スパークルキャリア株式会社　代表取締役　藤原亮太

Sponsored スパークルキャリア株式会社

競争の激化が進む人材サービス業界において、介護分野に特化し、独自のこだわりを活かした取り組みで注目を集めているのがスパークルキャリアだ。同社代表の藤原氏は、「私自身大きな挫折を経験したからこそ、当社ならではのサービスを提供することができている」と話す。その挫折やサービスとはいったいどのようなものなのか。同氏に、今後のビジョンも含めて聞いた。

求人数の多さゆえに、条件の良さで選びがち

―事業内容を教えてください。

　大阪・奈良を中心とした関西エリアにて、介護業界専門の転職支援サービスを展開しています。介護施設の施設長といったハイクラス層に加え、介護士や相談員、ケアマネジャー、看護師、セラピストなど幅広い職種の人材と、老人ホームやデイサービス、ケアプランセンター、訪問看護・介護ステーションなどを運営している企業とのマッチングを図っているのです。転職支援サービスを取り扱っている会社はたくさんあるうえに、介護業界に特化した会社も多いです。そうしたなかでも、当社は独自の取り組みによって他社にはないこだわりを打ち出しています。

―どのようなこだわりでしょう。

　転職希望者に寄り添い、その人が心から幸せになれると思える転職先を紹介しようと心がけている点です。介護業界は慢性的に人手不足で、正直求人はたくさんあります。しかし求人数が多いぶん、転職希望者はどれを選んでいいかわからず、条件の良さだけで決めてしまいがちです。それが悪いとまでは言いませんが、実際に働いてみると「思っていた仕事と違う」となり、結果として早期退職につながってしまうと私は見ているのです。そのため、当社ではできるだけ対面で転職希望者にお会いし、潜在的な想いや価値観、成し遂げたい夢などをヒアリングしたうえで、それに合った働き方を共に考え、マッチした会社を紹介するようにしているのです。また、私自身、特別養護老人ホームでの介護現場からスタートし、その後、約10年間こうした人材サービスを通して介護分野で働いてきた経験があるほか、介護事業者向け団体の都道府県の事務局運営を務めています。そのため、介護関係の経営者とのリアルなネットワークがあり、「こんな人材がいれば採用したい」といった、本当に世に出ていない「非公開・未公開」などの希少な求人を提案できるのも大きな強みですね。

選挙への立候補をあきらめ、大きな挫折を経験

―なぜそのような提案スタイルにこだわっているのですか。

　それは、私自身の実体験がもとになっています。私は学生の頃から漠然と「世の中を変えたい」という想いを持ちつつ、転職を繰り返しては失敗するという人生を送ってきました。そうしたなかで、20代半ばで介護に特化した人材派遣会社の営業職を経験し、そこから同業会社の創業メンバーとして参画。チャンスに恵まれ、すぐに取締役を任されるようになり、会社の成長と共に自分も成長できたんです。そんななか、知り合いのご縁で選挙に出る話が持ちあがり、「これで世の中を変えられる」と立候補することを決意。しかし、活動していくなかで準備不足などから、立候補することをあきらめ、途中で挫折したんです。その責任をとって、会社の取締役を辞任。信頼して取締役を任せてくれた社長や、仲間と共に育んできた大切な居場所を失ったことが一番の挫折でした。

　そんななか、前職時代の知り合いから「採用を手伝ってほしい」と声をかけてもらったのです。失意のどん底にあった私にとって、本当に救われる想いでした。そこで、改めて今まで多くの人に信頼して支えてきてもらったことに感謝しつつ、「世の中を変えるためには、大きな目標を掲げるのも大事だが、まず目の前にいる周りの人たちに寄り添い、救えるような人物にならないといけない」と痛感しました。

―それが転職希望者に寄り添う原動力になっていると。

　そのとおりです。自分が挫折を繰り返してきたからこそ、転職で悩む人の気持ちもわかる。そこで、2021年10月にスパークルキャリアを立ち上げたのです。もともと社員を増やそうというつもりはなかったのですが、私の想いに共感してくれた同業界の知り合いから「私も一緒に働きたい」と1人、2人と入社してもらい、現在の６名体制に。そのため、全メンバーが同じ想いで転職希望者に寄り添える組織風土が醸成されているのです。みなさん、役職や年収を下げてまでこんな無名の会社に入ってくれているので、感謝しかありません。選挙に挫折したときは本当に反省しましたし、落ち込みました。けれどもいま振り返ってみると、それを含めた数多くの挫折がいまの自分をつくってくれたのだと感謝できるようになりましたね。

「想い」が叶えられるキャリアを一緒に考えたい

―今後のビジョンを教えてください。

　引き続き、縁あってお会いした転職希望者が幸せになるためのサポートをしていきたいですね。私は、約１年前に会社のパーパスを言語化しました。それは「一人ひとりの『いのち』のきらめきを引き出す」です。人はせっかく生まれてきたのですから、叶えたい夢や理想、大切にしたい価値観があるはずなんですね。特に介護業界は、「人の役に立ちたい」という想いを持って働いている人たちが多いんです。でも、目の前の生活があるし、とにかく稼がないといけない。仕事で悩むことがあっても家族や彼氏・彼女、友人にも言えないし、そもそも自分と向き合う時間もなく朝早くから夜遅くまで働いて疲弊している。今まで多くの転職希望者の話を聞いてきましたが、そういう人たちが増えていると感じています。

―だからこそ、そうした人たちの役に立ちたいと。

　ええ。そこで私たちがキャリアカウンセリングを通じてそれぞれの「本当の想い」を引き出し、想いが叶えられるキャリア、人生を共に考えていきたいと思っているのです。それが結果的に、介護業界、ひいては社会の発展につながればうれしいですね。介護業界で自身のキャリア形成を考えている人たちは、ぜひ当社に相談してほしいです。

PROFILE プロフィール

藤原亮太（ふじはらりょうた）プロフィール

1989年、大阪府生まれ。2008年に高校を卒業後、音響を手がける会社やホテルなどでキャリアを積む。2015年に、介護に特化した人材派遣会社に創業メンバーとして参画し、取締役に就任。2020年、選挙に打って出ようとするも挫折。2021年、その挫折を活かしてスパークルキャリア株式会社を設立し、代表取締役に就任する。

企業情報

設立	2021年10月
資本金	550万円
従業員数	5名
事業内容	介護業界に特化した転職エージェント業(有料職業紹介事業)、人材採用に関するコンサルティング業、人材派遣・人材紹介会社に対するコンサルティング業、広告業・広告代理業および各種宣伝に関する業務、上記各号に附帯関連する一切の業務
URL	https://www.sparkle-career.co.jp/

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