INTERVIEW 業界別起業家インタビュー
グループ再編で勢い増すIT開発ベンチャーの次なる成長ステージ
個性を発揮して社会課題を解決する、クリエーターの活躍の場を広げたい
株式会社ネクストクリエーションズ 代表取締役 石井 翔吾
Sponsored 株式会社ネクストクリエーションズ
IT事業を主力に成長を続ける創業5年目のITエンジニアリングベンチャーのネクストクリエーションズ。このほど、受託開発大手のテクノデジタル社との資本提携により、同社グループに参画したことで、その成長ポテンシャルに改めて注目が集まっている。自身もエンジニア出身であるネクストクリエーションズ代表の石井氏は、現在を「第2創業期」と例えるが、「エンジニア・ファーストという創業の精神は変わらない」と語る。同氏に創業の経緯とともに、今後の成長ビジョンなどを聞いた。
※下記はベンチャー通信91号(2024年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
経験重視で教育体制も不十分。「もっといい仕組みがつくれる」
―事業内容を教えてください。
当社はIT×HR領域を強みとした総合エンジニアリングカンパニーとして、大手企業や、最先端分野を必要とする企業に技術支援を提供しています。IT領域に関しては、2,000社を超える提携会社とのネットワークを築くSES事業を主力に、コンテンツ企画やWebサイト制作を行うクリエイティブ事業などを展開しています。一方、HR領域に関しては、企業の採用活動やエンジニアのキャリア形成を支援する広告ソリューション事業やキャリア支援事業、フリーランスエンジニアの人材紹介を行うエージェントサービス『Nジニア』の運営などを手がけています。コロナ禍の環境変化の中でも、設立から4年目で約10億円の売上を記録できているのは、この2つの領域をかけ合わせた独自の強みがあったからだと思っています。
―どのような経緯で、ITとHRを事業の軸に据えるようになったのですか。
「エンジニアファーストの会社を創りたい」という創業時の強い想いが背景にあります。日本では将来の深刻なITエンジニア不足が指摘される一方で、IT業界では依然として実務経験が重んじられる風潮が今も強いです。教育に投資をする会社は少ないため、教育体制も十分整備されておらず、未経験者が活躍できる場面はとても限られていると感じてきました。前職でITエンジニアとしてそうした状況をつぶさに見る中で、「自分だったら、もっといい仕組みがつくれる」という想いが募り、2020年2月、23歳の時に創業したのが、このネクストクリエーションズです。そのため、未経験者や業界転職者の採用や、その後の教育には特に力を入れてきました。私自身、業界未経験からスタートして第一線でシステム開発を手がけ、プロジェクトリーダーまで務めてきた経験が、当社の教育体制には落とし込まれています。
大手グループへの参画で、新たな成長ステージに
―社内では具体的に、どのような教育体制を整備しているのですか。
「システム開発エンジニア」と「インフラエンジニア」という2つのコースを用意しています。前者では、JAVA言語やバックエンド開発のスキル習得を目的としており、入社から7~9ヵ月の長期にわたって教育を行い、その最終段階では実際の受託開発案件に参加してもらいます。単なる研修とは異なる、実践型の教育が当社の特徴です。一方のインフラエンジニアのコースでは、クラウドエンジニアとしてのスキル習得を狙いとしており、3ヵ月の研修を経て、AWSの認定資格の習得を目指します。こちらも実践を大事にしており、最終段階では実際の受注案件に参加してもらいます。いずれのコースでも講師とは別にメンターを配置しており、第一線のエンジニアが伴走し、学びをサポートする体制も整えています。
―この手厚い教育環境で育っていくエンジニアの存在が成長の原動力なのですね。
そう自負しています。当社の事業は、どの商品もサービスも技術力がベースになっていますから、行きつくところ、競争力の源泉はクリエーターにほかなりません。ですから、社名を見てもわかる通り、当社ではこの「クリエーター」という言葉や存在をとても大切にしています。当社では、クリエーターを「自身の持つスキルや能力を具現化し、価値として提供する人」と定義していますが、そのようなクリエーターが次々と育ち、その技術力で社会課題を解決していく。それこそが当社の目指す姿です。
―今後の成長ビジョンについて聞かせてください。
昨年、当社は資本提携により、受託開発の大手、テクノデジタルグループに参画しました。これにより、事業領域が大きく広がり、クリエーターの活躍ステージがますます広がることが期待できます。現在の目標は、2030年までに社員数400名、売上高100億円を達成することです。小さなレンタルオフィスの一室からスタートした当社ですが、この間、創業時の信念を貫きクリエーターたちの教育制度や設備環境、報酬体系を一つひとつ整えてきた経緯があります。そして、大手から白羽の矢が立ち、テクノデジタルグループの事業資産を活用できる現在は、まさに成長の第2ステージ、いわば「第2創業期」と呼べる状況にあります。クリエーターとして自分の価値を磨きたい。そんな希望があるならば、学歴や年齢、経験は問いません。ぜひ当社の新しい歴史づくりに加わってみませんか。
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