INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

業界未踏の領域に挑む開拓者たち
急成長企業 エイトビットの魅力に迫る
Sponsored エイトビット株式会社
エイトビットが創業以来、事業の軸に据える「技術×教育×社会課題」。この理念を体現するモデルケースと位置づけられるのが、今年5月に立ち上がった新事業「&Her Works」である。同社が世に提示する次世代型の人材プラットフォームだが、この新事業の立ち上げを主導したのが、入社わずか3年目の石﨑氏。若き力が成長をけん引するエイトビットを象徴する存在の1人である。ここでは同氏に、入社後の歩みやそこでの成長実感、今後の事業にかける想いなどを聞いた。
※下記はベンチャー通信93号(2025年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

&Her Works Div. 係長
石﨑 佑真いしざき ゆうま
2000年、栃木県生まれ。前橋工科大学を卒業。在学時、学業と並行で、フリーランスエンジニアとしての活動を行い、WebアプリやWeb制作に励む。2023年4月、エイトビット株式会社に新卒入社。IT solution Div.にて営業、HR Strategy Div.にて人事の責任者などを経験し、2025年5月より現職に。
量をこなしてこそ見える価値、生まれる質が絶対にある
―エイトビットにおける石﨑さんの業務内容を教えてください。
今年5月に立ち上げた新事業「&Her Works」の事業執行を統括しています。&Her Worksは、すべての女性が年齢や環境に縛られることなく、自分らしく働くことを支援する女性向けのキャリア支援事業です。事業部長の大沼が女性として抱いた「想い」が事業開発の発端となったもので、人材プラットフォームを通じて社会課題解決を図るエイトビットの理念がまさに体現された事業といえます。女性が学んだ知識を活かし、自分に合った仕事や職場で働きながら、さらに学びを重ねてキャリアを築いていく。そのための基礎研修の場も提供していくのが&Her Worksの事業スキームになりますが、これを茂手木とともに数ヵ月間、土日もGWも文字通り「缶詰め」になって事業構想を練り上げました。現在はこの事業にまつわる女性求職者の採用、派遣先開拓の営業、研修メニューの構築といった事業の全体設計を、入社3年目ながらすべて任せてもらっています。
―まさに大抜擢ですね。その理由はなんだったのでしょう。
社内で誰よりも泥臭くミッションをやりきる意識の強さを見てもらえたのだと思います。泥臭く向き合わないと見えない価値や、量をこなさなければ生まれない質って絶対にあると私は思っていて。そこには、学生時代の経験も影響しているのかもしれません。大学受験に失敗した私には、「このままでは人生が終わってしまう」との焦りがあり、学業の傍らでフリーのエンジニアとして勤しんだ時期がありました。その時期は、「1日テレアポ100件」や「1日開発15時間」などのミッションを自分に課し、まさに修行のような日々を送っていました。その過程で、愚直に量をこなすからこそたどりつける「物事の本質」を理解できるようになっていったのです。もっとも、エイトビットでの日々で、それまでの認識が塗り替えられることになりますが、その経験があったからこそ、エイトビットにも巡り合えました。
―詳しく聞かせてください。
私は、就職活動を経て早くに大手企業からの内定を得ていたのですが、その後もずっと「このままでいいのか」という違和感は残ったままでした。エンジニアとして身を削る思いで、苦労をしながら仕事をする感覚が実は楽しくて、充実感を持てていたことに気づき始めていたのです。大手企業で今後、果たしてそうした経験ができるのか疑問が残っていました。そしてついに、卒業間近の大学4年生の2月、親の反対を押し切って就職活動をゼロからやり直すことを決断し、60社以上のベンチャー企業の選考を受けた末に選んだのがエイトビットでした。パーパスやビジョンに対する共感や、成長環境としての期待もありましたが、なによりも魅力だったのは、人材業界で誰もが知る茂手木や、業界で実績を築いてきた深澤といった有能な経営者が当社のようなベンチャー企業に在籍し、間近で薫陶を受けられることで、まさに奇跡的な環境だと思いました。
書き換えられていった「やりきる」のレベル感
―実際に入社後は、期待していた成長環境はありましたか。
期待以上でしたね。私の場合、入社前から大手顧客との商談の場に同席させてもらったこともありました。入社して数ヵ月は営業職として地道な業務に励みましたが、その年の冬にはいきなり「採用責任者」に任命され、億円単位の予算を持たせてもらいました。その後も会社のマーケティング戦略やリブランディング施策の練り直しなど、毎週のように経営陣と膝を突き合わせて議論を重ねる経験もできました。エイトビットは、本当に「求めれば機会を与えてもらえる環境」なんだと実感しました。この&Her Works事業も、茂手木からの呼びかけで、「新規事業をやるぞ。缶詰めで考えよう」と。そこからは、目の前の「できない」をどうやって「できる」に変えていくか、という答えのない模索の日々でした。茂手木クラスの人間は「ここまで細部にこだわるのか」「ここまで徹底して考え続けるのか」と衝撃の連続で、「やりきる」や「考え抜く」のレベル感は私の中で次々と書き換えられていきました。
私は、成長の定義を「経営者視点を持てるか否か」だと受け止めていて、その経営者視点は「自責思考」「当事者意識」「コミット力=達成思考」の3要素に分解できると考えています。この3つこそ、まさにエイトビットでの経験で大きく磨かれた能力だと思っています。ですから、いまが人生で一番楽しいですね。あのまま大手企業に進んでいたら、この楽しさはきっと味わえていなかったでしょう。この環境に巡り合えた自分は本当に運がよかったです。
私は、成長の定義を「経営者視点を持てるか否か」だと受け止めていて、その経営者視点は「自責思考」「当事者意識」「コミット力=達成思考」の3要素に分解できると考えています。この3つこそ、まさにエイトビットでの経験で大きく磨かれた能力だと思っています。ですから、いまが人生で一番楽しいですね。あのまま大手企業に進んでいたら、この楽しさはきっと味わえていなかったでしょう。この環境に巡り合えた自分は本当に運がよかったです。
―事業とともに、石﨑さんご自身の今後の成長ビジョンを聞かせてください。
&Her Works事業は、これまでITを主戦場にしてきたエイトビットが、IT以外の領域で人材を切り口に社会課題解決を図る最初のモデルケースですから、大事な事業です。会社としては、&Her Works事業の売上高を3年間で10億円に引き上げる目標を掲げていますが、私としてはその2倍の20億円をめざしています。会社全体の売上は数年後に100億円が視野に入っていますが、私は20代のうちにエイトビットを1,000億円企業へと導きたいです。事業でどれだけ人や社会に価値を提供できたかを測る指標そのものといえますから、数字にはこだわっていきたいです。「世界と、調和する」というエイトビットのパーパスを体現し、社会に届けるこの価値の大きさこそ、私がこれからも走り続けるための原動力にほかなりません。
先ほど紹介した、エイトビットにとって今後の飛躍を占う新事業、&Her Works。その事業開発の発端となったのは、ある1人の女性が働くなかで抱いた、「女性って、なんか生きにくい」という切実な想いだったという。もっと自由に、自分らしく働ける選択肢があってもいいのではないか、と。その想いの主こそ、現在、&Her Works Div.で事業部長を務める大沼氏である。自らの実体験をもとに、エイトビットのパーパスを実践する同氏に、事業にかける想いなどを聞いた。

&Her Works Div. 事業部長
大沼 采奈おおぬま あやな
1996年、東京都生まれ。アイドル活動やインフルエンサーとしての発信を経て、社長秘書として経営の現場を経験。2024年1月にPLUME株式会社を設立し、代表取締役に就任。2025年5月、エイトビット株式会社に入社し、現職。
女性たちの声から生まれたプロジェクト
―大沼さんは、異色の経歴を持つ事業部長だと聞きました。エイトビットへの入社のきっかけを教えてください。
私はかつて、アイドル活動をしていたのですが、その後は、当時のつながりやSNSによる発信力を活かして、インフルエンサーとして活動してきました。発信する内容はファッションやグルメ、生活情報など幅広いですが、そこに共通する視点は、女性として自分らしく、豊かに生きていきたいというものです。そのインフルエンサー活動の傍らで、企業のSNS運用支援などを手がけるPLUME(プリュム)という会社の代表も務めているのですが、そこで知人の紹介により知り合ったのが茂手木でした。その際、「人を惹きつけ、輝かせるセンスは、いまもっとも企業に求められている力だ」という茂手木の言葉が強く印象に残って。「その情報発信力で企業のリアルを伝えられれば、採用のミスマッチを減らせ、人材市場そのものをアップデートできる」との言葉をきっかけに、エイトビットの広報活動全般を手がけるようになりました。
―新事業である&Her Worksの立ち上げにも、大沼さんが関わっているそうですね。
そうなんです。私はアイドルをやめて3年半、セカンドキャリアを積みたいと考え、ある会社で一般職として勤めていた時期があるんですが、そこでの現実には理想とのギャップや違和感があって。年齢で扱いが変わったり、女性特有の健康課題に対して職場の理解が足りなかったり、結婚や出産をすると「現場に戻ってきてくれるな」という空気がありありとしていたり。実際に、一般事務派遣で、結婚・出産後に仕事復帰する女性は半分にも満たないというデータがあり、私の周りも確かにそうでした。
―世の中ではいま、「女性活躍」が叫ばれていますが。
確かにそうなんですけど、実際に活躍できるのは、仕方なく結婚も出産もあきらめた「猛烈戦士」のような女性ばかりで、そこに共感できる女性って、実は少ないはずだっていう想いもずっとあったんです。世の中ではよく「人手不足」といわれているのに、なぜこんな現実があるんだろうと。私自身も将来、結婚や出産というライフプランを控え、将来に対する漠然とした不安が増すなかで、「女性って、なんか生きにくいな」って思うようになりました。自分の環境やペースに合わせて、「ちょっとだけ頑張れば、自分らしく輝ける」ような選択肢があってもいいんじゃないか、と。そんな経験や想いを茂手木との会話で話したことが、&Her Works事業を立ち上げるきっかけになったため、この事業はいわば、「女性たちの声から生まれたプロジェクト」だと思っています。
女性の感性が、社会を豊かにしていく
―そうしたご自分の想いが1つの事業を生んだことを、どう受け止めていますか。
事業化が進んでいく過程は驚きの連続でした。想いが形になるスピードを目の当たりにしながら、「社会って、本当に動かせるものなんだ」と、これまでの私の価値観が塗り替えられる経験でもありました。「想いがある」だけじゃなく、それを「行動に移す力」「やりきる力」があるというところが、エイトビットのすごさだと思いますね。
&Her Works事業を立ち上げる際に、私たちが考えたのは、女性のキャリア問題は、必ずしも本人の努力や意欲の問題ではなく、それを実現するための「仕組みの不在」に原因がある、ということでした。ですから、&Her Worksでは「女性のキャリアを、仕組みで支える」というテーマを掲げており、制度や教育といった環境を整え、SNSによる情報発信を通じて女性の意識そのものにもアプローチすることをめざしています。
&Her Works事業を立ち上げる際に、私たちが考えたのは、女性のキャリア問題は、必ずしも本人の努力や意欲の問題ではなく、それを実現するための「仕組みの不在」に原因がある、ということでした。ですから、&Her Worksでは「女性のキャリアを、仕組みで支える」というテーマを掲げており、制度や教育といった環境を整え、SNSによる情報発信を通じて女性の意識そのものにもアプローチすることをめざしています。
―詳しく教えてください。
たとえば、キャリア支援プログラムとしては、「入社前研修」を充実させ、再就職や転職に必要なスキルやマインドセットを体系的に学べる仕組みを提供しています。エイトビットには、ITエンジニアの教育環境もあるので、そうしたキャリアパスも示せます。また、企業とのマッチング支援においては、単なる求人紹介ではなく、個々の女性の事情に合わせた「働きやすさ」や「共感」を大切にした、相互理解のあるマッチング支援を提供しています。そして、私がもっとも得意とするSNSを通じたライフスタイルの発信によって、「こんな会社もあるんだ」「こんなキャリアもあるんだ」といった働く女性にとっての新しいロールモデルを提示していきたいと思っています。こうした一連のアプローチによって、「無理しすぎなくても、ちょっとだけ努力すれば輝ける」というような女性の働き方の再定義をすることこそ、&Her Worksがめざしたい提供価値です。
―今後、事業をいかに育てていきますか。
女性が活躍できる環境は、「女性のため」にとどまらず、人口減少や人手不足が深刻化していく未来において不可欠なインフラであり、まさに社会をアップデートすることだと思っているんです。女性の感性が社会を豊かにしていくことはたくさんあると思っていますから、私自身、自分のできる領域で活動の幅を広げています。最近では「&Salada」という、有機野菜を中心としたサラダボウル専門店のブランドも立ち上げ、「健康的で、気分のあがるランチ」を提供し始めています。&Her Worksも&Saladaもインフルエンサー活動も、私の中では「女性のキャリアとウェルネスを支える」という大きなストーリーの一環です。これらの活動の先に、働く女性たちのあいだに「希望の連鎖」を生み出せるとしたら、これほどうれしいことはありませんね。
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