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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社テクノデジタル 代表取締役 播田 誠

名だたる企業が頼りにする「技術力+プロデュース力」

大志を抱く事業家の夢を必ず成功させるエンジニア集団になる

株式会社テクノデジタル 代表取締役 播田 誠

「こんなサービスが世の中にあればいいのに」─。夢をもつ人は多いが、実現するのは難しい。しかし、テクノデジタル代表の播田氏は「私たちは、その夢をカタチにして、必ず成功させる存在になる」と語る。同社には高度な技術力と“顧客の想像を超える提案"ができる能力をもつエンジニアが多数在籍。システム開発のプロ集団として、多くの企業から信頼をえている。なにがそれを可能としているのか、同氏に聞いた。
※下記はベンチャー通信70号(2018年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

「直請け」「BtoC」に特化し顧客と一緒にビジネスする

―大手通信会社系列の人材会社(詳細は2ページ目で紹介)や大手印刷会社(詳細は3ページ目で紹介)をはじめ、著名な企業から開発を受注しています。信頼をかちえている要因はなんでしょう。

 プロデュース力と技術力。この2つのハイレベルなスキルを兼ねそなえたエンジニアを多数擁していることです。顧客からいわれた通りにつくるのではなく、顧客の想像を超えた提案をして、サービスが成功するように導くことで、支持されたのだと思います。

―顧客から「いうことをきかない会社だ」と思われてしまうリスクはありませんか。

 顧客の意見を尊重しないわけではありません。基本的なスタンスとして、当社は顧客と対等な立場で開発しているのです。だから下請けや孫請けのような、顧客と直接、話ができない仕事は受注しません。「顧客と一緒にサービスを立ち上げてビジネスをやっていく」という感覚ですね。

 顧客はコンテンツや商品に強みをもっています。一方、当社はテクノロジーに優位性をもっている。それを対等の立場で組み合わせているわけです。

―しかし、技術的な問題ではテクノデジタルのエンジニアの意見が通るとしても、ビジネスにかかわる問題では、顧客のほうが知見を蓄積しているケースが多いと思います。

 いいえ、そんなことはありません。私たちは、業界や業務フローについて強くなっていく必要があるBtoBではなく、BtoCのサービスに特化。そしてエンドユーザーに感動や便利さを提供し、使い続けてもらえるサービスをつくりあげてきました。そんな実績を重ねるなかでナレッジを蓄積しているのです。

「想像を超えた提案でしたか」顧客アンケートで技術者を評価

―なるほど。そうやって蓄えたナレッジを適用することで「プロデュース力」を発揮し、顧客のサービスを成功させられるわけですね。ただ、エンジニアのなかには、特定の技術をつきつめていくことに関心がある人も多いのではありませんか。

 ええ。でも、たとえば「AIだけをやっていきたい」とか、そういう志向のエンジニアは、当社には向かないですね。いろいろな技術について幅広く知見をもち、「こういうサービスをつくるときにはこういう技術を活用していけばいい」。そう判断して、顧客に提案できるスキルが必要です。

 そんなスキルを身につけてもらうため、毎回、案件が終わるごとに顧客にアンケートを書いてもらっています。これは、その顧客を担当した当社のエンジニアを評価してもらうもの。そのなかに「想像を超える提案がありましたか」という項目もあります。

―そこでYESと書いてもらうためには、サービスを成功させるのに必要な、いろいろな技術に精通する必要があるわけですね。

 そういうことです。そもそも顧客が求めるレベルのモノをつくるのは当たり前。その上を行くチャレンジをすることに重きをおいた評価をしています。

―そんなチャレンジ精神にあふれた多くのエンジニアを擁するテクノデジタルが、今後めざすものはなんでしょう。

 顧客がなにかITを活用した事業を立ち上げるとき、漠然とでも「こういうことをやりたい」といってもらえれば、当社がそれを具現化し、サービスが必ず成功する。そういう存在になりたいですね。

 そのために上流工程の事業計画から参画して、ビジネスモデルを一緒につくっていく。また、サービスが立ち上がったあとも、そのサービスを通して集まるビッグデータを分析して、どう発展させていけばいいかをデザインするところまでかかわっていく。そうしたトータルな提案のできる「トータルプロデュース」が今後の当社のビジョンです。

自分がやりたい開発ができるそんな場をつくるために社長に

―「夢を成功させる会社」というわけですね。システム開発会社のなかではユニークなビジョンだと思います。播田さんが、そんな会社を立ち上げた動機を聞かせてください。

 「自分のつくりたいものをつくる」。これが原点です。「いわれてやる仕事」はしたくない。最先端のテクノロジーを駆使し、いろいろな人の目に触れて評価されるモノ。それだけをつくっていきたい。「じゃあ自分がやりたい開発だけするにはどうしたらいいか」を考えたとき、もう、「会社をつくるしかない」と思ったんです。だからいまでも、私自身が現場に入ってモノづくりを手がけることがありますよ。当社のメンバーには「自分たちですごいモノをつくりたい」という想いが共通してありますが、その「自分たち」には私も入っているんです(笑)。
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