INTERVIEW 業界別起業家インタビュー
事業主側の領域へ果敢に挑戦するWebマーケティングのエキスパート集団
Web広告×独自コンテンツマーケティングで、市場の価値を再創造したい
SideKicks株式会社 代表取締役 岡嶋 大樹
Sponsored SideKicks株式会社
Webによる広告代理事業を、メインに手がけているSideKicks。特に動画広告が好調で、2018年の創業ながら、2020年度の売上は15億円。来期は、25億円を見込んでいるという。Webの広告代理事業を手がける会社は数多くあるなか、同社の強みはどこにあるのだろうか。大手広告代理店から独立した代表の岡嶋氏に、SideKicksならではの強みや今後のビジョン、若者に対するメッセージなどを聞いた。
※下記はベンチャー通信83号(2021年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
4つの事業間シナジーで、オリジナルコンテンツを制作
―SideKicksの強みはなんでしょう。
コンテンツマーケティングに注力している点です。近年、AI化により、流行予測や広告の最適化といった観点では、広告代理店の差がなくなりつつあります。商品があふれかえっているため、良い商品でも埋もれてしまう可能性がある。そんななか、最終的に重要になるのは、顧客に直接訴求する「セールスライティング」と「コンテンツ企画力」といった、コンテンツマーケティングのチカラだと確信しています。特に当社は、Web購入ユーザーが多い20代後半から30代の女性をターゲットにした、美容やヘルスケア領域の商品をメインに取り扱い、購買客となるファン獲得に取り組んでいるのです。
―どのようなコンテンツマーケティングを行っているのですか。
具体的に言うと、「動画事業」×「広告代理事業」×「メディア事業」×「インフルエンサー事業」です。芸能人やYouTuberにくわえ、声優やイラストレーター、漫画家の方たちとのネットワークを構築。一部クラウドサービスも利用し、コンテンツを制作しています。特に動画は、近年YouTubeに仕様変更があり、動画でのファン獲得ができるようになりました。当社では4つの事業間シナジーにより、目で見て耳で聞いて、視聴者に「買いたい」と思ってもらう動画を一括して制作し、ターゲットユーザーに届けることが可能。制作会社、広告代理店、メディア会社、キャスティング会社それぞれが法人格として成立しているなか、わざわざ4つの事業を同時進行で展開するのは大手でも難しく、参入障壁が高いと言えます。そういった点で、当社のオリジナルコンテンツが評価されており、業容の拡大につながっています。
2025年には、売上100億円をめざす
―SideKicksではどのような働き方ができるのでしょう。
どこのベンチャー企業よりも、裁量をもって働けると自負しています。過去に自分を育ててくれた方々がそうでしたから、教育方針のベースはそれです。実際、来年度に新卒入社予定の女子学生が、現在インターンとして働いており、それなりの案件を任せています。ベンチャー企業で求められるのは、行動力と意志決定力、あとはやり切る力。それらを磨いてもらうためにも、新人にも裁量を与えているのです。とはいえ、クライアントの満足度を下げるアウトプットにしないためにもフォローは徹底します。
―今後のビジョンを教えてください。
Webマーケティングのエキスパート集団を軸に、広告代理事業にとどまらず、商品を提供する事業主側の領域にも挑戦していきます。当社が事業主の立場になれば、通常広告代理店に払うフィーが不要になり、そのぶん商品の付加価値を高めることができますから。そうすることで、経営理念である「Re:Create(価値の再創造)」を市場に提案できると考えています。機会があれば、OEMやM&Aで実現していければと。そうした積極的な事業投資により、2025年には売上100億円規模の会社にするのが目標です。また、必要であると判断すれば、IPOも視野に入れていますので、上場水準で会社を発展させていきたいですね。
20代でがんばれば、未来への投資につながる
―ベンチャー企業に興味がある若者にメッセージをお願いします。
「ライフワークバランス」という言葉が定着していますが、自分のキャリア、ライフステージを考えたうえで、20代の働き方を重要視したほうがいい。30代でその経験が絶対に活きます。実際に、私自身がそうでしたから。ライフステージの変化で、男女ともに全力で仕事に取り組みたくても限定的になることがあると思います。優先順位が変わったとき、用意ができているのか。たとえば、結婚や子育てを見すえたうえで、20代をどう捉えられるかですよね。
また、内定が出て入社した時の実力差はないに等しく、そこからの成長曲線をどう描くかが重要です。その点、当社は単なる広告代理店ではなく、Webマーケティングのエキスパート集団。ここで裁量をもって働くことは、未来への投資につながるはず。そんな仕事がエキサイティングだと思える人は、ぜひいっしょに働いてほしいですね。
また、内定が出て入社した時の実力差はないに等しく、そこからの成長曲線をどう描くかが重要です。その点、当社は単なる広告代理店ではなく、Webマーケティングのエキスパート集団。ここで裁量をもって働くことは、未来への投資につながるはず。そんな仕事がエキサイティングだと思える人は、ぜひいっしょに働いてほしいですね。
PROFILE
プロフィール
岡嶋 大樹(おかじま だいき)プロフィール
1987年、奈良県生まれ。2013年に立命館大学MOT大学院 テクノロジー・マネジメント研究科を修了後、株式会社セプテーニに入社。営業として勤務し、多数の会社ギネス更新やアワード受賞を経験する。その後、複数のベンチャー企業を経て、2018年にSideKicks株式会社を設立し、代表取締役に就任。
企業情報
設立 | 2018年4月 |
---|---|
資本金 | 1,000万円 |
売上高 | 15億円(2021年3月期) |
従業員数 | 30名 |
事業内容 | Web広告代理事業、動画制作事業、キャスティング事業、OEM化粧品コンサル事業、ヘルスケア事業など |
URL | https://side-k.co.jp/ |
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