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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

FLARETECH株式会社 代表取締役 河畑 福太郎

技術者から選ばれ急成長を遂げるITベンチャートップの経営哲学

エンジニアが輝ける挑戦の舞台で、「自分らしい理想」を追求してほしい

FLARETECH株式会社 代表取締役 河畑 福太郎

2020年に創業し、システムインテグレーション事業を主軸に展開するFLARETECH。中途採用のエンジニアを中心とした従業員数は200名を超え、その技術力は大手クライアントからも厚い信頼を寄せられている。創業者の河畑氏は非エンジニアの立場から、いかにしてこれほどまでに多くの技術者を惹きつけ、強固な組織を築けたのか。事業にかける想いや今後のビジョンなども含め、同氏に詳しく聞いた。
※下記はベンチャー通信94号(2026年3月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
代表取締役
河畑 福太郎かわばた ふくたろう
1989年、大阪府岸和田市生まれ。2012年に阪南大学を卒業後、光触媒塗料の会社に入社。多分野で営業職を経験したのち、ITコンサルタントやM&A統合のPMOを経験。2020年、Marvel株式会社(現:FLARETECH株式会社)を設立し、代表取締役に就任。

現場の閉塞感を見てきた苦い経験が創業の原点に

―事業内容を教えてください。

 システム開発、インフラ設計、DX支援を主軸にサービスを展開しています。現在、プライム上場企業から成長中のベンチャー企業までの、多岐にわたるプロジェクトに携わっており、累計取引社数は500社を超えました。こうした急成長の原動力は、現場で活躍するエンジニア一人ひとりの力にほかなりません。当社の理念に共感してくれる仲間が全国から集まっており、現在、エンジニアの中途採用では月に約400名もの応募をいただくまでになりました。2020年の創業から短期間で、正社員数は200名以上の規模へと達しています。

―会社のどういったところがエンジニアから選ばれるのだと思いますか。

 本人の希望に沿ったスキルアップやスキルチェンジを叶えられる案件が豊富にあることだと自負しています。私たちの経営戦略の根底には「エンジニアの市場価値を最大化させたい」という強い思いがあります。そして、その先にあるのが「誰もが輝く社会を創る」という当社のミッションです。私たちが考える「輝く」とは、単に楽しく働くことではありません。エンジニア自身が数年後のキャリアの道筋を明確に描き、そこに向かって着実に成長を実感できている状態を指します。そのために営業サイドは、エンジニアの希望を最優先に考え、市場から価値ある案件を勝ち取ってくることに全力を注いでいます。会社とエンジニアが対等な立場でともに理想を追求できる環境こそが、選ばれる理由だと考えています。

―そうしたミッションを掲げているのはなぜですか。

 私自身の苦い経験が原点です。前職のIT企業では、会社の利益を優先せざるを得ず、エンジニアがどれほど現場で貢献しても、それを「給与」や「次のステップ」へ還元できない業界構造に強い違和感がありました。私自身はエンジニア出身ではありませんが、5年間にわたり現場の閉塞感を間近に見てきたからこそ、「エンジニアの市場価値を高め、その実績が正当に報酬や評価につながる場所をつくりたい」と当社を立ち上げたのです。その際、創業をともにしたのが取締役の髙木です。技術を知り尽くした現場のプロである髙木と、非エンジニアだからこそ本人の市場価値を客観的かつシビアに見つめられる私がタッグを組むことで、エンジニアの人生を支える最高のサポート体制が整ったと確信しています。

案件の幅広さを担保するため、営業職の比率を高めに設定

―ミッションを実現するため、どういったことに取り組んできましたか。

 まず、エンジニアが孤独にならないよう「称賛の文化」を大切にしています。客先常駐という働き方では、現場でのがんばりが会社に届きにくい側面がありますが、当社ではその小さな貢献や成果を営業担当がていねいに拾い上げ、表彰イベントなどを通じて全員で称え合う仕組みを徹底しています。自分の努力が誰かに見られているという充実感が、次の挑戦への活力になるからです。また、当社で特徴的なのは、営業職の比率を極めて高く設定している点です。これは、「称賛」を口にするだけでなく、エンジニアが心から望む案件を妥協なく探してくるという実益で応えるためです。営業とエンジニアが「ともに戦うパートナー」として機能するこの戦略こそが、自身の市場価値を高めていける土壌となっています。

―今後のビジョンを聞かせてください。

 システムインテグレーション事業をさらに強固にしながら、データ分析やAI活用、サイバーセキュリティといった最先端の技術領域へも果敢に事業を広げていく方針です。また、受託開発の体制を強化し、自社で一貫してプロジェクトを完遂できる力を高めることで、より多様な挑戦の場を創出していきます。将来的には、エンジニアの声を反映させた新規事業の立ち上げも視野に入れています。組織としては、現在の200名体制から、まずは1,000名という大台を目指します。これまでは中途採用がメインでしたが、今後は新卒採用も積極的に行い、次世代を担う若い才能を育成していくつもりです。規模が拡大しても、私たちの本質は変わりません。エンジニアが輝ける最高の舞台を用意し、一人ひとりが「自分らしい理想」を追求できる会社であり続けたい。その挑戦こそが、IT業界全体をより良くしていくと信じています。
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