INTERVIEW 業界別起業家インタビュー
和包丁に人生を賭けた異端の起業家が描く未来図
「伝統工芸 の経済圏」を世界に広げ、ユニコーン企業への道を突き進む
株式会社TAIMATSU CEO Allen Wang
Sponsored 株式会社TAIMATSU
コロナ禍で客足が途絶えた東京・合羽橋の包丁店から、TAIMATSUの快進撃は始まった。「失敗したら後がない」という覚悟で共鳴した、戦略的視点に長けた経営者気質のアレン・ワン氏と和包丁にすべての情熱を注ぐ職人気質のジャック・トウ氏。異なる強みを持つ二人は、いかにして強固な信頼関係を築き、年間数万丁を出荷する『MUSASHI JAPAN』を築き上げたのか。その創業秘話と、二人が抱く「世界を一つの工房にする」という夢を熱く語ってもらった。

CEO
Allen Wangアレン ワン
1993年、台湾生まれ。2010年に来日し、大学卒業後、株式会社ADK(現:株式会社ADKマーケティングソリューションズ)に入社。2020年、ジャック(現:TAIMATSU CPO)氏と出会い『MUSASHI JAPAN』を立ち上げる。2023年にTAIMATSU株式会社を設立。CEOとしておもに全体戦略を担う。

CPO
Jack Touジャック トウ
1990年、中国生まれ。大学卒業後来日。2020年に代表のアレン氏と出会い、『MUSASHI JAPAN』を立ち上げる。2023年、TAIMATSU株式会社を同氏と共同で創業。CPOとしておもにプロダクトや店舗の責任者を担う。
性格や価値観は正反対でも、「覚悟」だけは共通していた
―二人の出会いを教えてください。
ジャック:あれはコロナ禍の真っただ中でした。当時、私が運営していた合羽橋の包丁店は、客がほぼゼロで、まさに倒産の危機に瀕していました。そのとき、ふらりと店に入ってきたのがアレンさんです。
アレン:当時、ジャックが扱う包丁の品質の高さに衝撃を受け、「絶対に売れる」と直感しました。その場で「ブランド化して世界に売ろう」と持ちかけました。
ジャック:驚きましたよ。初対面の客がいきなり「世界だ」と言うのですから。でも、アレンさんの具体的な構想を聞くうちに、「この人となら、本当に成功できるかもしれない」と直感したのを覚えています。
アレン:当時、ジャックが扱う包丁の品質の高さに衝撃を受け、「絶対に売れる」と直感しました。その場で「ブランド化して世界に売ろう」と持ちかけました。
ジャック:驚きましたよ。初対面の客がいきなり「世界だ」と言うのですから。でも、アレンさんの具体的な構想を聞くうちに、「この人となら、本当に成功できるかもしれない」と直感したのを覚えています。
―当時の互いの印象はどうでしたか。
ジャック:正直「お金への執着がすごい人だな」という印象でした(笑)。私は、お金には無頓着なタイプですから。
アレン:私もジャックに対して「ヘンな人」と思っていました。ビジネスの話をしているのに、急に仏教の説法を始めたりするんですよ(笑)。
ジャック:性格も価値観も正反対ですよね。でも、ひとつ共通していたのは「覚悟」でした。お互いに異国の地で、家族を養わなければならない。「もう後がない」という覚悟だけは、痛いほど共感できました。だからこそ、表面的な違いを超えて、「この人と人生を賭けよう」と思えたのです。
アレン:私もジャックに対して「ヘンな人」と思っていました。ビジネスの話をしているのに、急に仏教の説法を始めたりするんですよ(笑)。
ジャック:性格も価値観も正反対ですよね。でも、ひとつ共通していたのは「覚悟」でした。お互いに異国の地で、家族を養わなければならない。「もう後がない」という覚悟だけは、痛いほど共感できました。だからこそ、表面的な違いを超えて、「この人と人生を賭けよう」と思えたのです。
―ブランド立ち上げ当初のエピソードを聞かせてください。
ジャック:当初はECサイトで受注を始めたのですが、1ヵ月は鳴かず飛ばずでした。だから、最初のオーダーが入った日のことは、一生忘れられません。二人でスカイツリーの下を自転車で走っていたとき、アレンさんの携帯が鳴って「売れた」と言って。あの喜びは、いまも言葉にできません。
アレン:実店舗をオープンしてからも、最初は従業員を雇う余裕なんてありませんでした。だから二人で毎日店頭に立ち、ビラを配り、お客さんに包丁の魅力を伝え続けました。ジャックなんて一人のお客さまと2時間以上も話してたよね。あの苦労があったからこそ、いまがあると思っています。
アレン:実店舗をオープンしてからも、最初は従業員を雇う余裕なんてありませんでした。だから二人で毎日店頭に立ち、ビラを配り、お客さんに包丁の魅力を伝え続けました。ジャックなんて一人のお客さまと2時間以上も話してたよね。あの苦労があったからこそ、いまがあると思っています。
確固たる信頼関係で「世界を一つの工房に」
―いまの二人の役割を教えてください。
アレン:私がファイナンスやマーケティングといった「戦略」を担い、ジャックが商品開発、職人との交渉、現場管理といった「情熱」を担う。この体制が私たちの強みです。そして創業時に決めた重要なルールがあります。それは「意見が割れたら、最終的には私の判断に従う」というものです。
ジャック:たとえば以前、私が「中国に進出したい」と提案したことがありました。しかしアレンさんは市場分析の結果、時期尚早だと判断して反対しました。その直後、中国はコロナ禍で厳しい輸出入制限がかかり、進出していたら大打撃を受けるところでした。お互いの領域を尊重しつつ、最終的な経営判断は「ビジネスのプロ」であるアレンさんに委ねる。この信頼関係が、リスク回避と成長の両立につながっています。
ジャック:たとえば以前、私が「中国に進出したい」と提案したことがありました。しかしアレンさんは市場分析の結果、時期尚早だと判断して反対しました。その直後、中国はコロナ禍で厳しい輸出入制限がかかり、進出していたら大打撃を受けるところでした。お互いの領域を尊重しつつ、最終的な経営判断は「ビジネスのプロ」であるアレンさんに委ねる。この信頼関係が、リスク回避と成長の両立につながっています。
―どのような部分を、お互いに信頼していますか。
ジャック:私はビジネスや数字の管理が苦手ですが、アレンさんはそこをカバーしてくれます。だからこそ、私は安心して大好きな包丁のこと、職人さんのことに専念できる。「アレンさんがいなければ、いまの自分はない」と心底思っています。
アレン:私はジャックの「実行力」と「努力」を尊敬しています。ジャックは決めたことを必ず形にする。そして、誰よりも現場で汗をかき、商品を愛している。彼が守る商品と現場があるからこそ、私は自信を持って世界へと攻勢に出られるのです。
アレン:私はジャックの「実行力」と「努力」を尊敬しています。ジャックは決めたことを必ず形にする。そして、誰よりも現場で汗をかき、商品を愛している。彼が守る商品と現場があるからこそ、私は自信を持って世界へと攻勢に出られるのです。
―最後に、二人の夢を教えてください。
ジャック:私の夢は和包丁の「スーパー工場」建設です。私は廃業する工房を目の当たりにし、「技術を継承する場」の必要性を強く感じ続けてきました。「スーパー工場」は、単なる製造拠点ではなく、職人の技を肌で感じられるようにし、後継者を育成する機関にするのが理想です。
アレン:そうしたジャックの熱い理想の炎を、持続可能な「仕組み」として広めるのが私の役割です。私はこれをさらに発展させ、最終的に「世界を一つの工房にする」という夢を抱いています。戦略と情熱、正反対の二人が揃った今なら、その夢は、必ず実現できると確信しています。
アレン:そうしたジャックの熱い理想の炎を、持続可能な「仕組み」として広めるのが私の役割です。私はこれをさらに発展させ、最終的に「世界を一つの工房にする」という夢を抱いています。戦略と情熱、正反対の二人が揃った今なら、その夢は、必ず実現できると確信しています。
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