INTERVIEW 業界別起業家インタビュー
創業から4年で上場を果たしたデジタルマーケティングベンチャー
「多能化人材」を育成することで、理想とする会社を追求していく
株式会社AViC 代表取締役社長 市原 創吾
Sponsored 株式会社AViC 代表取締役社長
急成長を続けているインターネットの広告市場。そのなかで、2018年の創業から実質わずか4年で東証グロース市場への上場を実現したのが、企業向けにデジタルマーケティング支援を手がけている株式会社AViCだ。同社代表の市原氏は、「急成長する市場に対応するために『多能化人材』を育成することにこだわってきた」と強調する。同氏に、そのこだわりの詳細や、短期間で上場を実現できた要因などを聞いた。
※下記はベンチャー通信86号(2022年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
本質的な価値を提供できる、人材が必要
―市原さんが経営を行っていくうえでのこだわりはなんでしょう。
顧客に対して、本質的な価値を提供できる「多能化人材」を育成することです。我々は1社1社と向き合い、営業からコンサルテーションまで一人のメンバーが一気通貫したデジタルマーケティング支援を行っています。これは言葉にすれば簡単ですが、決して容易ではありません。「営業だけできる人」「広告の運用だけできる人」ではなく、顧客の課題を正しく理解し、高い次元でのスキル提供を各メンバーが行えるようにならなければ実現できないと考えているのです。そのために、各メンバーが成長できるような環境づくりにこだわっています。
―具体的に教えてください。
一見定量化しづらい人の能力を、独自の科学的なアプローチで数十項目に因数分解し、言語化および項目化しました。それを用いて、各メンバーの能力をスコア化し、プロファイリングすることで育成しています。また、属人化しやすいスキルやノウハウを組織知化したうえで、独自のDXツールを作成。それを各メンバーが活用することで、高付加価値化かつ効率化されたプランを顧客に提供できるようにしつつ、さらなる個々のスキルアップを図っているのです。
―そのほかに取り組んでいる育成策はありますか。
一人ひとりのコンディションや成長に応じて、適切なプロジェクトのアサインメントをするように意識しています。ときには、チャレンジングなプロジェクトを任せ、指数関数的に桁を変えるような成長をうながすことも計画的に行っています。さらに、感覚的なマネジメントによる判断や、旧来の広告会社のような夜遅くまで働いて成果を出すといった働き方から脱却するため、各メンバーの業務における工数を管理。それぞれが、効率的に最大価値を顧客へ提供できるようにしています。
これらの取り組みは現在もアップデート中で、当社の若きリーダーたちが中心となって、士気高く成長実感が得られるような環境づくりに日々向き合ってくれています。
これらの取り組みは現在もアップデート中で、当社の若きリーダーたちが中心となって、士気高く成長実感が得られるような環境づくりに日々向き合ってくれています。
急成長の市場だからこそ、生まれている課題がある
―株式会社AViCが主戦場としているインターネットの広告市場の状況を、経営者としてどのように見ていますか。
みなさんご存じの通り、インターネットの普及により、広告市場も年々急成長、急拡大を遂げています。あらゆる産業においてDXが進んでいくこともあり、今後も変わらず伸びていく市場だととらえています。ただ、伸びているからこその市場課題があると、我々は考えています。
―その課題とはなんでしょう。
クライアントに適したコンサルティングを行える人材の成長が市場の急成長に追いつかず、優秀なコンサルタントが限られていることです。もはや業界全体で人材難だと言えるでしょう。そのため、デジタルマーケティング支援を行う会社の間で、情報・技術の格差が生まれています。その結果として、支援するデジタルマーケティング企業によってクライアントの成果が大きく変わってしまい、クライアント間での「デジタル・デバイド」が起こっていると考えているのです。当社には、そうした課題と真摯に向き合い、デジタル・デバイドをなくす社会貢献を全社一丸となって実現したい、という強い想いがあるのです。
企業の成長ドライバーとして、貢献とチャレンジをし続ける
―実質わずか4年で上場できた要因をどのように分析していますか。
つねに大きな目標を掲げてクリアできる人材がそろっており、それが会社の組織風土になっていることが評価されたのだと考えています。
ただ、上場はあくまでスタート地点。組織風土を支える人材は毎年入社しており、どんどん成長しています。これからも「多能化人材」を育成し続けていくことで、日本企業の成長ドライバーとして貢献していきたいですね。そのチャレンジの数と質を積み重ねていった結果として、令和を彩る企業を目指したいと考えています。これからも我々が理想とする会社を追求していくので、当社に興味がある人はぜひ飛び込んできてほしいですね。
ただ、上場はあくまでスタート地点。組織風土を支える人材は毎年入社しており、どんどん成長しています。これからも「多能化人材」を育成し続けていくことで、日本企業の成長ドライバーとして貢献していきたいですね。そのチャレンジの数と質を積み重ねていった結果として、令和を彩る企業を目指したいと考えています。これからも我々が理想とする会社を追求していくので、当社に興味がある人はぜひ飛び込んできてほしいですね。
PROFILE
プロフィール
市原 創吾(いちはら そうご)プロフィール
1986年、岩手県生まれ。青山学院大学理工学部卒業後、2009年に株式会社サイバーエージェントへ入社。広告部門を経て、2018年に株式会社AViCを設立し、代表取締役社長に就任する。2022年、東証グロース市場に上場。
企業情報
設立 | 2018年3月 |
---|---|
資本金 | 3億2,188万8,000円(資本剰余金を含む/2022年6月末時点) |
売上高 | 13億2,900万円(2021年9月期) |
従業員数 | 50名(2022年6月末時点) |
事業内容 | デジタルマーケティング事業 |
URL | https://avic.jp/ |
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