累計経営者579人に取材、掲載社数320ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

IT業界の起業家インタビュー

ビジョンズ株式会社 代表取締役 岩野 竜志

IT新事業の立ち上げが大切なことに気づかせてくれた

ビジョンズ株式会社 代表取締役 岩野 竜志

「ことしは消費者向けの事業を一挙拡大していきます」。これまで「完全クライアント主義」を貫き、広告代理店業、アフィリエイト、SEO事業など多くの事業を展開してきたビジョンズが、事業の方向転換をめざす。聞けば、企業理念も見直し、同社にとって初めての一般募集も行うという。2018年、新規事業でさらなる成長をめざす同社代表の岩野氏に、初採用で求める人物像や今後のビジョンなどを聞いた。

※下記はベンチャー通信71号(2018年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

消費者と直接かかわる事業を手がけたい

―なぜ従来の事業を方向転換し、消費者向けの事業に乗り出すのでしょうか。

 アンテナの取りつけ工事事業を始めたことがきっかけです。「アンテナ工事」ひとつをとっても、新築住宅を建てる際の設置工事、自然災害で破損してしまった際の修理、また、4K、8Kテレビの出現で専用アンテナが必要になるなどさまざまな需要があります。この要望の一つひとつに応えていくうちに、顧客とコミュニケーションを取る楽しさ、感謝されることの喜び、困っている人を助けることの意義を感じてきました。ささいなことかもしれませんが、法人向け事業をしてきたときとは、ひと味違った体験でした。

―これからどのような新規事業を展開していくのですか。

「顧客により近いところで価値を提供したい」という想いから、「衣食住のトータイルライフサポート」をテーマにした事業を展開していきます。概要を説明すると「衣」の部分ではeコマースのコスメ開発と販売、「食」の部分は6月から運営開始予定の飲食事業。そして「住」では、主軸になっているアンテナの取りつけ工事事業とオフィスの内装、個人宅向けのリフォームを事業化していくといったものです。

―経営で大切にしていることはなんですか。

 社員を大切にしていくことです。20代のころは利益を追求することしか考えていませんでした。始動するプロジェクトに対しては、私が、事業開始の仕組みをつくるだけで担当にまかせっきりの状態。途中で声をかけたり、ケアするわけでもなく、いつも心のなかは次の事業のことでいっぱいだったんです。
 でもこれでは当然、人も離れていってしまいますし、事業も思いどおりに進むはずがありません。ですから会社がどんな企業理念を掲げているのか、どんな目標を設定して、どんなことに挑戦しようとしているのか。このことを社員に理解してもらうことが大切だと考えたんです。顧客に直接向き合い、会社の価値を体現するのは、一人ひとりの社員ですから。

―ビジョンズが掲げる理念とはどのようなものですか。

「みんなにモテるモノづくり」です。これはわれわれの提供するサービスがすべての人を幸せにし、その人たちから感謝される「みんなからモテモテの会社をめざそう」といったもの。そのために社員には「顧客満足の向上」をつねに意識してもらい、業務にあたってもらう。そうすることで必然的に利益があがり、お客様も社員も会社も幸せになっていくといった想いが企業理念に込められています。
 消費者向けの事業に踏み切ったことが、理念を見直すきっかけにもなりました。くわえて新たに一般募集も行います。じつは、当社にとってこれが初めての募集になります。

「衣食住」の事業を軌道に乗せ海外進出をめざす

―新卒採用も始めるそうですね。求めているのはどのような人材でしょう。

 募集するのは、アンテナの取りつけ工事事業の営業。人と接することが多いので、元気があってコミュニケーション能力が高い人を望んでいます。当社の理念を理解してもらって、顧客と喜びを共感できる人もいいですね。
 とくにインフラ業界の経験の有無は気にしていません。というのも当社では、毎月行っている全体ミーティングで、技術者を交え、一日かけて研修と最新の情報共有を行っています。そのなかで、それぞれの人材の特徴を活かし、ポテンシャルを引き出せるような教育体制を組んでいます。

―今後のビジョンを教えてください。

 生活インフラは世界共通なので、「衣食住」の新規事業を軌道にのせて、ゆくゆくは海外進出をめざします。私自身も元々そうですが、幸いにも海外でビジネスをしている知人が多いので、日本で結果を残せば、海外の事業展開も可能だと考えています。なかでもアンテナの取りつけ工事事業にかんしては、フィリピンのマニラで地上デジタル放送を見ることができるようになったと聞いたので、直近で動く予定です。
 また、当社はやりたいことを事業化して、挑戦していくことを方針としています。新しく入社した人でも挑戦したいことがあれば、提案してもらいたいです。ただし、事業化される条件は理念にあっているかいないか。その一点を私が精査して、事業化が決まれば「事業部長」という立場で力を発揮してもらいたい。
 これからは社員と同じベクトルをもって、ビジョンズを成長させていきます。そして理念にも掲げている「みんなにモテるモノづくり」。その力を日本だけではなく、世界まで広げる。そんなビジョンを描いています。

岩野 竜志(いわの りゅうじ)プロフィール

1983年、神奈川県生まれ。経営者がそろう家系に生まれたこともあり、物心ついたときから起業家を志す。そして24歳のときにビジョンズ株式会社を設立。広告代理店業から事業をスタートさせ、多岐にわたり事業を展開。現在は、消費者向け事業に力を入れ、海外進出をめざす。

企業情報

設立 2010年2月
資本金 2,000万円
従業員数 22名(2018年3月現在)
事業内容 広告代理店、アンテナ工事事業、eコマース事業
URL http://visions-corp.com/

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