ジルミナ株式会社　代表取締役　荒井駿

投資されている立場にあると、自分たちを認識してきた

―ジルミナにおいて、野坂さんはどのような領域を統括しているのですか。

　社員の採用を含め、Webマーケティング事業全体を統括しています。ここ1～2年は、新しい部署や事業がどんどん社内に立ち上がったため、そうした部門間の連携を調整したり、事業の推進体制を整備したりすることも増えてきました。私が入社した創業直後の6年前を思い返すと、会社の成長ぶりを実感します。

―これまでの6年間をどのように振り返っていますか。

　社員たちがひたすら挑戦を重ねる日々だったと振り返っています。創業当初のジルミナは、販路を開拓するのに十分な人員や実績がない状況でした。そうしたなかで既存顧客の満足度を高めて今後の取り引きにつなげていくには、顧客の課題やニーズにしっかり応えるべく、愚直な挑戦を繰り返していく必要がありました。その際に大切にしていたのは、「自分たちは投資されている立場にある」という考えです。業界には、我々より規模が大きく実績も豊富な企業がいくらでも存在します。そのなかから当社と取り引きするというのは、顧客にとって「投資」そのものです。ですから、私たちはそうして当社とかかわってくれる顧客の想いに応え、顧客の感動を引き出すために、新しいことや難しいことに挑戦してきました。その結果としていまのジルミナがあるわけですから、社員の挑戦を積極的に応援する雰囲気は強いと思います。

―事業責任者として、今後どういったことを目指していきますか。

　今後、社員の数がどれだけ増えていっても、いまのジルミナの強さをさらに磨き続けていける組織づくりを目指しています。意欲ある社員たちがこれからも果敢な挑戦を行っていけるよう、社員一人ひとりが主体的に思考し、積極的に行動できる環境をつくっていく考えです。そうした環境のなかでチャレンジしていきたいと考えるみなさんは、ぜひ我々の仲間に加わってほしいですね。

私の得意分野と実績を、しっかり見てくれていた

―業務内容を教えてください。

　自社ブランドの美容品を手がける新規事業に携わっています。具体的には、商品企画からパッケージのデザイン、OEM企業との折衝、SNSアカウントの運用まで、商品の開発・販売にまつわるあらゆる業務を担っています。この事業は、ジルミナの第2の柱になる事業をつくろうと、これまでとはまったく違う領域で2023年に立ち上がったものです。今年1月には最初の商品となるフェイスマスクを発売したばかりです。

―どのような経緯で新規事業に携わることになったのですか。

　最初のきっかけは、私が当社のインターンシップに参加した際、既存顧客の美容品のSNSアカウント運営にかかわったことでした。私自身、もともと化粧品検定の資格をもっており、美容分野に知見が多かったこともあり、複数のアカウントでフォロワー数をゼロから3万近くまで増やすことができました。その成果を代表の荒井が見てくれていて、「美容品に関する新規事業に携わってみないか」と私に声をかけてくれたのです。そこから、美容品のブランドをゼロから立ち上げるという、私にとってはもちろん、会社にとっても初めての試みにチャレンジすることになりました。ジルミナには社員の挑戦を応援する社風があり、若手にも大きな裁量を与えてくれるという魅力を実感しています。学生時代は化粧品メーカーへの就職を考えていた時期もありましたが、いまではジルミナに入って良かったと思っています。

―今後の抱負を聞かせてください。

　まずは、今回立ち上げたブランドから、化粧水などユーザーが「ライン使い」できるよう、商品を充実させていきたいと考えています。将来は、年代や悩みの異なる利用者をターゲットに、新しいブランドも立ち上げてみたいです。そうした挑戦を重ねて、世の中の美容の悩みを解決できる事業を、このジルミナのなかにつくっていきたいですね。

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PROFILE プロフィール

荒井駿（あらいしゅん）プロフィール

1989年、東京都生まれ。2012年、中央大学経済学部を卒業後、通信回線の代理店に入社し、法人営業に従事。その後転職し、IT企業のマーケティング事業を担当。インハウス広告責任者として数億円規模のインターネット広告を運用。2017年、ジルミナ株式会社を設立し、代表取締役に就任。

企業情報

設立	2017年6月
資本金	100万円
従業員数	31名
事業内容	広告代理事業
URL	https://zilumina.co.jp/

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