INTERVIEW 業界別起業家インタビュー
グループ再編で勢い増すIT開発ベンチャーの次なる成長ステージ
個性を発揮して社会課題を解決する、クリエーターの活躍の場を広げたい
株式会社ネクストクリエーションズ 代表取締役 石井 翔吾
Sponsored 株式会社ネクストクリエーションズ
2023年11月、資本提携によって受託開発大手テクノデジタルグループにネクストクリエーションズが参画した。これにより、ITエンジニアリング業界において、1つの注目すべき勢力が誕生することになる。この提携をめぐり、両社にはどのような狙いがあり、今後どのようなビジョンを描いているのか。ここでは、テクノデジタル代表の播田氏とネクストクリエーションズ代表の石井氏による対談を実施。お互いへの評価や今後期待すること、成長戦略などについて語ってもらった。
※下記はベンチャー通信91号(2024年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
エンジニアが活躍し、成長できる事業体を志向
―今回、ネクストクリエーションズがテクノデジタルグループに参画した経緯を聞かせてください。
石井:2023年当時、設立から4期目を迎え、SES事業を主力に毎年成長を続けてきた当社でしたが、クリエーターたちの将来のキャリアパスや会社の成長を考えた時に、事業領域をさらに広げたいという想いが育っていきました。広げるならば「受託開発」事業というのが私の考えでした。社内で育てたクリエーターたちの技術力をお客さま先に提供するだけではなく、自社内でも開発案件を請け負える体制を構築できれば、クリエーターの活躍の場も広がると考えたからです。提携を模索する過程では、いくつかの上場会社からお声がけをいただきましたが、その中でもっとも魅力的だったのがテクノデジタルさんでした。
―どういった部分にテクノデジタルの魅力を感じたのですか。
石井:1つはもちろん、受託開発事業での実績や知名度です。もう1つは、グループとしてまだまだ成長を追い求めている点でした。グループ入りをさらなる成長のきっかけにしたいと考えていた当社にとって、あくなきベンチャースピリッツを持ったテクノデジタルや播田さんは、一緒に成長を追い求めていける相手だと感じたのです。
―テクノデジタルから見たネクストクリエーションズの魅力は、なんだったのですか。
播田:事業を通じてやろうとしていることが「似ているな」というのが第一印象でした。具体的に言うと、エンジニアが活躍し、成長できる事業体を志向していることです。それは、石井さんとの最初の対面でも、それ以前に見たネクストクリエーションズさんのWebサイトからも感じましたね。主力のSES事業にとどまらず、クリエイティブ事業や広告ソリューション事業、プラットフォーム事業と業容を拡大させてきたプロセスを見ても、その志向性を追求する姿勢には、とても共感を覚えました。それは、私自身がテクノデジタルグループにおいて追求してきたことでもありましたから。
未経験者に「入り口」をつくり、育てていくストーリーを描く
―今後、ネクストクリエーションズにはどのようなことを期待していますか。
播田:1つは、グループにおける採用や育成の部分で存在感を発揮してもらいたいです。私は、ネクストクリエーションズの強みは、「SES事業ではない」と思っています。メディアを通じて、未経験や「微経験」の人材に対して業界への「入り口」をつくり、いかにして活躍できるITエンジニアに育てていくか、そのストーリーを描けるところこそ、石井さん、ひいてはネクストクリエーションズの強みにほかなりません。その「採用力」や「育成力」による貢献を期待しています。
もう1つは、新規事業の立ち上げです。今後エンジニアの活躍がどう発展していくかを考えながら事業体の将来像を構想していくのが石井さんのスタイルだと思います。新しいことを形にする行動力には今後も大いに期待しており、石井さんには「テクノデジタルを乗っ取るつもりで入ってきてほしい」と伝えています。実際、グループ参画後は、誰よりも現場を訪れ、各社の事業や人材の把握に努めてくれています。
石井:当社には、クリエーター教育を専門に行う子会社があり、グループの新人教育など人材育成を一手に引き受け、グループの成長に貢献していきたいです。また、おそらくネクストクリエーションズがグループの中でもっとも若い人材が揃う会社なので、業績面でもけん引できる「勢い」をグループにもたらしたいですね。
もう1つは、新規事業の立ち上げです。今後エンジニアの活躍がどう発展していくかを考えながら事業体の将来像を構想していくのが石井さんのスタイルだと思います。新しいことを形にする行動力には今後も大いに期待しており、石井さんには「テクノデジタルを乗っ取るつもりで入ってきてほしい」と伝えています。実際、グループ参画後は、誰よりも現場を訪れ、各社の事業や人材の把握に努めてくれています。
石井:当社には、クリエーター教育を専門に行う子会社があり、グループの新人教育など人材育成を一手に引き受け、グループの成長に貢献していきたいです。また、おそらくネクストクリエーションズがグループの中でもっとも若い人材が揃う会社なので、業績面でもけん引できる「勢い」をグループにもたらしたいですね。
―最後に、グループとしての今後の成長ビジョンを聞かせてください。
播田:ネクストクリエーションズの参画で、さらにグループの事業領域や提案力が広がりました。我々が目指すのは、トータルソリューションを提供できる事業体です。システム開発からクリエイティブ、デジタルマーケティングなど、あらゆるテクノロジーを駆使して、事業企画からサービスリリース、その後の成長まですべてを担い、「テクノデジタルグループに相談すれば、新規事業の成功は約束される」と思われるような存在になりたいですね。
石井:そうした事業に携わる経験が、ほかならぬエンジニアやクリエーターの成功体験となって、新たな成長をもたらす。そうした世界観をともにつくりたいですね。
石井:そうした事業に携わる経験が、ほかならぬエンジニアやクリエーターの成功体験となって、新たな成長をもたらす。そうした世界観をともにつくりたいですね。
PROFILE
プロフィール
石井 翔吾(いしい しょうご)プロフィール
高校卒業後、マーケティング会社の取締役としてイベント運営、influencerのプラットフォーム開発に従事。その後、未経験からSIer企業にてエンジニア、営業、人事を経験した後、エンジニアリングや採用支援を行う企業の経営に参画。事業売却までを経験した。「エンジニアファーストの会社を創りたい」との想いから株式会社ネクストクリエーションズを創業。 現在は、株式会社テクノデジタル取締役、アドバンリンク株式会社取締役など複数社の取締役を兼務。
播田 誠(はりた まこと)プロフィール
1974年、徳島県生まれ。1997年に大学を卒業後、複数のシステム開発会社でプログラミング技術を磨く。2004年に株式会社more communicationを設立し、取締役副社長兼CTOに就任。ゲームや着うたの携帯サイト、ブログサービスなど、さまざまなユーザー向けサイトを構築。2006年に地元徳島のエンジニアを集めて株式会社テクノモバイル(現:株式会社テクノデジタル)を設立し、代表取締役に就任。
株式会社ネクストクリエーションズ
企業情報
設立 | 2020年2月 |
---|---|
資本金 | 1,000万円 |
売上高 | 7億1,000万円(2024年1月期) |
従業員数 | 340名(連結:2024年8月時点) |
事業内容 | システムエンジニアリングサービス事業、プラットフォーム事業、広告ソリューション事業、クリエイティブ事業など |
URL | https://nextcreations.co.jp/ |
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