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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

Y&I Group株式会社 代表取締役 髙橋 悠太

人生を切り拓く「機会」を創出するビジョナリーベンチャー

Y&I Groupの魅力に迫る

Y&I Group株式会社 代表取締役 髙橋 悠太

「自分の強みを発揮できる分野をつくれた」「会社の後押しがあって新たなキャリアに転身できた」「自らに与えられたポジションで、新しい事業づくりにチャレンジしてみたい」―。メンバーたちが語るこれらの言葉は、主体性と希望に満ちていた。そこには、理想とする働き方や生き方を実現するため、自らの人生を切り拓こうとする力強さが感じられた。
そうしたメンバーたちが活躍するY&I Groupは、人生の理想を実現するための「機会」を創出し、社員に与えることを理念に掲げている。機会を与えられたメンバーたちは飛躍的な成長を遂げ、その成果は、会社の成長や、事業の多角化といったかたちで表れ始めている。
本特集は、そんなY&I Groupにおいて、機会を提供する側の経営陣と、与えられた側のメンバーたちをそれぞれ取材。彼ら・彼女らの言葉から、Y&I Groupの魅力を探ってほしい。
※下記はベンチャー通信88号(2023年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
2016年に創業し、各種システム開発やプログラミングスクールの運営など、さまざまなIT関連事業を手がけるY&I Group。おもに「エンジニア未経験者」を採用、育成して事業を拡大してきた同社はいま、社内で生まれた事業を相次ぎ分社化するなど、多角化の動きを強めている。同社が多角化を進める背景について、代表の髙橋氏は「創業当初から変わらない、人づくりに対する想いがある」と語る。それはいったいどのような想いなのか。同氏に詳しく聞いた。

会社は個のため、個はチームのために

―事業内容を教えてください。

 おもにIT関連事業を展開しています。具体的には、ホームページ制作やシステム開発、プログラミングスクールの運営などを手がけています。2016年の創業当時は人材のサービスが主力でしたが、2019年頃からIT関連事業に大きく舵を切り、エンジニア未経験者の採用を増やし、業容を拡大してきました。ここ数年はグループ会社も新たに立ち上げ、SES事業や店舗向けのコンサルティング事業なども提供しています。当社がIT関連事業に軸足を移す前には20名ほどだった社員数は現在、グループ会社を含め約400名にまで増え、売上高も毎年右肩上がりで推移しています。

―業容が拡大している要因はなんですか。

 会社が社員に「投資」し、社員が還元するという循環を重ねてきたことです。当社のエンジニアの多くは入社当時、文字通り「全くの未経験者」でした。つまり、当社の成長はまさに、社員に教育や挑戦の場を与え続けてきた成果そのものなのです。我々は、会社が大切にすべき価値観を「会社は個のため、個はチームのために」と表現しています。「個はチームのために」という言葉には、「社員は自らの成長をまずはチーム単位で還元していこう」という想いを込めています。個々の社員がそれぞれのチームで力を発揮してきた結果として、事業の成長や多角化が実現してきたと私は考えているのです。これに対し、「会社は個のために」という言葉には、会社が個々の社員に向き合い、「機会」を創出し、与えていくべきだという想いを込めています。

機会をつくる側に立つことが、自分のミッションと考えた

―ここで言う「機会」とは、どのようなものですか。

 人が成長するための、あらゆる「チャンス」や「きっかけ」を意味しています。多くの人にとって、内面的な成長を自発的に遂げることは簡単ではありません。しかしそれでも、外部からきっかけをひとつ与えられることで、強い責任感が芽生えたり、飛躍的な成長を遂げたりする人も少なくありません。そこで当社では、伸びしろの大きな社員に対し、責任の重い仕事やポスト、権限を与え、視座を数段高めてもらうようにしています。アルバイトと責任ある正社員とでは、同じ仕事でも見え方が異なるように、視座を高くした社員も、それまでと全く違う景色を見られるようになり、より高みを目指す意欲がわいてくる。そうした機会を創出し、社員に与えていきたいのです。

―「機会を提供したい」という想いを髙橋さんが持つようになったのはなぜですか。

 私自身の就職活動での経験がきっかけでした。私は高校を卒業してすぐに就職活動を始めたのですが、求人情報誌をどれだけ集めてみても、私の学歴と経歴で働ける職種は非常に限られていました。生活や収入、やりたいことなど、自分の理想の将来像を考えると、このとき見つけた仕事でそれを実現するのは無理だなと思ったんです。自分の理想の将来を実現するには、自ら道を切り拓いて機会をつくるしかありませんでした。

 そこから私は自ら機会を創出し、複数のベンチャー企業を経て、Y&I Groupを立ち上げたわけです。起業の動機は、経営者として社員たちのために「機会をつくる側」に立ち、社員たちの可能性を広げていくことでした。自分が「仕事」や「将来」のことで深く悩んだ経験があるからこそ、同じような若者に機会をつくってあげることが自らの使命と考えるようになったのです。

―今後のビジョンを聞かせてください。

 当社では、「何年後に年商を何億円」「グループ会社を何社つくる」といった数値目標はあえて掲げていません。具体的な目標を掲げることで、かえって可能性を抑えてしまうと考えるからです。会社としては今後もひたすら新たな事業やポストをつくり、社員に「機会」を与え続けていくだけです。当社に入った社員たちは、20代でスキルや資格を身につけた後、30代では自らの強みをもっとも発揮できる領域を見極め、市場価値をさらにスケールさせていける。そんな働き方を実現できる会社にしていきます。
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