累計経営者579人に取材、掲載社数324ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

人材・研修業界の起業家インタビュー

株式会社メディカルジョブセンター 代表取締役社長 岩橋 成典

人材・研修「人と生きる」企業理念に立ち返り、さらなる成長を目指す

株式会社メディカルジョブセンター 代表取締役社長 岩橋 成典

群雄割拠の人材紹介ベンチャーのなかで、めざましい成長によって頭角をあらわしているメディカルジョブセンター。飛躍のカギは医療・介護・保育といった業界に特化したビジネスモデル。また、本拠地の札幌から拠点を広げていく独自のエリア戦略を推進し、全国制覇を目指している。「ここからが第二創業期」と語る代表の岩橋氏に、求める人材像や今後のビジョンなどを聞いた。

紹介先への満足度が高く、クチコミがサービス拡大を後押し

―看護師向けの『ナースジョブ』や薬剤師向けの『ファーマジョブ』といった医療系職種の転職支援サービスで成長しています。最近は、医療系以外の職種の転職支援も始めたそうですね。

 はい。介護職向けの『ケアジョブ』と、保育士向けの『ほいくしジョブ』を立ち上げています。どちらも、医療系職種の転職支援サービスを展開するなかで培った知見やノウハウを活かせる業界です。

 介護業界は市場規模が大きいので、『ケアジョブ』はかなりの成長を見込んでいます。カギになるのは日本人以外の人材への対応でしょう。もともと外国人人材が多い業界。法令の改正もあり、今後はさらに増えていくことが予想できます。まずは国内在住の外国人を対象にして、次のステップでは海外から国内への紹介事業を行っていく想定をしています。

 続いて保育業界は、いま、たいへん人材不足が顕著な業界です。また、保育士の資格をもっていても現状、自分自身の子育てなどの理由で仕事に就いていない「潜在人材」が多い。私たちが提供するサービスによってそうした潜在層にアプローチし、時短勤務など求職者の事情にあった働き方を提案できれば、業界の人材不足解消に貢献できる余地が大きいと判断しています。

―業界は特化しつつ、その対象となる職種を広げているのですね。どの職種でも、サービスが支持されている理由はなんでしょう。

 転職者の希望条件と、紹介する転職先の条件とのマッチングの質の高さです。特定の職種にしぼってノウハウを蓄積させてきたので、それぞれの職種における人材と企業のマッチングについてはエキスパートになれていると思います。当社のマッチングへの満足度の高さは、「当社のサービスを使って転職した方が、転職を考えている同職種の知人に、当社サービスを使うようにすすめてくれる」といった具合に、クチコミがサービスの拡大を後押ししてくれていることで、証明できているかもしれません。

 また当社では、特定職種に精通しているエキスパートであるキャリアアドバイザーが求職者へ親身になって相談に乗る、つまり「転職に人がかかわる」ことの付加価値の最大化に注力しています。人に対して、深層心理を探ったり、安心感を与えたり、背中を押したりするのは、人にしか提供できないでしょう。また、「求職者の潜在的なニーズを把握し、顕在化していく」という部分も、まだまだ機械にはできない仕事といえます。ですから、キャリアアドバイザーの育成と教育に注力しています。そうした努力が公的に評価され、2019年3月には、厚生労働省の職業紹介優良事業者の認定を取得しました。

業務のシステム化を推進して、残業の少ない職場へと改善中

―急成長の結果、この5年間で社員数が倍増しています。人材採用の方針を教えてください。

 「根拠」と「自主性」を大事にしています。「なぜこの仕事を、こういうやり方でやっているのか」を自ら考えられる人、という意味です。「こう教えられたから」「そう決まっていることだから」と従う人よりも、「必要であれば自分でルールをつくる」という人を集めたい。そうしなければ、時代の変化のスピードがどんどん速くなるなか、会社として淘汰されてしまいますから。こういった考えに共感いただける方と一緒に働きたいですね。

 「根拠」と「自主性」の根本には、「自分自身がなにをするためにメディカルジョブセンターに入っているのか」という目的意識としての意味あいもあります。その目的に照らして、ものごとの根拠を考え、自主的に動くことができるからです。当社にはさまざまなバックボーンをもった社員がいるなかで、「目的意識が明確な人は入社後に活躍してくれている」という実感があります。「人のキャリアアップを応援することで笑顔にしたい」「医療業界の発展に貢献したい」…。なんでもいいんです。自分自身の成長そのものが目的で、「これから専門性をつくっていきたい」という人も大歓迎です。当社をうまく“使って”、みなさんの人生を豊かにする一助としてほしいですね。

―人材紹介業は、現職での就業時間が終了したあとに転職希望者と連絡をとるケースが多く、長時間労働になりやすいと聞いています。メディカルジョブセンターも、やはりそうなのでしょうか。

 いいえ。働き方改革を段階的に進めているので、まだまだ改善の余地はあるものの、だいぶ労働時間は短くなってきています。「人が深くかかわる転職」を掲げる当社では、キャリアアドバイザーが求職者に親身になって接する。そこに時間をつかっているのは確かです。でも、特定職種のキャリア事情に精通しているから、「こういうケースでは、こうする」という意思決定がすぐにできる。短い時間で高いパフォーマンスが出せるのです。

 それに、人がかかわらなくてもできる仕事については、積極的にシステム化を進めています。たとえば、Webから求人情報などを集める作業はすべて、デスクワークをソフトウェア型ロボットが代行してくれるRPA(Robotic Process Automation)を導入して、自動化しました。今後もAIの活用などで、さらに自動化を進めていきます。さらに、会社のルールについても、全員がワークライフバランスの確保を実現できるように残業上限をタイトにしたり、公休日数を増やしたりしています。

今後は大阪・名古屋へ進出。全国展開をさらに加速させる

―今後のビジョンを聞かせてください。

 人材紹介事業では、「エリア」と「職種」を引き続き拡大していきます。エリアについては、今後は大阪や名古屋での拠点開設を想定しています。職種についても医療介護業界の複数の他職種で検討をすすめています。

 並行して、人材紹介事業に続く、第二の収益の柱づくりに注力していきます。すでに企業の集客のお手伝いをする「Webプロモーション事業」を立ち上げていて、さらに新事業を立ち上げたい。たとえば、有資格者向けのサービスを手がけている経験を活かした「資格取得支援事業」を検討しています。さまざまなアイデアをためし、たくさんアプローチをして──というプロセスを繰り返して見つけていくことになると思います。

―お仕事探しをされている方々へメッセージをください。

 当社は2019年に設立10周年を迎えました。全国に拠点が増え、事業基盤が整ってきたいま、「ここからが第二創業期」ととらえています。このタイミングで当社にご入社いただくみなさんは、よりダイナミックな事業展開を経験できると思います。当社のフィールドを活かして、おおいに活躍してもらえればうれしいですね。

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