ベンチャー通信Online > 起業家インタビュー > 人材・研修 > 株式会社Human Creation 代表取締役CEO 山川 勇之丈

INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社Human Creation 代表取締役CEO 山川 勇之丈

ブライダルをプロデュースした経験を持つHRベンチャー・トップ独自の採用支援

「採用に再現性なんてない」1社1社オーダーメイドで採用支援

株式会社Human Creation 代表取締役CEO 山川 勇之丈

労働人口の減少により、多くの企業が新卒採用に苦戦している。そうしたなか、全国のベンチャー企業や大手企業など、幅広い企業の新卒採用を成功に導いているのが沖縄県に本拠を構えるHuman Creationだ。同社代表の山川氏は、大手ウエディングプロデュース会社での経験を活かし、新卒採用を一気通貫で支援している。そのなかでも、特にインターンシップのプログラム構築支援に大きな強みを持つという。「沖縄から、全国に向けて採用支援の輪を広げていきたい」と意気込む同氏に、支援内容の詳細や今後のビジョンなどを聞いた。

自社をアピールするだけでは、学生には刺さらない

―事業内容を教えてください。

 人材採用の領域で、BtoG、BtoB、BtoCに分けて3つの事業を展開しています。BtoGでは地方創生がテーマで、地域の学生に訴求することで、地域雇用を生み出すための取り組みを行っています。現在、北九州市から委託を受けて支援事業を展開しています。BtoBでは、企業に向けた新卒・中途の採用コンサル支援を行っています。BtoCでは、地方の学生を対象に就職をサポートしています。それぞれの事業内容は異なりますが、学生に対する「就活教育」を1つの軸にしたサービスを手がけています。そのなかでも特に注力しているのは、BtoBの新卒採用コンサル支援です。

―新卒採用コンサル支援ではどのようなサービスを行っているのですか。

 中長期の組織戦略に基づき採用コンセプトやペルソナ設計などの採用の上流設計から、母集団の形成、面接、内定承諾、入社、研修までを一気通貫で支援しています。大きな特徴としては、現在の新卒採用に不可欠な「接触ポイント」であるインターンシップのプログラム構築支援に強みを持っている点です。近年、新卒採用活動の早期化や入社後のミスマッチ防止を目的に、インターンシップを行う会社が増加しています。しかし、自社の良さをアピールする会社説明会形式の情報発信に終始してしまい、結果として学生に刺さらないケースは少なくありません。そこで当社では「採用に再現性なんてない」というコンセプトのもと、顧客企業の本質的な魅力が伝わるようなインターンシップのプログラムをフルカスタマイズで提供しているのです。

細かい演出で感情を動かし、伝えたい内容を盛り込む

―具体的にどのようなインターンシップを提供しているのでしょう。

 一方通行のコミュニケーションではなく、ワークショップなどの体験を通じた学生参加型のインターンシップを企画します。これらの企画には、私が前職時代に「マイナビ・日経 大学生就職企業人気ランキング」九州・沖縄で4年連続No.1(※)の実績を築くなかで培ってきた人事責任者としての経験や、ブライダルの現場での経験が活かされています。これらを通じて、学生の五感を刺激するようなプログラムを提供しているのです。たとえば、ブライダルやイベントの場で重要な要素に、司会や音楽などの環境があります。事実、この司会と音楽しだいで、ゲストの体感値は大きく変わります。そのためプログラムでは、私がファシリテーションも担当することがほとんどで、たとえばプログラム中にBGMを流し、カリキュラムごとに音楽のテイストを変え、集中してほしいときにはあえて音楽を止めるといった演出を行います。ときには会場の窓を開放し、リラックスしてもらうこともあります。このように、過去に培ってきたノウハウなどを活かした細かい演出を盛り込みつつ、会社の強みや特徴を学生に伝わりやすい内容に置き換えて感情の動きに訴えかけるようなプログラムを体験してもらいます。その結果、学生の記憶に残るような体験を提供することにつながり、会社への興味や入社意欲を高めてもらうのです。

 実際、これまで実施したインターンシップを体験した学生のアンケート結果では、満足度が5段階評価で平均4.8、参加者の約9割がそのまま選考に進んでいます。
※「マイナビ・日経 大学生就職企業人気ランキング」九州・沖縄で4年連続No.1 : 出所 / アイ・ケイ・ケイ株式会社(現:アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社) News Release

―成功した支援事例を教えてください。

 埼玉県北本市にある、障がい者向けのグループホームを運営している企業を支援した際の事例を紹介しましょう。創業3期目の福祉ベンチャーで、業界のDX推進を目的に、IT業界に興味があるような学生を幹部候補として採用したいとのことでした。しかし、もともと福祉業界は採用が難しいうえに、そうした人材を採用するのはかなりハードルが高いと予測されました。そこで、福祉としての見せ方ではなく、業界変革をしていくケアテック(福祉DX)企業というベンチャーならではの思想やブランディングで全体設計をしていきました。その結果、新卒1期目で約100名のエントリーが集まり、6名の内定承諾を得られました。内定者もターゲットである「GMARCH」クラスの学生です。新卒採用2年目の今年は、現時点で約500名のエントリーが集まり、14名に内定を出しています。

 こうしたベンチャー企業にとどまらず、インターンシップを実施したことがないという大手上場メーカーの事例では、当社のプロデュースによりエントリー数が昨年対比800%で、内定者数も同300%という成果をあげています。このように、会社の規模にかかわらず、さまざまな企業の新卒採用を成功に導いています。

採用を強化するためには、プロセスを見直すしかない

―今後のビジョンを教えてください。

 沖縄発のベンチャー企業として、新卒採用支援の領域にて国内No.1を目指していきます。そのため、本社は沖縄に置いていますが、現在東京支店、北九州支店が立ち上がっており、今後は全国に支店展開を予定しています。また、現時点では私自身の属人的なスキルに依存している側面が強いですが、AIによる支援体制の仕組み化や優秀な人材の採用で組織力も強化し、支援体制を整えていきます。

―新卒採用を強化したいと考えている企業の経営者や採用担当者にメッセージをお願いします。

 労働人口の減少により、なかなか採用ができないと悩む経営者や採用担当者は多いです。しかし、採用に困っているのはどこの企業も同じです。そのため、採用を強化していくためには、自社の採用プロセスを見直していくしか方法はありません。特に大手企業のなかには、現在の新卒採用における大きなチャネルとなっているインターンシップを開催したことがないケースは少なくありません。インターンシップも含め、なにか採用にお困りの際は、ぜひ一度当社に相談してほしいですね。
※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。