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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社Crane&I 代表取締役社長 遠藤 健太

「感謝・成長・恩返し」の理念で会社を成長に導くITベンチャートップの想い

メラメラとたぎる情熱を灯し続け、終わりなき成長をともに追求したい

株式会社Crane&I 代表取締役社長 遠藤 健太

今年新たに策定したビジョンに、「千羽を束ねる成長カンパニー」を掲げるCrane&I。多くの仲間と協力しながら組織としての成長を目指すなかでは、熱い想いを胸に抱いた、若きメンバーの受け入れも積極的に行っている。本ページでは、入社1~2年目の若手メンバー2名と、同社顧問の遠藤幸子氏による座談会を企画。若手メンバーから見たCrane&Iの魅力や、メンバーの働き方をめぐり同社が目指す会社の姿について、それぞれに聞いた。
※下記はベンチャー通信91号(2024年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

「人」にフォーカスした、企業理念の浸透を実感

―現在の仕事内容を教えてください。

五十嵐:営業職として、SIerやエンドユーザーなど新規顧客の開拓を行っています。新卒で入社して今年で2年目となりますが、後輩の中田さんのマネジメントやサポートも任せてもらっています。

中田:今年4月に新卒で入社し、営業を担当しています。いまはテレフォンアポイントや、顧客訪問、打ち合わせ、案件と人材を成約させるための「マッチング」、パートナー企業との情報交換などを行いながら、仕事を早く覚えられるよう、毎日がんばっているところです。

遠藤:顧問として、会社全体の経営に関する助言やサポートを行っています。約10年間、ベンチャー企業として勢いよく成長してきたCrane&Iが、今後さらに「100年企業」を目指して継続していけるよう、現在は教育システムの導入、文化醸成、女性活躍、SDGsの推進に特に力を入れています。

―営業部のおふたりが入社を決めた理由を教えてください。

五十嵐:「この会社がいちばん、自分のことをしっかりと見てくれている」と感じたからです。一次面接で私は、残業時間が少ないイメージのある一般事務職を希望として伝えたのですが、面接でしばらく話し合った後に、「五十嵐さんなら営業職のほうがもっと活躍できると思う」と提案を受けました。私が本来、人とコミュニケーションを取るのが好きな性格であることを担当者がしっかりと見抜いてくれたと感じ、うれしかったです。

中田:私も、選考過程での人事担当者とのやりとりが入社の決め手になりました。福岡出身の私は、東京に知り合いが一人もいなかったので、上京後の一人暮らしを不安に感じていました。そのことを人事担当者に伝えたところ、一人暮らしに関するアドバイスをまとめた資料を渡してくれたんです。その資料は、同じように上京して一人暮らしをしている社員を対象に行ったアンケート結果をもとに作成されたものでした。新しく加わる仲間にここまで親身になってくれる会社はきっとないと思い、入社を決めました。

―実際に入社して感じる会社の魅力はなんですか。

中田:入社前の印象と変わらず、人をしっかり支えてくれるところに魅力を感じています。入社後は、わからないことばかりで戸惑うことも多かったのですが、「仕事の邪魔をしてはいけない」と、誰かに質問することをためらっていました。しかし、そんな私のようすを見抜いてくれた上長が、「中田を成長させることが自分たちの役目だから、遠慮しないでなんでも聞いてほしい」と言ってくれて、とても安心したんです。決して人の悩みや不安を他人事にしない、そんな「人想い」の社員がCrane&Iには多いと感じています。

五十嵐:私も「人」がいちばんの魅力だと思っています。私は入社以来、「感謝・成長・恩返し」という、「人」にフォーカスしたCrane&Iの企業理念に共感し、感謝や恩返しの気持ちをより大切にするようになりました。Crane&Iには、中田さんが話したような「人想い」の社員が多いと感じますが、それはきっと、私のようにこの企業理念が社員みんなに浸透しているからだと思います。入社してからは、仕事も、感謝や思いやり、信頼といった人々の「想い」から成り立っているのだと実感するようになり、働くことの楽しさを知ることができました。

若者にキャリアを示せる会社をつくっていきたい

―遠藤さんは、おふたりの言葉を聞いてどのように感じていますか。

遠藤:「人」にフォーカスした企業理念や、「想い」を行動や仕事に結びつける価値観は、会社の魅力として広く浸透しているのだと改めて思いました。ただし、会社の魅力をつくっていくにあたり、経営メンバーが今後やるべきことはまだまだ多くあると考えています。たとえば、その1つに女性の活躍推進があります。いまCrane&Iは、管理職を含め、従業員に占める女性の比率が高いですが、今後は、「生涯年収の男女格差」や「女性の出産後の継続就業率」といった社会課題を率先して解消していく意気込みで、社内制度の整備に真剣に向き合っていきたいです。新たなビジョンとして「千羽を束ねる」会社を宣言した以上、当社を選んでくれたあらゆる人たちが働きやすく、それぞれの個性を最大限発揮できるような環境を整えていかないといけないと思っています。

―今後の抱負を聞かせてください。

五十嵐:お客さまやパートナー企業、エンジニアなど、さまざまな立場の人たちとかかわるいまの業務のなかで、多くのことを吸収し、ビジネスパーソンとして成長していきたいです。そして、結婚したり子どもを産んだりしても、ずっと仕事を続けていきたいと考えています。

中田:私は「第2の五十嵐さん」になることが目標です。後輩から尊敬され、「とりあえず中田に任せてみよう」と社内からも社外からも頼りにされる存在になりたいと思っています。

遠藤:ふたりのように将来に可能性のある若者たちが、自分のキャリアを会社内で組み立てられるような組織づくりを進めていきます。若手が活躍できることは、当社にとっては当たり前です。その若手が成長し続けられる環境づくりに、私たち経営メンバーはこれからも力を注いでいきます。
PROFILE プロフィール
遠藤 健太(えんどう けんた)プロフィール
1985年生まれ。2014年に株式会社Crane&Iを設立し、代表取締役社長に就任。
株式会社Crane&I 企業情報
設立 2014年5月
資本金 4,000万円
売上高 22億3,000万円(2024年4月期)
従業員数 160名
事業内容 SES(システムエンジニアリング)事業、ITインフラスクール事業、自社サービス開発事業
URL https://crane-i.co.jp/
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