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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社Shelter 代表取締役 松川 梓

仲間想いのリーダーが先導する急成長中のマーケティングベンチャー

誰にでもある「無限の可能性」を試せる会社であり続けたい

株式会社Shelter 代表取締役 松川 梓

※下記はベンチャー通信74号(2019年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―営業部長として心がけていることを教えてください。

「楽しい職場環境づくり」ですね。そのために、一人ひとりのスタッフへの「声かけ活動」を実践しています。1日1回、必ず「今日はいい声だね」「調子がよさそうだ」と伝えるように。そして、みんなにも「お互いに声をかけ合おう」と話しています。スタッフ同士で、「うまく伝わるトーク内容」などを情報交換する姿も見られますよ。楽しい職場であることが仲間としての一体感を生み、「みんなで目標を達成しよう」という合言葉が生まれています。

―どこに会社の強みを感じますか。

 他社から入ってきた転職組のスタッフが驚くくらい、当社の接客マナーや商品知識にかんする研修が充実しているところです。どのような商材でも売っていける自信はあります。ゆくゆくは300名規模の、都内でも指折りの営業サポート会社にすることが目標です。

―業務内容を教えてください。

 通信回線を紹介するコールセンター業務を手がけています。じつは私は以前、Shelterを1度辞めているんです。夢だった、テレビリポーターの試験に合格したので。でも、憧れていた世界だったのに、ドライな職場環境が肌に合わず、孤独感がどんどん深まって。Shelterで楽しく働いていた日々が恋しくなり、社長の松川に電話したんです。そうしたら、懐かしい声に涙が出ちゃって。「いつでも戻ってきなよ」と優しくいってくれました。

―平良さんにとって、会社はどのような存在ですか。

 家族と過ごすように“素"でいられるところです。安心できる「実家」のような場所ですね。今回は出戻りの私を、みんな温かく迎え入れてくれて。「がんばって、ブランクを取り戻すよ!」と宣言したら、なんと先月はトップの成績を取れたんです。自分を元気にしてくれる仲間と一緒に、ずっと働き続けたいですね。

―担当業務を教えてください。

 システム開発を担当しています。1年ほど前、顧客ごとに、商材の受注から納品までの情報を一元管理するシステムを構築しました。住所、氏名、所属先、電話番号といった基本情報にくわえ、商談状況や問い合わせ内容など、顧客との接点情報もすべて蓄積しています。

―システムの構築は、どのような効果をもたらしているのでしょう。

 情報共有によって属人化を防ぎ、どんな問い合わせが入っても誰でも迅速に対応できるようになりました。また、営業スタッフからは、「これまでの商談状況がひと目でわかるので、見込み顧客を追客しやすい」と好評です。ひとりの受注件数が1件増えれば、100名で100件のプラス。業績に与えるインパクトは大きい。今後は蓄積したデータから「受注につながりやすい顧客層」などを分析できるようなシステムにして、営業活動を強力にサポートしていきたいです。

―創業メンバーの一員だそうですね。

 ええ。前職で上司だった社長の松川から誘われて。「多くの人が集まる会社だぞ」と聞いていたのですが、創業時はたったの2名(笑)。でも、松川ならきっと大きな会社にしていくだろうと思っていたら、もう100名になって。次は、この「100名」をどう増やしていくかが課題ですね。

―その課題をどう解決しますか。

 販売商材のさらなる拡充が必要です。そのためには、サポート業務は重要なウエイトを占める。この業務は、営業スタッフが売った商材を顧客へ納品するまでしっかりサポートするもの。サポート業務のクオリティは、パートナー企業が自社商材の販売委託先を選ぶ際の指標になるんです。納品できなければ、もうけになりませんからね。なかには、未納品率2割の販売会社もあるほど。当社はつねにパーフェクトをめざし、「Shelterなら大丈夫」と思われ続けるようにします。

―入社のきっかけを教えてください。

 私には3歳と6歳になる子どもがいて、「子育てをしながら働ける職場」を探していたところ、知人から紹介されたんです。いまは時短勤務をしており、先日は、下の子どもをあずけている保育園から「急に発熱した」と連絡が入ったため、会社を早退したことがありました。そんなときでも、「早く迎えに行ってあげなよ」とみんなが心配してくれたんです。「申し訳ない」と感じながらも、仕事と子育ての両立を理解してくれるありがたい会社だと思いましたね。

―どこに会社の魅力を感じますか。

 仕事と子育ての両立を応援してくれるところです。両立できれば、2倍の楽しみを経験できる。結婚前に同じ業界で働いていたことがあり、仕事のおもしろさは十分に感じています。働きたくても働けなかった私にチャンスをくれた会社のためにも、時間を効率的に使って多くの顧客をサポートしていきます。
PROFILE プロフィール
松川 梓(まつかわ あずさ)プロフィール
1984年、神奈川県生まれ。琉球大学工学部情報工学科在籍中は、ラグビー部のキャプテンとして活躍。大学卒業後は大手通信会社に入社。在任中の5年間で営業業務の全般を経験し、29歳のときにエリア拠点長に就いた。2016年に株式会社Shelterを設立、代表取締役に就任。
企業情報
設立 2016年3月
資本金 1,000万円
売上高 2億5,000万円(2018年2月期)、10億円(2019年2月期:見込み)
従業員数 100名(アルバイト含む)
事業内容 コールセンター運営事業、営業代行・コンサルティング事業など
URL http://www.shelter-net.com/
https://hikoma.jp/shelter(採用オウンドメディア)
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