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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

ポスト・リンテル株式会社 代表取締役社長兼CEO 坂東 多美緒

クロスボーダー取引で急成長する異色の不動産ベンチャー企業

徹底した「顧客満足の追求」の先に、目指すはアジアNo.1の不動産カンパニー

ポスト・リンテル株式会社 代表取締役社長兼CEO 坂東 多美緒

ポスト・リンテルの成長の背景には、現場の第一線で顧客に向き合い、業界に精通した多国籍のプロフェッショナルたちの活躍がある。ここでは、「専門性」と「信頼」をキーワードに、彼らの仕事ぶりに迫る。
※下記はベンチャー通信79号(2020年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―業務内容を教えてください。

 不動産の所有者、つまり物件の売り主に対するコンサルティングを行っています。当社のおもな顧客である海外投資家との間に立ち、両者のニーズをうまくマッチングさせるための提案力が問われる仕事です。近年、国内の不動産所有者の高齢化が進んでおり、物件の売却ニーズも高くなっています。一方で、日本の不動産に対する世界の投資家の関心は高まっています。このふたつの大きな潮流が交わる、まさに成長領域の仕事として非常にやりがいを感じています。

―中嶋さんから見て、ポスト・リンテルとはどのような会社ですか。

 大きく変わりつつある日本の不動産業界の最先端を走っている会社ですね。かつてはドメスティック産業の代表だった不動産業は、ここ数年で様変わりし、海外との取引をいかにまとめられるかが成長のカギになっています。その動きにいち早く対応しているのが当社です。顧客のみならず、社内にも外国籍の人材が多いのですが、顧客のニーズにひたすら応えるために時を忘れ、労を惜しまず業務に没頭する彼らの姿から、いまの日本人が忘れかけている成長意欲やビジネスへの貪欲さを取り戻すことも多く、刺激を受けています。成長著しいアジアの勢いが凝縮されたような熱気こそ、ポスト・リンテルの魅力ですね。

―石川さんはグループ会社のGACに所属しているそうですね。どのような仕事をしているのですか。

 国内顧客向けに収益用不動産の販売を担当しています。当社の親会社であるポスト・リンテルでは顧客である多くの海外投資家との取引実績が多いため、海外の資産運用トレンドや、海外の富裕層が実践する最先端の投資手法に対する知見はかなり豊富です。それらのなかには、国内の顧客層にも提案できるノウハウも多くあり、そこが当社の優位性になっています。

 以前は、同じく収益用不動産を扱う大手企業に勤めていたのですが、新しい挑戦の機会は少なく、顧客に提案できるソリューションは限られており、悔しい思いをしたこともありました。この会社では学べることも多く、とてもエキサイティングですね。

―これからどのような活躍をしたいですか。

 これまで身につけたノウハウを駆使して、グローバルに活躍したいですね。個人的な夢は、もともと不動産業者であるアメリカ大統領のドナルド・トランプ氏に日本の不動産を紹介することです。日本の不動産の投資メリットをそのまま提案できさえすれば、きっと買ってもらえると思いますよ。いつの日か「ビッグディール」が実現するときに備え、じつはいまから英会話の勉強も始めているんですよ。

―ポスト・リンテルに入社したきっかけを教えてください。

 あるインタビュー記事で代表の坂東を知り、チャレンジ精神の強さに感銘を受けたのがきっかけです。飛び込みで会いに行き、「働きたい」と必死に想いを伝え、入社承諾をもらいました(笑)。現在は、日本語、英語、中国語、韓国語の4ヵ国語を話せるスキルを活かし、海外のファンドやリートに国内不動産物件を紹介しています。当社は、販売仲介のみならず、不動産開発の企画段階から建設、その後の運営・管理まで、ワンストップソリューションを提供しているので、まさに投資家の「パートナー」になった気持ちで顧客に向き合っています。

―会社の強みはなんですか。

 多国籍の人材が揃っているため、さまざまな国の投資家が相手でも、その方の母国語で対応できることです。母国語でのコミュニケーションを通してこそ、相手の真意を深く理解することができます。逆に、投資する際に重要となる日本の文化や慣習があれば、それを相手に説明することもできます。代表の坂東がいつも言っているのは、「本当に必要なものを投資家自身も分かっていないことが多い」ということ。母国語による深いコミュニケーションができることは、当社が多くの海外投資家から支持される理由のひとつです。

―仕事内容を教えてください。

 証券会社やヘッジファンドで培ったシミュレーション技術を活かし、投資収益の計算を駆使した不動産投資の提案を行っています。さまざまな外部環境を想定し、その時々の収支やキャッシュフローを精密に計算。ときには、売却などの「出口戦略」も一緒に検討しながら、投資家のニーズにあった物件を提案するのです。

 担当する顧客の多くは、私が生まれ育った香港の方々ですが、彼らはもともと不動産投資に関心が高いです。特に最近は経済不安も顕在化している香港では、安定性の高い日本の不動産は人気があり、私の力が発揮できる機会が増えています。

―業務にあたり、大切にしていることはなんですか。

 顧客が本当に望んでいることを見極めることです。慎重にヒアリングを重ねて顧客の望みを正確にとらえるよう努め、そのうえで、理想の物件が存在しない場合はそれをはっきり伝えます。希望する物件に価格下落の予兆があれば、購入をあきらめるアドバイスさえします。この姿勢を貫く当社は、不動産会社というより、コンサルティング会社と言ったほうが正確かもしれません。現在は中華圏の顧客が多い当社ですが、育てた顧客との信頼を武器に、今後は欧米やオーストラリアといった地域にも顧客層を広げていきたいですね。
PROFILE プロフィール
坂東 多美緒(ばんどう たみお)プロフィール
1978年、東京都生まれ。中学を卒業後に単身で渡米。日本に帰国後、さまざまな仕事を経て、不動産会社の立ち上げに参画。2007年に新興の不動産会社だった株式会社デュアルタップに入社し、マネージャー、事業部部長などを歴任後、常務取締役に就任。海外不動産事業に注力するなど業容を拡大し、2016年には同社を東証二部上場へと導いた。同社の国内外すべての販売、運用、管理部門の統括責任者として活躍した後、2017年12月にポスト・リンテル株式会社を設立、代表取締役社長兼CEOに就任。
企業情報
設立 2017年12月
資本金 700万円
売上高 6億円(2020年3月期見込み)
従業員数 21名
事業内容 商業不動産・住宅用不動産の投資コンサルティング、企画、運営、管理など
URL https://post-lintel.com/
https://hikoma.jp/post-lintel (採用オウンドメディア)
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