INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

創業以来、成約件数が毎年倍増している注目の専門家集団
M&A後の支援にもこだわりを持つ、ゴエンキャピタルの強みに迫る
ゴエンキャピタル株式会社 代表取締役 前川 拓哉
Sponsored ゴエンキャピタル株式会社
M&Aの先を見据えた支援をモットーにしているゴエンキャピタル。そんな同社が、2024年、法人・個人の資産運用などを手がけるJパートナーの株式をM&Aで譲受し、グループ会社化した。M&A仲介を手がけるゴエンキャピタルが、どのようなきっかけで自らM&Aを実施したのだろうか。同社代表の前川氏と、グループ会社化を機にJパートナーの取締役会長となった舌古氏に、今回の合意にいたった経緯などを聞いた。
※下記はベンチャー通信92号(2025年3月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

株式会社Jパートナー
取締役会長
舌古 孝之ぜっこ たかゆき
1956年、三重県生まれ。1978年に早稲田大学商学部を卒業後、銀行を経てコンサルティングファームに入社し、経営コンサルタントとして中堅・中小企業の税務会計・経営指導に携わる。その後、独立起業を経て、2002年に株式会社Jパートナーを設立し、代表取締役に就任する。2024年、ゴエンキャピタル株式会社に株式を100%譲渡してグループ会社化したのを機に現職へ。

ゴエンキャピタル株式会社
代表取締役
前川 拓哉まえかわ たくや
1996年、群馬県生まれ。2018年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、大手M&A仲介会社へ入社。入社3年目には、全社営業成績達成率ランキング1位を獲得する。「M&A後まで見据えたコンサルティングファーム」として、2022年にゴエンキャピタル株式会社を設立し、代表取締役に就任。2024年、兼任で株式会社Jパートナーの代表取締役に就任する。
その高い志に惚れ込み、M&Aの提案を受け入れた
―Jパートナーではどのような事業を行っているのでしょうか。
舌古:2002年の創業以来、オーナー経営者などを対象に、ライフパートナーとしてのコンサルティング業務を行っています。具体的には、資産運用における証券や保険商品の提案といったフィナンシャルプランニングから、事業承継・相続に関する各種相談や相続税の申告、不動産の名義変更といった手続き代行、そのほか公正証書遺言、家族信託に関する業務まで幅広い支援を行っています。
―ゴエンキャピタルが、譲受企業としてJパートナーをグループ会社化するにいたった経緯を教えてください。
前川:Jパートナーの舌古さんが、自社の事業承継を目的としてM&Aを模索していた際、当社が仲介支援をしようとしたのが最初のご縁です。20年以上にわたってJパートナーが取り組んできた事業は、まさに当社がM&A後に強化していきたい支援領域でした。加えて、舌古さんに事業への想いを聞くと、「顧客であるオーナー経営者に寄り添いたい」という気持ちが伝わってきました。正直、同社に興味を持つ譲受企業候補は何社かありました。しかし、「我々がタッグを組んでオーナー経営者のM&A前後の支援をすれば、より大きな価値を提供できるのでは」と考えました。そこで、舌古さんに対し、当社からM&Aによるグループ会社化の提案をしたのです。
―その提案を受けて、舌古さんはどのように感じましたか。
舌古:前川さんとは何度かお話をしていたのですが、「オーナー経営者のM&A後の幸せを末永く支援したい」という想いにすごく共感していました。当社は、オーナー経営者の資産管理をしていますが、単に資産を増やすことだけが仕事ではありません。オーナー経営者の夢や目標に沿ってライフプランを設計することで、「幸せな人生を送ってもらう」のが使命だと思ってこれまで事業に取り組んできたのです。通常、M&Aの仲介事業はマッチングさえすればそれで仕事は終わりですが、前川さんは違い、私と同じ想いを抱いて会社を設立したことを知りました。その高い志に惚れ込み、「ゆくゆくは経営を退くが、ぜひこの人と一緒に仕事がしたい」と、M&Aの提案を受け入れたのです。
パートナーとして選ばれる、大きな理由ができた
―今回のM&Aにどのような価値を感じていますか。
前川:もともとM&Aの先まで見据えた支援をするために当社を設立したのですが、Jパートナーがグループ会社化したことにより、譲渡企業オーナーに対しては、M&A後の支援を前提とした提案をできるようになりました。昨今はM&A仲介会社が乱立する傾向にありますが、金融商品仲介業に登録したり、保険募集人の資格を持ったりしているようなグループ企業はおそらく当社くらいでしょう。これらがなければ、証券や保険商品の提案などは業法上できません。今回のことで、譲渡企業に対する「M&A後の支援領域」が拡大したのを実感するほか、当社がM&Aを支援するパートナーとして選ばれる大きな理由ができました。
舌古:今回、会社をゴエンキャピタルさんに譲渡することで、私自身、役員退職するより前倒しで個人資産を増やせました。結果、人生設計におけるキャッシュフローの収支が大きく変わったのを実感しました。75、80歳になってまとまった資産が手に入っても、できることは限られます。人生を幸せに生きるためには、M&Aはひとつの手段であり、「これをほかの経営者にも伝えたい」という使命感も生まれました。
舌古:今回、会社をゴエンキャピタルさんに譲渡することで、私自身、役員退職するより前倒しで個人資産を増やせました。結果、人生設計におけるキャッシュフローの収支が大きく変わったのを実感しました。75、80歳になってまとまった資産が手に入っても、できることは限られます。人生を幸せに生きるためには、M&Aはひとつの手段であり、「これをほかの経営者にも伝えたい」という使命感も生まれました。
―ゴエンキャピタルにおける、今後のM&Aの支援方針を教えてください。
前川:当社を通じてマッチングした譲受企業に対しては、さらなる業務拡大といったニーズに応じて、引き続きM&Aの仲介支援をしていきたいと考えています。譲渡企業に対しては、Jパートナーさんの力をお借りしつつ、M&A後も、資産運用の支援などを通じてオーナー経営者の「生きがいづくり」にも貢献していきたいですね。当社にとって、M&Aの仲介支援はあくまでゴールではなくスタートです。これからも「ご縁」を大切にして、譲渡企業と譲受企業との末永いお付き合いをしていきたいと思います。
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