INTERVIEW 業界別起業家インタビュー
営業代行から葬祭業まで多様な事業を展開する起業家の熱き思い
顧客と社員の「人生のインフラ」を創り、長く豊かな暮らしを提供する
株式会社Actrelation 代表取締役 金子 裕斗
Sponsored 株式会社Actrelation
営業代行会社として創業したActrelationは、「人生のインフラになる」という理念を掲げ、現在は電気・ガスから葬儀、飲食まで多様な領域に事業を拡大している。同社が事業を多角化した背景について、代表の金子氏は「社員を見切ったりせず、長く働けるためには営業代行以外の事業が必要」だという。そのうえで「持続的な成長が不可欠」だとし、さらなる多角化を目指すための人材獲得と育成を目指している。そうした未来に向けた展望を同氏に聞いた。

株式会社Actrelation
代表取締役
金子 裕斗かねこ ひろと
1995年、東京都生まれ。東京理科大学卒業。その後、2020年に株式会社Actrelationを設立。代表取締役を務め、現在は多くの領域で多角的な事業を展開する。
事業を多角化して、顧客も社員も豊かにしたい
―事業内容を教えてください。
創業当初は電気、ガス、ウォーターサーバーといったライフライン領域での営業代行からスタートし、現在は保険会社の代理店業務や葬祭業、ライフハック情報などを発信するSNSメディアの運営など多岐にわたる事業を展開しています。さらに、グループ会社で不動産賃貸業も展開しており、BtoB・BtoCの両面から、ステークホルダーのあらゆるライフステージを支えられるようになりました。こうした経緯から、新たに「人生のインフラになる」という理念を掲げ、事業のさらなる多角化を目指しています。
―なぜ、それほど多角化にこだわるのでしょう。
すべての人々の人生を、あらゆる観点から豊かにしたいと考えているからです。この「すべての人々」には、当然ながら社員も含まれています。すべての社員が、いくつになっても長く活躍できる場が必要です。私はずっと営業代行を続けてきましたが、正直なところ、40歳を超えてこの仕事を続けるのは、体力的に厳しいとも思っています。当社にはいま、46歳の社員がいますが、現状でも外回りの営業が厳しくなっており、あと10年後にはできる仕事がなくなってしまう可能性があります。そんな彼を「見切る」のではなく、当社で仕事を続けていくにはどうしたらいいかと考えたとき、別の業務を担当してもらえる「企業内転職」のような環境があればいいという答えに行き着いたのです。このように、「人生のインフラになる」という理念には、社員が現役を引退するまで当社で働き続けられる「インフラになる」という意味も込めています。
―しかし、事業の多角化にはリスクも伴いますよね。
短期的にはリソースの分散による事業成長の鈍化といったデメリットがあるかもしれませんが、より大きな視点で見れば、メリットのほうが大きいのではないでしょうか。たとえば、日本では「100年続く会社」が世界一多いといいますが、その成長を支えるのは社員が30年、40年、50年と定年退職まで続けられる事業があるからこそ、です。営業代行という業態は変わらず残るとはいえ、それを社員の人生という視点で見れば、50年続けるのは厳しい。であれば、雇用の形態を転換しやすい多角的な事業が必要です。私たちが「100年続く企業」になるには、多角化こそが最良の道だと思っています。そして、社員が長く働けるよう事業を持続的に成長させることこそ、私の使命です。
事業の成功は「人」にあり、関係構築こそが成長のカギ
―では、そのような成長に向けて、特にどのような点を重視していますか。
私は、かねてより「いかに人に信頼されるか」という点を重視してきました。どのような事業でも、土台となるのは「人と人との信頼関係」です。そうした信頼関係を築くうえで、私は特に2つのプロセスが重要だと社員に伝え続けています。
1つは「圧倒的に早いレスポンス」です。つまり、メールやチャットが来たらすぐに返信するということ。社会人として当たり前のように聞こえるかもしれませんが、意外にできていない人が多い。2~3日返信が来ないという経験は誰もがあるのではないでしょうか。その際、返信を待つ相手は不安を抱きます。この不安は信頼を築くうえで、大きなハードルになります。しかも、早く返事をするのは、学歴や能力に関係なく「誰でも無料でできること」です。私はこうして素早くレスポンスすることで顧客の信頼を勝ち得てきました。たとえば、ある代理店の事業で、他社が2万円の利益を出せるところを、当社はどうしても1万8,000円が限界でした。そのため、価格面で他社より不利な提案をせざるを得ませんでした。しかし、その代理店からの連絡に、つねに迅速に応答し続けた結果、私たちを選んでもらうことができました。こうして相手の不安を取り除きながら、信頼関係を少しずつ構築していった先にある2つ目のプロセスが、「顧客から別のお客を紹介したいと思われる人材」になることです。
1つは「圧倒的に早いレスポンス」です。つまり、メールやチャットが来たらすぐに返信するということ。社会人として当たり前のように聞こえるかもしれませんが、意外にできていない人が多い。2~3日返信が来ないという経験は誰もがあるのではないでしょうか。その際、返信を待つ相手は不安を抱きます。この不安は信頼を築くうえで、大きなハードルになります。しかも、早く返事をするのは、学歴や能力に関係なく「誰でも無料でできること」です。私はこうして素早くレスポンスすることで顧客の信頼を勝ち得てきました。たとえば、ある代理店の事業で、他社が2万円の利益を出せるところを、当社はどうしても1万8,000円が限界でした。そのため、価格面で他社より不利な提案をせざるを得ませんでした。しかし、その代理店からの連絡に、つねに迅速に応答し続けた結果、私たちを選んでもらうことができました。こうして相手の不安を取り除きながら、信頼関係を少しずつ構築していった先にある2つ目のプロセスが、「顧客から別のお客を紹介したいと思われる人材」になることです。
―そのような人材になるためのプロセスを教えてください。
まずは「契約をゴールにしない」ことです。契約を取ることだけが目標になると、手練手管を駆使し、時には半分だましているような営業手法に頼ることがあります。しかし、そのような手法では、顧客の失望を買い、その先の関係構築にはつながりません。もし契約をもらったら、「どうすればこの人といい関係が築けるか」「どんなサポートを求めているのか」を徹底して考え、それを実際の行動に移して初めて「この人にならほかの知人にも紹介できる」という関係にまで達することができます。こうなれば、自ずと次の契約成立の可能性が飛躍的に向上します。私はこの「行動して関係をつくる」という意味を込めて、社名を「Act(行動)relation(関係)」にしています。
―最後に、ビジネスパーソンとしてさらに成長したいと考える若者にメッセージをお願いします。
当社では、社員の独立や起業も応援しており、社員には「本当にやりたいこと」を実現してほしいと心から願っています。仮に独立しても、当社と深い信頼関係を構築していればお互いに支え合うこともできます。実際、自ら「やりたいこと」を宣言した社員が、いまグループ会社の代表を務めています。私は、社員と社員の夢を決して見切らず、それぞれの「人生のインフラ」として支えていきます。ぜひ私たちとともに夢に向かって、積極的に「Act」し、多くの人々との「relation」を築いていきましょう。
※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。


