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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社日本美心 代表取締役 佐々木 大雄

多角化に舵を切ったベンチャー代表が抱く大志とは

人々の役に立つ事業を追求し、社会に価値を提供し続けたい

株式会社日本美心 代表取締役 佐々木 大雄

2017年に創業し、インターネット広告事業を手がける日本美心。厳しい競争環境のなかでも、事業は着実に成長し、来期には社員の数を現在の2倍以上に増やす計画を進めている。「積極的に新しい事業に挑戦していくフェーズに入った」と語る代表の佐々木氏に、事業を通じて実現したいビジョンについて聞いた。
※下記はベンチャー通信82号(2021年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

自社だから提供できる価値に、ひたすらこだわり続けたい

―事業内容を教えてください。

 EC通販事業をメインとした広告主とアフィリエイターを仲介する「ASP事業」と、それぞれの事業主の成長フェーズに合わせて顧客の課題解決を図る「コンサルティング事業」を柱に事業展開しています。事業はいずれも着実に成長を続け、今年4月に迎える第5期には社員数を現在の16名から40名ほどに増やす計画を進めています。

―着実な成長を続けられている要因はなんですか。

「相手が抱える課題や要望を自分ごととして捉える」という、仕事に対する当社の姿勢が顧客から評価されているためだと考えています。

 そもそも当社が事業を展開しているインターネット広告は、競争が非常に激しい市場です。大手を含め競合が多数ひしめく環境のなか、サービス内容そのものだけで他社と差別化を図るのはなかなか難しい。そのため、他社と差別化するために大切にしているのは、社員という「人」の力を最大化することです。顧客が困っていること、求めていることにしっかりと耳を傾け、それに合った提案を行う。基本的なことですが、こうした姿勢にこだわり続けてきたからこそ、顧客から信頼を得られ、事業を伸ばしてこられたのです。

 今後も引き続き、相手の課題や要求を自分ごととして捉える姿勢を大切にし、人々にとって「本当に役に立つ事業」を展開していきます。

次世代の日本を代表する、革新的な会社を創る

―佐々木さんが考える「本当に役に立つ事業」とはどのようなものでしょう。

 商品やサービスの提供を受けた人に、「助かった」「幸せだ」と心底ありがたさを感じてもらえる事業です。そもそも、世の中に存在するいかなる商品やサービスも、必要とされるからこそ企業は対価を得られるわけですが、必ずしも「この商品やサービスでなくてはならない」と言えるものばかりではありません。

 私がこのように考えるのは、当社が創業以来、広告主とアフィリエイターを仲介する事業を続けてきたからでもあります。多数のASPサービスがひしめくこの業界であるからこそ、「日本美心だから選んだ」と言われるよう、我々は相手に寄り添った提案を心がけ、信頼を得られてきました。

 現在は、おもに法人が取引先となるインターネット広告に特化した事業を展開していますが、来期以降は、一般消費者を含むより幅広い人々に向けて、価値のある事業を新たに立ち上げていく方針です。

―新たな事業を育てるために、どのようなことに力を入れていきますか。

 新しい事業の立ち上げにおいて、これから新しく増える仲間たちに積極的に担ってもらいたいのです。そのために、社員が働きやすい環境づくりや制度づくりを進めていきます。昨年には、どんどんと増えていく仲間と日本美心が進むべき方向性を共有するために、「次世代の日本を代表する革新的な会社を創る」というビジョンを掲げました。ようやく事業の多角化に舵を切り出したいま、この壮大なビジョンを実現できるのはまだまだ先だと考えていますが、これから増えていく仲間たちと意見を出し合いながら、新たなことに積極的に挑戦できる環境をつくっていきます。「人々の役に立ちたい」という社員たちの強い想いがあれば、必ず革新的な事業を生み出せると信じています。

IPOも視野に、挑戦できる環境を整えたい

―これから社員として迎え入れる仲間にメッセージをお願いします。

 当社は今後もITを中心とした成長領域のなかでも、既存事業にとらわれずに積極的に新しいことに挑戦していきます。社員が新たなことに挑戦できる事業の規模を増やすために、2025年のIPOを目指した準備も来期から行っていく予定です。「社会をより良くしたい」「自身を成長させたい」と考える方は、ぜひ、日本美心のメンバーとして一緒に挑戦の輪にくわわってほしいですね。
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