
ですので当社では、インターンが事業責任者として抜擢されたり、入社2年目の社員が大阪支社の立ち上げを行ったり。あるいは、新規事業である人材紹介事業も若手の社員が責任者として準備を進めています。まずは「まかせる」。「その先に成長と喜びがついてくるのかな」。そう思っています。
―そんな信念を語りかけることで、若いメンバーたちを奮い立たせているわけですね。情熱をもった若者たちが集まり、師の教えを学び、世の中で活躍していく。IT業界の松下村塾のようですね。
いやいや、それは言い過ぎですね(笑)。私は「社会を変えたい」とか「世の中をよくしたい」といった大きな野望はもっていないんです。ただ、社員や学生インターンを含む若い人たちに、「仕事をするのはこんなにも楽しいんだ」と思ってもらいたい。仕事は誰かにいわれて、仕方なくやるものではない。自分のやりたいことを実現していくために自発的に行動していくプロセスなんです。
だから、学生インターンについては、大学卒業後の当社への就職を求めていないですし、社員に関しても将来の独立、起業ありきで入社しているメンバーもいます。自分の夢をかなえるためであれば、ほかの企業に就職してもいいし、すぐに起業してもいい。希望する選択肢を取れるだけのチカラをつけさせるのが私の責任だと思っています。とはいえ、「希望する選択肢を当社で提供できればよいな」と思っていますが。
だから、学生インターンについては、大学卒業後の当社への就職を求めていないですし、社員に関しても将来の独立、起業ありきで入社しているメンバーもいます。自分の夢をかなえるためであれば、ほかの企業に就職してもいいし、すぐに起業してもいい。希望する選択肢を取れるだけのチカラをつけさせるのが私の責任だと思っています。とはいえ、「希望する選択肢を当社で提供できればよいな」と思っていますが。
―最後に、これからの成長戦略について聞かせてください。
事業の軸を増やすことと、人材の育成、この2点につきると思っています。
新設した大阪支社では、営業拠点にとどまることなく、大阪主導のサービスのリリースも企画しています。また、人材紹介事業など複数の新規事業を企画しています。既存のメディア事業も、ジャンルをさらに幅広く展開していく予定です。
それぞれに若手の社員やインターン生が責任者として配置され、事業を展開していきます。彼・彼女らの成長が今後の当社の成長のポイントになっていくでしょうね。
ITは日進月歩の世界。これからも劇的な変化を見せることでしょう。たとえば、WebマーケティングにAIが活用され、広告配信におけるより精密で、より速いマッチングが自動でできるようになるでしょう。それに対応できるサービス展開はもちろん、さまざまな事業を育てることで、経営の安定化を進めていく必要があると考えています。
熱い想い、高い志をもった若い人材の可能性を開花させながら、デジタルトレンズをお客さまと働く人の両方にとって、さらに大きな意味のある会社にしていきたいですね。
新設した大阪支社では、営業拠点にとどまることなく、大阪主導のサービスのリリースも企画しています。また、人材紹介事業など複数の新規事業を企画しています。既存のメディア事業も、ジャンルをさらに幅広く展開していく予定です。
それぞれに若手の社員やインターン生が責任者として配置され、事業を展開していきます。彼・彼女らの成長が今後の当社の成長のポイントになっていくでしょうね。
ITは日進月歩の世界。これからも劇的な変化を見せることでしょう。たとえば、WebマーケティングにAIが活用され、広告配信におけるより精密で、より速いマッチングが自動でできるようになるでしょう。それに対応できるサービス展開はもちろん、さまざまな事業を育てることで、経営の安定化を進めていく必要があると考えています。
熱い想い、高い志をもった若い人材の可能性を開花させながら、デジタルトレンズをお客さまと働く人の両方にとって、さらに大きな意味のある会社にしていきたいですね。
PROFILE
プロフィール
姫野 慎太郎(ひめの しんたろう)プロフィール
1986年、香川県生まれ。2009年に京都大学経済学部卒業後、株式会社イトクロに入社。メディア事業部の責任者や、海外拠点の立ち上げ責任者などを務め、Webマーケティングの分野で活躍。2012年に退社後、26歳の若さで株式会社デジタルトレンズを創業。学生インターンを含む若手人材を育成し戦力化することで、Webマーケティング業界に旋風を巻き起こしている。
企業情報
設立 | 2012年9月 |
---|---|
資本金 | 20万円 |
従業員数 | 35名 |
事業内容 | インターネット広告代理業、Webコンサルティング事業、Webメディア事業 |
URL | https://dgtrends.com/ 厳選AGA:https://aga-pro.jp/ Propose:https://pro-pose.jp/ Smile:https://smile-pro.jp/ StudySearch:https://study-search.jp/ 介護farm:https://kaigo-farm.jp/ EnglishSearch:https://english-search.jp/ |
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