INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

精鋭フリーランスを結集する独自体制「マイスター制度」の全貌
「個が個を補完し合う」チームの力で、企業のWeb事業を成功に導く
株式会社LiKG 代表取締役 近藤 光生
Sponsored 株式会社LiKG
フリーランスを本業とする人口は209万人を超え、その働き方は社会に浸透しつつあるが、企業とのマッチングに悩み、活躍できずにいる人も多い。一方、企業はIT/Web人材の深刻な不足に悩み、事業の成長に活路を見出せずにいる。この両者の課題を同時に解決するカギとして「フリーランスと企業との新しいエコシステム型協業」を提言するのが、株式会社LiKG(リク)代表の近藤氏だ。それはいったいどのような仕組みなのか。その全貌について、同氏に話を聞いた。

株式会社LiKG
代表取締役
近藤 光生こんどう みつお
1995年生まれ、東京都出身。高校時代にサッカーでインターハイ全国優勝を経験するも出場機会に恵まれず、悔しさをバネに起業を志す。2017年に株式会社ゼネラルリンクへ入社し、Webメディア事業の責任者などを歴任。2023年1月に株式会社LiKGを設立し、2期目にして年商300%成長を達成した。
独自の人材選抜制度で、フリーランスの可能性を拡大
―事業の内容を教えてください。
当社は、Web領域における企業のマーケティングと制作を両面から支援しています。大きな特徴は、顧客の案件ごとにマーケターやエンジニア、ライターといった専門性の高いフリーランス人材による「選抜チーム」を組んで、課題解決にあたる点です。じつは、当社に正社員はおらず、各案件のコア業務を担当するのは、原則すべてフリーランスの方々です。こうした体制をとっているのは、フリーランス人材を「特定領域のスペシャリスト」と捉え、それぞれの得意領域で、これまで培ったスキルを最大限発揮してもらえれば、大きな成果を生み出せると考えているからです。たとえば、大手鉄道会社の案件では、公式サイトへの流入数をリニューアルから3日で350%向上させ、高い評価をいただきました。ほかの案件でも着実に実績をあげており、この方法を用いて、当社の年商は2期目には300%アップしました。
―しかし、フリーランス人材のスキルはピンキリで、企業にとってはその見極めが難しいという懸念も根強くあります。
確かに、過去の実績やリファラルを信用して委託したフリーランス人材が、思ったような成果をあげられなかったという話はよく聞きます。実際に、私も会社員時代に同様の体験をしました。その一方で、高いスキルをもっているからこそ独立しても安定収入を得ている人材がいるのも事実で、そうした方々に得意とする領域でパフォーマンスを発揮してもらえれば、期待以上の成果が生まれることは、当社が実証済みです。当社がフリーランス人材との協業で結果を出せているのは、顧客が求めるスキルとのギャップを埋める「マイスター制度」という仕組みがあるからです。
―どのような仕組みですか。
ドイツ発祥のスペシャリスト育成制度に着想を得た仕組みで、フリーランス人材のスキルやパフォーマンスに応じて階層を設けています。当社がコンタクト可能なフリーランス約2,000名のなかから、実績と信頼性に基づいて選抜した約200名を「共創パートナー」、さらにその上に、特筆したスキルをもつ約10名を「共創マイスター」として認定。このマイスターがプロジェクトリーダーとなり、各案件の課題に最適なスキルをもつパートナーを率いてチームを組成します。マイスターの選定にあたっては、「顧客リピート率90%以上」「対象領域の経験年数5年以上」といった実績を重視するほか、顧客とのコミュニケーションといった定性評価も加味して総合的に判断しています。この仕組みにより、案件ごとで異なる細かな要望に応じて柔軟にチームを編成し、本当に必要とされる解決策を顧客に提供できるのです。
企業とフリーランスの課題を「エコシステム」で同時に解決
―案件ごとに最適なチームを提供するというのは、非常に合理的ですね。
はい。たとえば以前、私自身に経験のないECサイト制作の案件がありました。そこで制作経験が豊富なディレクターをPMポジションで迎え、要件定義からチーム編成、実務までを全面的に任せたのです。結果、プロジェクトは成功し、クライアントからの信頼を得て別の案件にもつながりました。いわば、個々の専門性を尊重し、組み合わせることで価値を最大化する「エコシステム型組織」と言えるでしょう。これにより、企業は採用や育成のコストとリスクを負うことなく、つねに最高のチームにアクセスできます。
―この仕組みは、フリーランス人材にとってどのようなメリットがありますか。
フリーランスが抱える最大の課題は、専門外の業務に対応せざるを得なかったり、ひとりで業務を抱えすぎてキャパシティを超えてしまったりする「孤独」だと私は思っています。こうした課題は、肩書だけで判断して案件を紹介するマッチングサービスでは、解決できません。一方、私たちは、「孤独」という弱みを個と個で補い合って解消するチーム体制によって、各自がもっとも得意な領域に集中できる環境を提供できます。こうした環境は、フリーランスとしての成長を促し、各自が専門スキルを安心して発揮できるため、結果的に顧客への提供価値も向上させます。まさに双方にとってメリットのある関係です。もちろん、当社で「マイスター」になれば報酬も発注頻度も上がり、さらなる収入アップにもつながります。私は、こうした仕組みでフリーランス人材の価値を証明し、日本の社会課題を解決したいのです。
―なぜそのような考えに至ったのか、経緯を聞かせてください。
私は学生時代から、漠然と「日本を元気にしたい」と思っていました。そうしたなか、近年企業の人材不足が大きく取り沙汰されるようになり、この課題を合理的に解決できるのが、専門性の高いフリーランス人材だと考えたのです。日本ではまだフリーランスへのネガティブなイメージが根強いですが、深刻な人手不足を乗り越え、生産性を向上させるには、その活躍が今後の日本には不可欠だと信じています。私たちが成功事例となることで、フリーランス人材が正当に評価され、より多くの企業が成長できる元気な社会を創りたい。それがいま、私を突き動かす最大のモチベーションです。
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