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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

オールブルー株式会社 代表取締役CEO 佐藤 涼太

企業の課題解決だけにとどまらないビジョナリーITベンチャー

テクノロジーを活用して、誰もが冒険できる社会を創る

オールブルー株式会社 代表取締役CEO 佐藤 涼太

「誰もがテクノロジーを活用して冒険できる社会を創る。」をビジョンに掲げるオールブルー代表の佐藤氏のもとには、同氏に共感したメンバーが次々と集まっている。ここでは同社の取締役COOの飯田氏と、取締役CFO兼オールステージ代表取締役CEOの小宮氏を取材。それぞれのミッションや目標などを聞いた。
※下記はベンチャー通信95号(2026年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
得意の「コンサル領域」を強化して、上流工程を担う会社を立ち上げたい
取締役COO
飯田 大和いいだ やまと
1994年、埼玉県生まれ。2014年に美容専門学校を卒業後、理容師として約3年間勤務。その後、IT業界へ転身し、未経験からSES企業に入社。エンジニアとしてRPAやノーコード・ローコードを活用した業務効率化コンサルティング、システム開発に約7年間従事する。前職で上司であった佐藤氏とともに事業部を牽引したのち、2023年にオールブルー株式会社の設立に参画。現在は同社の取締役COOとして、ノーコード・ローコード開発事業部全体を統括している。

未経験でも失敗を恐れずチャレンジできる環境がある

―飯田さんは、代表の佐藤さんが前職での上司だったそうですね。

 はい。前職では、顧客に課題をヒアリングしたうえで、ローコード・ノーコードを活用して業務効率化を図る支援をしていました。佐藤と2人で東海事業部を担当していたのですが、お客さまに価値を届けたいという私たちの想いと会社の意見がなかなか合わないことが多く、「それならば」と私が参画する形で佐藤と会社を立ち上げることにしたんです。

―現在はどのような事業を担当しているのですか。

 ノーコード・ローコード開発事業部にて17名のメンバーを統括しつつ、自ら営業も担当しています。「眠れる技術に夜明けを」というミッション達成に向け、「Microsoft Power Platform」など顧客先に導入されているものの、うまく活用できていないシステムをより現場で使いやすくするDX支援を行っています。たとえば大手通信会社の案件で「ノーコード・ローコードを内製化していきたい」という依頼を受け、実際に現場に入り込んで伴走支援した結果、年間約2,000時間の業務削減に成功したケースもあります。

―人材育成で心がけていることはありますか。

 エンジニア未経験者の採用が多いため、座学も当然行いますが、実践で学んでもらうことを重視しています。とはいえ、新人では顧客から課題をヒアリングして自ら提案することは難しいです。そこで、1名の上司に4名の部下がつく事業部制をとり、そのなかで新人を育成するフォローアップを行っています。最終的になにか問題があれば、私や佐藤が責任を持って現場に入って解決に導きます。ですから、失敗を恐れずチャレンジできる環境があります。

―今後の目標を教えてください。

 当社の得意とするコンサルティング領域をさらに強化して、案件の上流工程を担うグループ会社を立ち上げたいと考えています。ノーコード・ローコードやAIが世の中に浸透していくなか、単純に技術力を提供するだけの会社は市場から淘汰されてしまいます。案件の単価がどんどん下がっていくなか、いかに付加価値を顧客に提供できるかが生き残っていくカギだと思っています。ミッション達成を実現し続けていくためにもさらなる進化を目指します。



仕事に障がいの有無は関係ない、そう言い切れる現場を広げていく
取締役CFO 兼 オールステージ株式会社 代表取締役CEO
小宮 功一こみや こういち
1993年、愛知県生まれ。信州大学を休学し、当時在籍していた会社にてバリ島での新規事業立ち上げを経験した後、未経験から障がい福祉事業の立ち上げを担当。就労移行支援から就労継続支援(A型・B型)まで幅広い福祉サービスを展開し、10事業所・従業員100名規模へと成長させる。その後、高校の同級生の佐藤氏との再会を経て、2025年、オールブルー株式会社の取締役CFOに就任。同年、オールステージ株式会社の代表取締役CEOに就任。

子どもや高齢者にも、当社のビジョンを届けたい

―入社した経緯を教えてください。

 前職で障がい者福祉事業を行っており、共通の知人の結婚式でたまたま佐藤と同じテーブルになったんです。IT会社を経営しているという佐藤から「今度情報交換しよう」という話になり、定期的にオンラインミーティングをするようになりました。福祉の現場では、障がいのある人の仕事が軽作業に偏り、キャリアの広がりが乏しいことにずっと課題を感じていました。そこに「ノーコード・ローコードと福祉を掛け合わせたい」という佐藤の構想を聞き、これなら彼・彼女らのキャリアを変えられると思い、私から「入社させてほしい」とお願いしました。

―業務内容を聞かせてください。

 オールブルーでCFOを担当しつつ、子会社として設立したオールステージの代表を務めています。オールステージは、障がいのある人がノーコード・ローコードを実務のなかで学び、自らの価値を高めてキャリアアップを目指す「IT特化型の就労継続支援A型事業所」を開設・運営しています。オールブルーの業務の一部を切り出し、当社で請け負う形です。当初は簡単な部分だけを切り出す予定でしたが、メンバーのスキルが思った以上に高く、現在は一般のエンジニアとそん色ない仕事を担当してもらっています。

―顧客からの反応はいかがですか。

 障がい者がITエンジニアとして十分戦力になることを目の当たりにして、「これまでの認識が変わった」と驚かれる顧客が多いです。結果、「仕事に障がいの有無は関係ない」という認識が広がっているのを感じます。当社で働くエンジニアも「目指す道ができた」と意欲を見せており、かつて佐藤と「こうなったらいいよね」と話していた構想が現実になりつつあり、とてもワクワクしています。

―今後の展望を教えてください。

 現在のA型事業所の拠点は埼玉県の大宮だけですが、東京都を見すえつつ、千葉県や神奈川県などへ横展開していきたいと考えています。そうして、障がい者がより幅広く活躍できる場を増やしていきたいです。そしてゆくゆくは、オールブルーが掲げるビジョンの「誰もが」という部分を、障がい者だけに限らず、子どもや高齢者など福祉関連を軸に多様な人たちにまで届けていくのが大きな目標です。
PROFILE プロフィール
佐藤 涼太(さとう りょうた)プロフィール
1993年、愛知県生まれ。2016年に愛知大学を卒業後、製造業の改善推進や、大手家具メーカーでのソリューション営業を経て、ロボフィス株式会社に入社。コンサルティング業務や事業会社の立ち上げを経験する。2023年、オールブルー株式会社を設立し、代表取締役CEOに就任する。2025年、ノーコード・ローコード開発と障がい福祉を掛け合わせた事業を手がける子会社、オールステージ株式会社を設立し、同社取締役COOを兼任。
企業情報
設立 2023年1月
資本金 1,000万円
従業員数 24名
事業内容 ノーコード・ローコード開発事業、DX推進事業、人材開発事業、ソーシャル事業
URL https://all-blue.co.jp/
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