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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社Nexil 代表取締役CEO 鈴木 将吾

110回の挫折を乗り越え「令和を代表する会社」を目指す起業家

Z世代の「可能性」を切り拓き、誰もが活躍できる社会をつくる

株式会社Nexil 代表取締役CEO 鈴木 将吾

東京・渋谷にあるNexilのオフィス。20代を中心とするメンバーが、仕事に熱中している。みな自分の「可能性」を信じ、「未来を自分の力で切り拓けるはずだ」という自信に満ちた顔だ。今回はNexilの事業拡大を支える3名のキーパーソンに取材。ヒトの可能性を開花させる環境に迫った。
※下記はベンチャー通信92号(2025年3月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
未経験入社でも1週間で最前線へ。急成長を促す研修制度があります
取締役 HR事業部 本部長
杉本 晃規すぎもと あきのり

独自コンテンツの活用で、業務を鮮明にイメージ

―杉本さんは人事責任者として、Nexilの新入社員向けの研修制度を企画・運営しているそうですね。

 はい。当社は学歴・職歴を重視しない人材採用を行っているので、人材紹介事業の未経験者が多いのはもちろん、営業経験のない人も数多く入社しています。未経験者であっても、1週間後にはキャリアアドバイザーとしてデビューができるように、研修メニューを工夫しています。

―どのような工夫でしょう。

 さまざまなタイプの求職者との面談ロールプレイを動画コンテンツとして独自に作成し、「Nexil塾」というYouTubeチャンネルを通して社員に限定公開。画面の向こうの先輩と同じように話せるまで、徹底して視聴してもらいます。

 疑問点があれば所属チームの上長や先輩に聞ける体制をつくっているので、異なる場面で応用がきくレベルに達することができます。

 また、新入社員研修の前半は座学が中心で、おもにビジネスパーソンに必要な基礎知識を学びます。「報連相」「PDCAサイクル」といった基礎的なビジネス知識の説明や、会社という組織の中で働くうえでの基本的なビジネスマナーなどを研修カリキュラムに加えています。ベンチャー企業特有の「柔軟さ」とともに大企業の「堅実さ」も重視している社風のため、一般的な大企業と遜色のない教育体制の構築を目指しています。

 さらに、代表の鈴木自身が講師になって、「当社の事業がどのように社会に貢献しているのか」を解説。世の中を変えるベンチャー企業のメンバーとしてのマインドセットを整えてもらいます。

―これからジョインする仲間にメッセージをお願いします。

 入社初月から複数の求職者の転職を成功に導き、売上目標を大幅達成する新入社員もいるほど入社時の研修が充実しています。熱量の高いみなさんからの挑戦を社員一同、心よりお待ちしております。
求職者が「本当にやりたいこと」を、こちらが見出し提案する仕事です
HR事業部 採用支援課 課長
青木 直登あおき なおと

パン屋のバイトから建設業へ。年収2倍の転職成功を導く

―青木さんが携わっている転職紹介事業の成功例を共有してください。

 家庭の事情で就職できず、地元のパン屋でアルバイトをしていた20代の男性の転職は今でも鮮明に覚えています。市場価値を高められる業界・職種として、その男性には建設業の施工管理職を提案しました。内定が出た際は涙ながらに喜ばれ、入社後はバリバリ活躍されており、年収もすでにアルバイト時代の倍以上になったそうです。

―キャリアの大きな飛躍になる職種を提案したのはなぜですか。

 面談を通して過去と未来についてとことん話し合った結果、彼の実現したい未来にガチっとハマったのが1番の理由ですね。やりがいを感じる瞬間にフォーカスをあてたときに"人の役に立った""社会に貢献した"というキーワードが出てきて、「これは施工管理職にピッタリだな」と。自己成長のために地元を離れての就業を提案し、快諾してもらいました。

―人生の大きな決断にまで深くかかわっているのですね。

 そうですね。「次世代の可能性を切り拓く」というミッションを実現するために、各メンバーが求職者一人ひとりと本気で向き合ってくれています。その本気度が、当社の強みの1つであり、求職者の未来へのワクワク感にも少なからずつながっていると思います。
この重責をどこまで果たせるか。自分の「可能性」にワクワクしている
IT/DX事業部
増井 優太ますい ゆうた

「新事業立ち上げ」という厳しい環境を自ら選んだ

―現在の業務内容を教えてください。

 今期から開始したIT/DX事業部の責任者を任されています。エンジニア未経験者を育成し、クライアント先に技術提供するSES事業がメインです。私は、求職者の集客、面接、研修企画から、クライアント先の開拓や配属後のサポートまで、事業責任者としての業務を一手にこなしています。

―プレッシャーも大きいのではないでしょうか。

 そうですね。ただ、必ず成果を出さなければならない厳しい環境だからこそ、自分を成長させる大切なステップになると感じています。私はいずれ子会社を任されるようなポジションに就きたいと考えています。その試金石として、まだ入社2年目ではありますが、新たな事業部の責任者に立候補したのです。自分でもまだ見ぬ「可能性」を切り拓けるのではないかと、ワクワクしています。

―社会での活躍を目指す人材にメッセージをお願いします。

 当社に来れば、「誰でも簡単に成長できる」というわけではありません。しかし、厳しい環境でこそ開拓できる可能性を信じて業務に臨めば、必ず成長できるはず。私たちとともに次なるステップを踏み出しましょう。
PROFILE プロフィール
鈴木 将吾(すずき しょうご)プロフィール
1996年、神奈川県生まれ。高校2回、大学1回の中退を経て、韓国LGグループの物流子会社に就職。その後、外資系スタートアップ企業にてITサービス立ち上げや、人材ベンチャー企業での新規事業立ち上げなどを経て、2021年4月に株式会社Nexilを設立。代表取締役CEOに就任。
企業情報
設立 2021年4月
売上高 7億円(2025年3月期見込み)
従業員数 60名
事業内容 HR事業、IT/DX事業、Webマーケティング事業
URL https://nexil-inc.co.jp/
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